4月以降在宅勤務が続いていましたが、最近は会社に行く日が増えてきました。会社に出社した日のランチは自席で自宅から持参したお弁当を食べています。以前は会社内の食堂を利用していましたが、ソーシャルディスタンスを意識した座席配置で同僚とのランチといった雰囲気でなくなり、そもそも出社日を意識的にバラバラにしているので会社で同僚と会う機会も減っていて、ひとりで静かにランチをする日々が続いています。
先週、久しぶりに同僚と出社日が重なり、ランチを一緒にすることになり、「じゃあ外食!」とポルトガル料理の「マヌエル・カーサ・デ・ファド」に行ってきました。
緊急事態宣言後、1か月間ほど休業されていましたが、5月からテイクアウトを併用して営業再開されています。再開後伺うのは2回目、12時過ぎに伺うと、お客さんの入りは少なく、まだまだ在宅勤務や外食を避けるお客さんが多いのか、以前では考えられないほど空いています。
テーブルに案内されると、スタッフから「ランチメニューが変わって、ボリュームのあるサラダが付くようになりました」との案内。
メニューを見ると、これまでメインの他に、スープ、前菜とミニサラダ、食後のドリンクがついていたランチメニューが、スープとボリュームのあるサラダ、食後のドリンクのセットに変わり、お値段は据え置き。サラダをたくさん食べたいので、ちょっとうれしい変化。
数あるメニューの中から、イワシのオーブン焼きをオーダーしました。
■ イワシのオーブン焼きモーリョベルデソース(1,200円)
最初にスープとサラダ、パンが運ばれてきました。
リニューアルされたサラダは具だくさん、スタッフの説明通り、ボリュームがあります。ミックスリーフ、水菜、トマト、きゅうり、ハム、ひよこ豆、枝豆などが入った食感が楽しめるもの、以前メニューにあったサラダランチを思い起こすもの、これはうれしい変化です。
こちらのお店のサラダランチをよくいただいていたのですが、営業再開後、サラダランチがなくなりとても残念に思っていたので、このメニューチェンジは大歓迎。サラダもメインも楽しめるのが良い点です。
この日のスープはジャガイモの冷たいスープ、夏らしい一品で美味しくパンも進みます。
ほどなくメインも運ばれてきました。イワシを丸のまま、オーブンで焼いたお料理です。
「イワシのオーブン焼き」という名前から想像していたのは、イワシを開いてパン粉焼きにしたものだったのですが、想像を覆すもの、メニュー名通りのお料理です。
上身からナイフを入れていただいてみると、脂が適度に乗った美味しいイワシ、口に含んだ瞬間、思わず「美味しい」と口にしてしまうほど、小骨がすっと外れとても食べやすいのは新鮮な証拠です。ワタが入ったままのイワシですが、全く苦みがなく丸ごといただけました。
そして、さらに驚いたのは、添えられていたソース「モーリョベルデソース」との相性の良さ。メニューを見たときに聞き慣れないソースの名前だったので、スタッフにどんなソースなのかを尋ねると、「玉ねぎのすりおろしにビネガーとオリーブオイルを入れたものです。ご自宅でも簡単に作れますよ。」との説明、ビネガーの酸味と玉ねぎの風味がイワシとよく合い、さらに美味しさを増していました。
シンプルなお料理ですが、組み合わせでここまで美味しくなるのかと驚いた一品、このお料理は一押しです。なお、イワシが運ばれてきたときに、箸で食べたくなり、スタッフにお聞きしてみたところ箸の用意はないとのこと、マイ割りばしを持参するのがよいかもしれません。(次回は、持参しようかと思っています。)
美味しいサラダとメインを楽しんだ後は、食後のドリンクをいただき、ランチを終えました。
お客さんが少なくなり営業に苦戦されていると思いますが、美味しいお料理がいただける貴重なお店、このまま営業を続けてほしいと願っています。イワシの季節はまだこのメニューがあるようなので、また伺いたいと思っています。
【後日談】
イワシの美味しさにはまり、このランチの後、新鮮なイワシが手に入ったので、週末にわが家でもイワシのオーブン焼きにトライしてみました。塩、コショウにタイムを振り、オリーブオイルをかけてオーブンで焼き、ソースはホワイトバルサミコ酢がないので、普通のバルサミコ酢で作ってみると、まさにお店の味!とても簡単で美味しいお料理に仕上がって驚きました。お店のお料理をヒントに作ってみて正解!、わが家でもリピートしようと思いました。
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