2024年5月全日空ANAシカゴー羽田(ORD-HND)ファーストクラス【搭乗記】復路もTHE Suiteでくつろぎながら帰国

エアライン

昨晩のフライトキャンセル連絡からバタバタと代替便の手配、翌日カウンターでのアップグレード手続きを終えて搭乗時刻までユナイテッド航空の「ポラリスラウンジ」で過ごした後、羽田行きのフライトに搭乗しました。

搭乗したフライトの機材はB777-300ER、ファーストクラスは最新の「THE Suite」、当初予約していたサンフランシスコ発が最新機材でなかったことを考えると、キャンセルに遭遇したことで、成田ではなく羽田に代わり、最新型の機材に搭乗できることになったので、キャンセルは幸運に変わるチャンスだったかなと思いました。

搭乗時刻になり搭乗口に行くと、既にファーストクラスのお客さんが搭乗レーンに並んでいるところ、優先搭乗のお客さんの案内が終わった後、ファーストクラス、ダイアモンドメンバーから搭乗が始まりました。

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座席

ファーストクラスは機体最前部に8席のみの配置、アサインされたのは前列中央の横並び席でした。

中央のD,G席は間のパーテーションをおろしておけば会話しやすい並び席、食事や会話を楽しめるメリットがあります。

「THE Suite」の座席はドア付きの個室、サービスのない時間は扉を閉めておくと周囲から隔離されるので、より会話もしやすく、周囲の方にも迷惑をかけることが少ないのではないかと思います。

結局、妻は、往復ともに1Dに座ることになったので、見える景色は行きも帰りも同じでした(笑)

座席の機能等の詳細は、往路のブログ記事を参考をご覧ください。

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アメニティ

アメリカ発のフライトのアメニティは、クローブトロッターのもの。往復ともに最新のエッティンガーのアメニティで色違いで揃えられるかなと(勝手ながら)思っていたので、想定外のこと。そろそろクローブトロッターのアメニティも終了するものと思いますので、最後のチャンスになるかもしれません。

毎回色が違うものをいただき、このブルーのものは初めて。人気があるものの、硬くてかさばるので使いにくいので・・・過去のものはすべてお譲りしてしまいました。なお、CAさん曰く、在庫がある間は、復路と往路で異なるものを用意している、在庫限りとのことでした。

その他のアメニティ(スリッパ、リラックスウエア、毛布、カーディガン)は、往路と同じものでした。

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機内食

シカゴ発羽田行きは夕方の出発、機内食のサービスは(標準的には)2回あり、最初がディナー、2回目が軽食になります。

離陸し水平飛行に移行した後、飲み物のサービスがあり、機内食のメニューが配られました。

最初のページに和食、洋食のメニューが掲載されています。コース仕立てで品数多いしっかりしたお食事です。

次のページには、フライト途中でいただける軽食と到着前の食事セットのメニューが掲載されています。2回目の食事はセットから選んでも軽食メニューを組み合わせていただいてもよく、タイミングも好きな時にリクエストできます。

メニューの詳細はリンク先をご覧ください。 食事メニュー → こちら  ドリンクメニュー → こちら

いつもの通り、妻が和食、夫が洋食をオーダー、妻は洋食にあったキャビアが食べたかったので、和食に加えて洋食のアペタイザーのみ追加で加えてもらいました。

アペタイザー

和食、洋食いずれを選んでもアペタイザーは共通、同じお料理がサーブされます。

この日の内容は、チーズペッパーバー、アプリコットとゴートチーズ、スモークサーモンの薔薇仕立て、マッシュルームデュクセルの4品。チーズペッパーのサクサク感が心地よいもの、どの1品も手が込んでいて美味しい。

番外?

