「マツコの知らない世界」で紹介された「焙じ茶モンブラン」を食べに表参道にある「カネ十農園」に行ってきました。
妻は静岡の出身ですが「カネ十農園」という名前は初めて聞くお茶屋さん、実家でお茶といえば「竹茗堂」から買うものと思っていたので、どのようなお茶屋さんなのか興味津々、ほうじ茶のモンブランなるスイーツもモンブラン好きの夫婦としては非常に興味がを持ち、一度食べてみたいと、早速、週末に行ってみました。
表参道から住宅街に入った静かなエリアにあります。店先には写真付きのメニュー紹介があるなど、入りやすい雰囲気。同じ建物には、チーズ屋さんと眼鏡屋さんが営業されていて、おもしろい組み合わせです。
伝統を感じるデザインの暖簾です。左側の扉からお店に入ります。
カネ十農園は1階奥のエリアにあります。
看板の矢印に沿って入店します。
最初に目に入ったのは、おしゃれなデザインの袋に入ったお茶。
煎茶、棒茶、粉茶、焙じ茶など、色々いな種類の緑茶が販売されています。こちらのお店では、店内のカフェでお茶とスイーツを楽しむほか、カネ十農園の緑茶を購入できます。
カフェを利用する場合は、入口付近にあるメニューを見て注文、先に代金を支払ってからカウンター席に案内される方式。
スイーツは「マツコの知らない世界」で紹介されていた「焙じ茶モンブラン」(1,250円)と「苺煎茶モンブラン」(1,350円)の2種類、いずれも、お茶(温かいもの、冷たいものから選べます)が付いています。
その他、煎茶、棒茶、焙じ茶などのお茶や煎茶・焙じ茶のラテなどドリンクメニューもあります。
この日の目的は、「焙じ茶モンブラン」をいただくこと、初志貫徹で注文し、料金を払ってから案内されたカウンター席に座りました。
カウンターの向こうには、用意されている茶葉と急須、湯冷まし、茶筅休めなどがきれいに整列しています。湯冷ましや茶筅休めなどがきちんと用意されているのは、さすがお茶屋さんです。
茶筅は、茶筅休めにかけておかないと、茶筅の先にくせがついてしまうことを、茶筅をみて久しぶりに思い出しました。
カウンター席の天面は、畳敷きと珍しい造り。畳がテーブルになるのには少々違和感があるものの、手触りがよく、香りもよいので、こういった趣向もよいかなと思いました。
セットの飲み物は温かいものをお願いしたところ、焙じ茶が用意されました。そして、モンブランは注文を受ける都度、目の前で作られていきます。
■ 焙じ茶モンブラン(1,250円)お茶つき
カウンターの中で作られたモンブランが来ました。カウンターにモンブランを出す時に、スタッフの方が、モンブランを揺らすパフォーマンスをされたので、くすっと笑ってしまいました。動画投稿サイトを意識されているのでしょうか。
プリンの上にマロングラッセを乗せ、その上にマロンクリームをたっぷり絞り出し、焙じ茶の粉末をふりかけ、最後に大粒のマロングラッセをトップに飾ると完成!
マロングラッセが艶やかでとても美味しそう、目の前でモンブランができるまでの過程が見えていたので、モンブランの構成がよくわかりました。
では、いただきます。
いただいてみると、焙じ茶プリンの部分が3層になっていました。クリームが多いまろやかな層とお茶の濃さが異なる層があり、プリンというよりもババロアに近い食感のもの、焙じ茶の香りがしっかりしています。
マロンクリームの部分は、マロンそのものにクリームチーズを混ぜたもので大変濃厚なお味、焙じ茶の粉がかかっていますので、クリームからもほうじ茶の香りが感じられます。
プリンの大きさが想像よりも大きく、そして、マロンクリームにクリームチーズが入ったことでより重さを感じるお味で、相当のボリュームがありました。夫婦ともにたっぷりスイーツが好きですが、1個いただくと胸がいっぱいになるほど、この日はお昼ごはんが食べられませんでした。
焙じ茶とマロンの組み合わせもプリンに合わせるという発想もよいのですが、クリームチーズが入っているのは好みがわかれるところかと思います。純粋に栗のモンブランが好きな方には、「クリームチーズが入っていないマロンクリームで食べてみたい」と思うお味でした。
焙じ茶はとても香りがよいもの、さすがこだわられていると思いましたが、ポットに作り置きを用意されていてそこから注がれる形、カウンターの中の様子が見えてしまうのもと思いました。
途中、濃厚なモンブランのお味にお茶が欲しくなり、焙じ茶のお代わりをお願いしていただきました。
焙じ茶の香ばしい香りにプリンとマロンクリームの組み合わせは秀逸で美味しいと思いましたが、クリームチーズが入っているので、いわゆるモンブランとは一線を画したスイーツと思いました。モンブラン好きには、クリームチーズなしのマロンクリームで実現してもらえると嬉しいですね。
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