【2024年9月利用】仁川国際空港第1ターミナル アシアナビジネスラウンジ~本拠地空港のフラッグシップラウンジは3か所、丁寧で上質なサービス提供を目指している姿勢が感じられるラウンジ

空港ラウンジ

2024年9月のニューヨーク旅行は往復ともにアシアナ航空ソウル経由の乗継便利用、往路、復路とも乗り継ぎ時に仁川国際空港にあるアシアナ航空のラウンジを利用しました。

仁川国際空港のアシアナ航空ラウンジを最後に利用したのは2011年11月と10年以上前、場所も内容もすっかり変わっていました。

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仁川国際空港のアシアナ航空ラウンジ

仁川はアシアナ航空の本拠地、ラウンジサービスが最も充実しているはずと、アシアナ航空のラウンジを利用するつもりでしたが、念のため、事前に仁川国際空港で利用できるスターアライアンス系航空会社ラウンジの種類や場所、営業時間など最新情報を確認しておきました。

検索で利用したのは、スターアライアンスのホームページにある「Lounge Finder」です。

検索してみると、アシアナ航空のラウンジは4か所、そのほか、シンガポール航空ラウンジがあることがわかりました。

航空会社 営業時間 場所
アシアナ航空ビジネススイートラウンジ 5:00-22:00 ゲート11
アシアナ航空ビジネスラウンジ 東EAST 5:00-22:00 ゲート11
中央CENTRAL 6:00-22:00 ゲート26
西WEST 6:00-00:30 ゲート42
シンガポール航空シルバークリスラウンジ 6:15-10:50
13:45-16:25
20:45-23:30
ゲート29

アシアナ航空は4か所ありますが、ビジネススイートラウンジは、ビジネススイート(旧ファーストクラス)利用者とアシアナ航空マイレージプログラムの上級会員のみが利用できるラウンジ、今回私たち夫婦が利用する航空券では利用できないもの。

残り3か所は営業時間こそ異なるものの、ラウンジで提供されているサービスの種類や内容に違いはないとのことでしたので、当日の搭乗口に近いラウンジを利用することにしました。

(念のため3か所覗いてみましたが、内容の雰囲気も構成も全く同一、どのラウンジにいるのが区別がつかないと思うくらいでした)

アシアナ航空が発着するターミナル1のレイアウトはこのような形状、ラウンジは手荷物検査後すぐの扇型の部分に分散して設置されています。扇型のエリアを歩くだけならばさほど大きくありませんので、どのラウンジを利用してもよいかなと思いました。

詳細の位置は、各所にある案内標識に示されているので、見つけやすいと思います。

アシアナ航空ビジネスラウンジ西(WEST)とシンガポール航空シルバークリスラウンジは、それぞれゲート42とゲート29と場所が離れているのではと思ったのですが、実はすぐ向かい側。桟橋の根元部分に位置しているのでゲート番号が離れてしまっていただけでした。

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入り口

中央(CENTAL)

往路では、5時すぎに空港に到着、ラウンジは中央CENTRALを利用しました。6時のオープンを前に利用のお客さんが複数お待ちの様子、早朝到着のお客さんのようでした。

6時にオープンすると順次ラウンジ内に。入り口付近には自動改札があり、搭乗券をかざして入場する方式。これはとてもスムース、入場できる権利のある人しか入場できません。

東(EAST)

復路では東EASTを利用してみました。早朝5時すぎの到着、まだ到着便が少なくゲート付近を歩くお客さんは少ない状態。

エスカレーターを上がると、アシアナマークがお出迎え。こちらにはビジネススイートラウンジもあるので、メインのラウンジでより豪華なのかもしれません。

エスカレーターを上がると左手が「ビジネススートラウンジ」、右手が「ビジネスラウンジ」と入り口が分かれます。どちらも自動改札があって搭乗券をかざして入場します。

左側の「ビジネススイートラウンジ」に入ってみたい衝動にかられましたが、権利なく・・・残念。ただ、この後、搭乗前にゲートでピンポンがあり、搭乗券が交換され、「ビジネススイート」にアップグレードされて東京へ帰ってきたのですが、チェックイン時にその搭乗券がもらえていれば「ビジネススイートラウンジ」に入ることができたかも・・・などと妄想しました。

以下、ラウンジ内部の様子を紹介します。どのラウンジもサービス内容、什器、軽食類など、完全の同じではと思うほどそっくりなので、一部両方のラウンジ内部の写真が混ざって紹介されています。その点ご留意ください。

