ビジネス街である麹町や半蔵門風辺のランチスポットは、平日のみの営業も多く、週末はランチ難民になることもしばしば。特に日曜日は定休日にしているお店が多く、麹町での外食は選択肢が限られるもの。
日曜日のランチタイム、麹町周辺で営業している数少ないお店の中のひとつイタリアンの「フィオーレ」に行ってきました。
老舗インド料理「アジャンタ」の隣のビルの地下にあります。
ランチタイムは様々な種類のパスタメニューがあります。
伺った日は、春キャベツや菜の花など季節の食材を使ったメニューなどパスタとグラタンがあり、いずれもスープとパンが付いています。
こちらのランチ、妻の会社の同僚の間で味も盛りもよいと評判が高く、特に大盛り好きの方がこぞって「満腹パスタランチ」を選んでいます。
お店に入ろうと階段を降りると、「お弁当全品700円」の看板。棚の上にはいろいろな種類のお弁当が並んでいます。
お弁当の中身は、パスタにオムライスなどの組み合わせなど、バリエーション豊富。平日のランチタイムにこのあたりと通るとお弁当を購入するお客さんをよく見かけますが、お目当てはこのお弁当だったのですね。
店内に入ると2人掛けのテーブルに案内されました。先客は2人、その後、続々とお客さんが入って来られ、12時前には満席になっていました。
妻の勤める会社でもこのお店のファンは多いのですが、そこまで人気店とは知りませんでした。
ランチメニューは入口にあったパスタの他、あさりやしらすなど季節の素材を使ったものがありましたが、既に食べたいメニューを決めていたので、入店と同時にオーダー。
テーブルの上には粉チーズと唐辛子オイル、自由に掛けられるスタイルでとてもおおらか。
オーダーを終えるとすぐにスープとパンが運ばれてきました。
スープはとろみのある濃厚なコーンスープ、とてもなめらかでパンが進むお味。少な目なので、お代わりしたくなってしまうほどの美味しさ。
パンはフランスパンのようなシンプルなもの、パンと一緒に供された自家製のディップが美味しくて驚き。クリームチーズにガーリックをなどを加えたもの。ディップの美味しさでもパンが進み、パスタをいただく前なのに、満腹になってしまいそうな勢い。
パンはお代わり可能なのですが、パスタをいただく前なので、ぐっと我慢。しばらくするとパスタも運ばれてきました。
■ 春キャベツと菜の花、ブロッコリーのプリマヴェーラ風スパゲッティアンチョビ風味(1,100円)
妻は、春の食材に惹かれ、オイル系のパスタに。
運ばれてきた瞬間、ガーリックの風味がテーブルに広がり期待が高まるもの、アンチョビの塩味が効いたオイルソースに、菜の花の苦みが効いたお味、シンプルで美味しいパスタです。
ガーリックの風味と唐辛子のピリッも良く効いています。春キャベツはシャキッとを期待していたのですが、とても柔らかく、加熱したことで、しんなりしてしまっていたのが少々残念。サラダのような食感を期待してしまったのが間違っていました。
さほど多くないように見えましたが、プレートが大きく、ボリューム満点。すべていただくのに少々難儀するボリューム感でした。
■ 揚げ茄子とモッツァレラチーズ、トマトソースのスパゲッティ(1,100円)
チーズ好きの夫はチーズのパスタを選択。茄子は長茄子をそのまま揚げたもの、つながったままでしたので、ナイフとともに供されました。
スパゲッティにシンプルなトマトソース、チーズと茄子の美味しさをストレートに味わえるもの。もっちりした食感の太目のスパゲッティが美味しく、こちもボリューム満点。
「満腹パスタランチ」ではないメニューを選んだにもかかわらず、相当のボリュームで比較的大食漢の夫婦でも完食できるか不安になるくらい。「満腹パスタランチ」を選んでいたら完食できなかったかもしれません。
パンについていたディップがとても美味しかったので、次回はパンを中心に楽しめるようボリュームの少なそうなメニューを選ぼうかとおもっているところ。パスタの種類が多いので、続いて通っても飽きないと思います。昼に近くを通った時にメニューチェックしておこうと思っています。
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