機内で数時間眠った後、目が覚めてごそごそし始めるとすかさずCAさんから「温かいお茶をお持ちしましょうか?」と声掛け。お客さんの動向をよく見ていらっしゃるのか、絶妙なタイミングで声掛けがあります。
機内が乾燥していたり、少し寒かったりしますので、温かい飲み物をお願いしました。
カフェラテをお願いしたところ、3種類のプチフールが添えられていました。
プチ―フールの中で特に美味しかったのが、レーマンの「フォンダンショコラビスキュイ」。チョコレートが染みこんだビスケット、サクサク、ほろほろの食感のビスケットなのですが、溶けたチョコレートが入っているわけではないのですが、まさにとろけるチョコレートが入ったフォンダンショコラのお味、食感と味わいの違いにとても驚かされました。
日本に戻ってから調べてみると、レーマンは、日本で初めて麦チョコを作った会社とのこと。「フォンダンショコラビスキュイ」はデパ地下で販売されていると分かったので買ってみようかと思っています
さて、その後、到着前に2回目のお食事。2回目以降の食事は、”お好きな時に”オーダ―できるのですが、気持ちのままにお願すると、食べ続けてしまいそうでしたので、到着前にと決めていました。
メニューは、和食や洋食のセットの他、アラカルトでラーメンやうどんなどの麺、海鮮丼やお茶漬けカレーなどのご飯、ハンバーガーなどがあり、好きな組み合わせでお願いすることもできます。
機内では静かに過ごしているので空腹感が少なく、軽めの組み合わせにしようと、スープやパン、サラダなどの組み合わせでお願いしてみました。
コーンスープ
最初にいただいたのはコーンクリームスープ。とてもなめらかで濃厚なお味、立派な大きさのクルトンが入っています。
パンをお願いしたところ、数種類のパンが入ったバスケットが供されました。その中から、カンパーニュとバゲットをチョイス。きちんとリベイクされていて、とても美味しいもの。日本発のフライトの方が美味しいパンがいただけるような気がします。
パンのお供は、バターとオリーブオイル。バターは、他の航空会社のようなロゴの刻印付きのものではありません。オリーブオイルは、いつものロエイヴィエのもの。バゲットにもカンパーニュよく合い、パンが進みます。
続いて、サラダやチーズなどをいただきました。
ガーデンサラダ
ミックスリーフにトマトカッテージチーズの盛り合わせ、ドレッシングの用意がありましたが、ドレッシングは”なし”で。
みずみずしいミックスリーフで盛り付けにも気配りが感じられます。
チーズプレート
パンやサラダのお供にとお願いしたのはチーズの盛り合わせ。
4種類のチーズ(ブルーチーズ、クリームチーズ、カマンベールなど)が少しずつ、ハニーナッツに杏、プルーンとチーズと一緒にいただくと美味しいものばかり。
鹿児島名物 さつまあげ
本来はお酒のおつまみで用意されているメニューですが、おかず代わりにといただきました。オーブンで温めてもらえるので、熱々。とても良い香りでご飯が欲しくなるお味。機内で温かいさつま揚げがいただけるとは思わず、ちょっと嬉しい。
フルーツ
ここまでで終わりにしようと思っていたのですが、CAさんからフルーツを勧められて・・・
オレンジ、グレープフルーツ、キウイ、パイナップル、メロン、そして、紅まどんな。
「皮をむいてお出しすると乾燥してしまうので、そのままお持ちしましたが、皮をお剥きしましょうか」との申し出。フライト搭乗直後、アメニティを配ってくださった際、「手が乾燥でひび割れてしまっていて・・・ハンドクリームがあったりしますか」とCAさんに話をしたのを記憶してくださっていたのだと思います。有難い。
冬の果物なので、甘みは少ないものが多いなか、紅まどんなの甘さは格別。「とろんととろける柑橘の大トロ」と言われるお品だけのことはあります。
アラカルトから好みのものを選んでいただけるので、食べすぎることはなく良かったと思っていたのですが、しばらくすると・・・
「年越しそばの用意があるのですが、よろしかったらいかがですか」との案内。ちょっと迷ったのですが、せっかくなので、お願いしてしまいました。
再びテーブルセッティングがされ最初に運ばれてきたのがこちら。
ANAのロゴ付き容器に入った「七味唐辛子」。ラウンジに置いている小袋ではなく、このような容器まで用意されているとは、さすがです。
海老天が乗った年越しそばです。海老のほか、なす、いか、ししとうが乗っています。蕎麦は白い色合いの上品なもの、機内で美味しいお蕎麦がいただけるとは思わず、このメニューも驚き。
年越しそばがあるならば、お料理は控えめにしておけばよかったと、反省。少々食べ過ぎましたが、美味しいお料理を満喫するフライトになりました。
ファーストクラスで機内食を楽しむなら、日系の航空会社で日本発のフライトに限ると再認識。ユナイテッド航空のマイルも今回の旅行でほぼ使い切っていますので、搭乗する機会は少なくなりそう。次回は、ANAのステータス確保のためのフライトで積算されたマイルで搭乗したいと思いました。
コメント