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シーティングエリア

ラウンジ内部はとても広く、開放感があります。ターミナル4階、出発ゲートの上階にあたる部分にあり、天井高があって広々としています。

座席は1人用のソファが中心、いずれも深く腰掛けられるゆったりタイプで落ち着けます。

お2人さま向けの並び席もあり、夫婦で話しながらくつろげます。

10年以上前に利用した時の印象は、ライブラリー風のシェルフ棚だったのですが、今もその雰囲気が残っていました。

PC作業用のカウンターもあり、ここで空き時間にPC作業などして過ごしていました。

少な目ですが、4人掛けのテーブル席も。

大人数席も一応あります。

軽食コーナーに近い場所には食事をしやすいテーブル席があり、全体に使いやすい構成と思いました。

書斎でくつろぐ雰囲気を目指していたのでしょうか。

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仮眠スペース

一番人気のあったのは、おひとりさまのおこもり席。オットマンがあって休息できるシート、足を延ばしてくつろげるのはこのタイプの席だけのようでした。

囲まれているのでプライベート感があって落ち着ける席、朝一番で入場した時は座れますが、その他の時間は常に満席で、フロア席がガラガラでもこのエリアの席だけは先に埋まるようでした。

常連さんが多いのか、入場後、この席を目指す方がとても多くいらっしゃいました。

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シャワールーム

ニューヨークからの帰国のフライトは深夜便でしたので、到着後ソウルでシャワーを利用させてもらいました。ラウンジのオープンは5時、私たちがラウンジに入場したのは5時20分くらいでしたが、この時点でシャワーの待ち行列が10名、ブースが3つでしたので、順番が来るまでは相応の時間がかかりました。

乗り継ぎ時間が少ない場合は、ラウンジに入場するときに入り口のスタッフさんにシャワーの予約を入れておくのがよさそうです。

結局利用できたのは6時半前くらいでした。

スペースの広さや設備などはANAラウンジのシャワールームとほぼ同じ、使い勝手も同様の印象。ドライヤーやアメニティなどもありますので、手ぶらでの利用が可能です。

着替え用のベンチになぜかサンダル・・・サンダルがあるとドミトリーのシャワールームのようです。

シャワーはレインシャワーとハンドシャワーの2タイプ、いきなり冷たい水をかぶることはありませんので、安心して利用できます(笑)

バスアメニティのブランドは「ダウ」、ラウンジで「ダウ」を使っているのを見たのは初めてでした。ちょっと庶民的な雰囲気です。

そのほか、髭剃りやヘアジェルなどもありますが、女性用の化粧品はありません。男性の利用を主に想定しているのではと思われます。

なお、この髭剃り、切れ味がとてもよかったようで、夫は気に入ったと旅行先での調達時の情報としてブランドをメモしていました。

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バーエリア

さすがに朝からアルコールの方はお見掛けしませんでしたが、バーの準備も整っています。

セルフサービス形式で、お好きなものを、になっていました。

ソーダ類も揃っていましたので、夕方以降た盛り上がる方も多いのではと思いました。

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軽食コーナー

朝ごはんの時間でしたのでメニューは朝ごはん向きのもの。

最初に目に入ったのは、カップ麺の山。韓国のラウンジでは皆さんカップ麺を召し上がる習慣があると聞いていましたが、ここまで山積みになっているとは思ってもいませんでした。

カップ麺は、この写真にある2種類のほか、

この2種類と計4種類。これだけあればと思ったのですが、朝5時台から手を伸ばす方が多く、結構早い段階でこの山がさみしくなり、補充しているスタッフを見かけました。

ラウンジ内にはカップ麺のスープの香りが漂い、不思議な空間でした。

そのほかは、朝食らしいラインナップです。

パン

食パン2種類、ロールパン、クロワッサン。クロワッサンは見るからに少々残念な雰囲気。

サンドイッチが2種類、ハムサンドと

たまごサンド、昔ながらのサンドイッチで安心感があるものが並んでいました。

シリアル

シリアルは3種類、こちらが人気のようでした。

サラダ、フルーツ

皆さんが召し上がっていたのはサラダ、パスタ、フルーツ。

サラダコーナーのラインナップはこちらの通りでした。

ニューヨークからの機内で朝食をいただいているため、さらに朝食をいただく必要はなく、シャワーの待ち時間にオレンをいただきました。びっくりするほど甘いオレンジで、最近のオレンジはとみに甘くなっているのを実感しました。。

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ドリンクコーナー

こちらもセルフサービスです。

きれいにセッティングされていて気持ち良いコーナー。

ティパック各種とインスタントコーヒー

コーヒーはマシンで淹れる方式です。

エスプレッソも入れられるので、カフェラテを作っていただきました。

そのほかジュース類、ソーダ各種と一通りそろっていました。

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最後に

アシアナ航空の本拠地だけあって、充実のラウンジサービス。3か所ともに広く多くのお客さんでにぎわっています。スターアライアンス系航空会社が運営するラウンジはほかにシンガポール航空だけですので、アシアナ航空ラウンジに集中しているからかもしれません。

ANAラウンジ同様、アシアナ航空の常連さんが使い倒しているのではと思うくらい皆さんサービスを享受しておられるのも特徴的。シャワールームも仮眠スペースもある意味「早いもの勝ち」ですので、短い乗り継ぎで利用したいときには、予習が肝心と思いました。(私たちは出遅れていました)

丁寧で上質なサービスを提供しようとされている姿勢を感じる運営で大変心地よい時間を過ごさせてもらいました。


2024年9月ニューヨーク旅行の記事は、旅行記でスケジュールとともにまとめて紹介しています。↓

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