【2024年9月利用】仁川国際空港第1ターミナル シンガポール航空「シルバークリスラウンジ」~シンガポール以外でも直営ラウンジあり、軽食のクオリティはピカイチ

空港ラウンジ

ニューヨーク旅行のフライトは往復ともにアシアナ航空ソウル経由の乗継便の利用、往路、復路ともに仁川国際空港での乗り継ぎ時間で航空会社運営のラウンジを利用しました。

仁川国際空港のスターアライアンス系航空会社ラウンジは、アシアナ航空のほかシンガポール航空が運営するものがあります。今回の旅行ではソウルでの乗り継ぎ時間が、往路はほぼ丸1日、復路も3時間以上とかなり余裕があったので、両社が運営するラウンジを利用してみました。本日のブログではシンガポール航空が運営する「シルバークリスラウンジ」の様子を紹介します。

仁川国際空港にあるアシアナ航空の「ビジネスラウンジ」は別の記事で紹介しています。↓

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仁川国際空港の「シルバークリスラウンジ」の場所、営業時間

シンガポール航空が運営する「シルバークリスラウンジ」は、アシアナ航空国際線が発着するターミナル1にあります。

場所はゲート29の近く、4階にあります。

ゲート28と29の間、4階に上がるエスカレーター付近に案内看板が出ています。同じエリアには「シルバークリスラウンジ」以外のラウンジもあります。

「シルバークリスラウンジ」は、シンガポール航空のフライト運行時間に合わせて、Morning、Afternoon、Evening&Nightと3つの時間帯で営業しています。

スターアライアンスのラウンジファインダーで調べた情報と実際の営業時間が異なっていましたので、フライト時刻に合わせて営業時間を変えているのかもしれません。シンガポール航空利用の際には出発時刻に合わせて運営されているので問題ありませんが、他の航空会社利用時は、最新の営業時間の確認が必要です。

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ラウンジ設備など

アシアナ航空のラウンジに比べると規模が小さめ。私たち夫婦が利用した早朝から午前中にかけての時間帯は座れない人が出るほどの混雑にはありませんでしたが、時間帯によっては混雑するものと思います。

座席

ラウンジ内は、カウンター席、テーブル席、ソファー席、個室風作業席と様々なタイプがあります。

入り口入って右手に進んだエリアはカウンター席中心。大きなテーブルを囲むタイプのほか、

窓に向かって座るタイプもあり、どちらも作業と食事と両方同時に行いたい方向け。

ラウンジ中央にはひとりかけのゆったりしたソファが配置されています。

関節照明が多用されていて、落ち着いた雰囲気です。

奥の壁際にはベンチシートのテーブル席が並びます。

食事などをしながら会話するには良い席です。

6時台はまだ利用するお客さんが少なく、ラウンジ内はとても静か。長いこと私たち夫婦だけしか利用していない時間帯がありました。

さらにハイバックが特徴的なソファ席など、インテリアにもこだわりが感じられます。

最も居心地がよかったのは、ひとり用の半個室席。テーブルとベンチはPC作業に向く配置、電源が使いやすい位置にあり充電もしながらくつろげる場所。

ラウンジ内は小さめの空間でしたが、比較的カウンター席が多くとられていますので、ビジネスのお客さんを対象に多くの人数を受け入れられるよう工夫されているようでした。アシアナ航空が1人用のソファ席が多かったのと比べると対照的です。

ラウンジ内の至る所に工芸作品が飾られ、上品な雰囲気です。

螺鈿細工がとても細かく、精巧に作られている工芸品が自然に置かれていることに驚きました。

また、入り口から入って左側のエリアは、シンガポールらしさを表現したインテリア。

プラナカン様式のインテリアで上品な印象です。

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バーカウンター

ラウンジ中央にはバーカウンターがあり、アルコールなどはスタッフにオーダーして作ってもらいます。

早朝から「シンガポールスリング」をオーダーするお客さんがいらしたりします。

また、このカウンターでカップチーノなどを要れるバリスタの役割も担っていて、同じスタッフがエスプレッソを抽出してくれます。

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食事、軽食

シンガポール航空の「シルバークリスラウンジ」はラウンジに用意されている軽食が美味しいことで有名、どの国のラウンジに行っても、種類が多く、クオリティの高いものばかりが揃っています。

利用したのがそ早朝から午前中の時間帯でしたので、食事は朝食向けの内容、中央のカウンターにお料理が並んでいました。

回遊式のビュッフェ台に加え、バックヤードに近い側に温かいお料理が並ぶカウンターもありました。

フルーツ

フルーツはドラゴンフルーツと、バナナ、ホールのりんご。

チーズ

チーズはカマンベールとチェダーとゴーダの3種類。

コールドディッシュ

スモークサーモンのほか、

サラダの用意があり、健康的な朝ごはんが楽しめます。

ドレッシングやナッツ類、

チーズに合わせるクラッカーやドライフルーツの用意もあり、至れり尽くせり。

パン・シリアル

主食は、シリアル6種類のほか、

サワドーブレッド、ホールウィートの食パン、ロールパンや

マフィンやデニッシュもありました。マフィンやデニッシュは通常サイズの大きめのもの、

パン類は大変クオリティが高く、高級ホテルの朝食のようなラインナップ、アシアナ航空のパンに比べると歴然とした差があるように思いました。

食パン用にデロンギのトースターが置かれています。ってことは、シンガポール名物のミルクジャムを塗った「カヤトースト」が作れるのかなと思ったのですが、残念ながらカヤジャムの用意はなし。

パンのお供は、はちみつ、ジャム、バター、この組み合わせでも美味しいトーストになります。

ホットディッシュ

ホットディッシュも種類豊富、いずれも保温容器に入れられ、温かい状態で供されています。

アメリカンブレックファースト

インド系ブレックファースト

アメリカンブレックファーストの定番、卵料理、ポテト、ソーセージ、ベーコンなどのほか、カレーやロティプラタなどインド系もありうれしいばかり。

中華系のおかゆもありました。

そのほか、ご飯に海苔、キムチ、漬物があるのはソウルならでは。

ディスプレイの美しさもシンガポール航空らしいところです。

カップ麺

ここはソウルにあるラウンジであると再認識したのは、カップ麺の用意があったこと。

シンガポール航空の運営であっても、やはり欠かせなかったのか、カップ麺。

ここまで紹介した通り、美味しいお料理を用意しているところ、あえてカップ麺を用意する必要はないのではと思うのですが、実際にオーダーしてスタッフにカップ麺を作ってもらっている人を複数人見かけましたので、韓国のラウンジ運営では必要不可欠なもののひとつなのかもしれません。

ビュッフェ台には並べず、スタッフに個別オーダー式としているのは、最後のこだわりでしょうか。

シンガポールメモリー

入り口から入って左手のエリアでは、シンガポール選りすぐりの軽食がラインナップされていました。

カヤサンドイッチを見つけました。

カヤジャムはトーストしたパンに塗っていただく「カヤトースト」が定番ですが、ラウンジでは、ホワイトとレイの2種類の食パンにバターとカヤジャムをたっぷり挟んでサンドイッチに仕立てられていました。

蒸篭には半熟卵があり、カヤトーストと一緒に半熟卵をいただくスタイルは体験できます。

そのほか、ケーキがあったり

点心の蒸篭もあります。

蒸篭の中身は、黄色い皮の焼売でした。

醤油2種類にスイートチリソースと、調味料にもぬかりがありません。

ここまでシンガポールにこだわったお料理があると、シンガポールに行きたくなるもの。実はラクサもいただけると聞いていたのですが、朝の時間帯にはサービスがなくて残念でした。

以下、往路の乗り継ぎ時にラウンジでいただいた朝食を紹介します。

スモークサーモンとチーズをメインディッシュにサラダの朝食、

合わせたのはナッツがたっぷり入ったマフィン。

そして、アメリカンブレックファーストとインド料理を少し。

フルーツも味わい、朝食にしました。

コーヒーはバーカウンターにいらしたバリスタさんにオーダーしてカフェラテを。頑張ってラテアートを描いてくださっているようでした。

往路で利用した時には、シンガポールメモリーのスペースに気が付かず、シンガポール料理を楽しめなかったのですが、復路では少しだけシンガポール気分を味わいました。

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感想ほか

往路の乗り継ぎで宿泊した「雲西」のホテルは、とても経済的なクラスのホテルで朝食がなく、空港でチェックイン後に「シルバークリスラウンジ」で上質の朝ごはんがいただくことができ、気持ちを持ち直した感じがしました。

シンガポール航空が運営するラウンジはどの国においても、軽食のクオリティが高いと再認識。調達できる食材が自国とは異なる状況でも、吟味しているのではないかと思いました。シンガポール航空の運営ラウンジがあった時はこれからも積極的に利用するものと思います。


2024年9月ニューヨーク旅行の記事は、旅行記でスケジュールとともにまとめて紹介しています。↓

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