■ アペタイザー キャビアを添えたカリフラワーのムース

和食を選択したものの、どうしても食べたくでお願いしたもの。カリフラワーのムースにキャビアを乗せると、程よい酸味とまろやかなムースとキャビアの塩気がちょうど良く、美味しいと思いました。

瓶詰めで提供されなかったのが残念でしたが、この後のお料理を美味しくいただくには、この程度の分量が適切です(笑)

和食

以下、妻がいただいた和食を紹介します。

■ 先附 蛍烏賊と筍の生姜醤油あん掛け
■ 前菜 鮑と胡瓜の土佐酢ジュレ掛け、玉子カステラ、ブロッコリーニ昆布〆、スモークサーモンとクリームチーズのキャベツ巻き、飯蛸、さつま芋レモン煮、合鴨塩焼き キャビアのせ

先附と前菜が一緒にサーブされました。これだけの品数が並ぶのは見ているだけでうれしいもの。日本発で搭載されている和食のクオリティとは違いがあるものの、海外で和食から離れていた身としては機内で和食をいただけるのはうれしい限り。

■ お椀 鯛煮麺

出汁が体に染み渡ると思うお味、脂ののった鯛が美味しく

■ お造り 炙り鮪 平目昆布〆 炙り帆立貝

まぐろ、平目、帆立のお刺身が機内で味わえるのは幸せなこと。

■ 小鉢 アスパラガス豆腐 いくら 蒸し雲丹 ずわい蟹
■ 主菜 銀鱈生姜煮
■ 御飯 味噌汁 香の物

最後に主菜と小鉢、ご飯セットです。

甘辛味は懐かしい日本のお味、ほろほろの銀鱈とご飯の組み合わせで幸せを感じました。

洋食

夫はいつもの洋食です。

■ アペタイザー 帆立貝のソテーとホワイトアスパラガス オレンジ風味のオランデーズソース

夫はあえてキャビアではなく、帆立に。帆立、オレンジ、ホワイトアスパラガスとメニューの名前の通りの食材が盛り合わされているもの、大振りの帆立とオレンジの組み合わせが良かったとのこと。

■ブレッドセレクション レーズン入りのチャバタ

パンバスケットの中にはシンプルなロールやバゲットなどがあったようですが、レーズン入りのパンを選択、わずかな甘みがあって美味しかったとのこと。

■ ガーデンサラダ

くるみがアクセントのサラダ、素材そのものを味わうもの。

■ メインディッシュ
USプライム牛フィレ肉のステーキ モリーユソース クリーミーなマスカルポーネポテト添え

夫は迷わずステーキをチョイス、モリーユ茸にマデラ酒を合わせたのか甘めソースが添えられています。

ミディアムレアの焼き上がり、赤身が残っていて夫の好みだった様子。マスカルポーネでコクのあるマッシュポテトもよく、ボリューミーながら美味しいので完食していました。

デザート

デザートは和食、洋食それぞれに用意されていますが、CAさんからは両方のメニューの中から勧めてくださいます。ここまでで、和食、洋食ともに相当のボリュームがあったので、夫婦ともにフルーツをお願いしました。

オレンジ、パイナップル、メロンの盛り合わせ、きれいに見えるよう工夫の跡がうかがえました。(が、限界があったようです・・・)

食後のお茶に緑茶をお願いしたところ、緑茶にもプチフールが添えられていました。マカロン、チョコレート、ジャムクラッカーの組み合わせ、甘いデザートはこのプチフールで充分でした。

なお、メニューではアイスクリームとチョコレートケーキ、パンプディングが用意されていたようですが、アメリカ発ですので、恐らく大味のスイーツだったものと思われます。魅力的には思えず、軽食の時間にもオーダーしませんでした。

到着前の食事

12時間超のフライトですが、ちょうど夜中の時間帯にあたったため、フライト中はよく眠れ、途中での軽食はオーダーしませんでした。

眠りについて数時間、目を覚ましたところで到着の3時間前。CAさんから声掛けがあり、飲み物を最初にいただきました。

ミルクティをお願いするとポットサービス、チョコレートも添えられていました。

その後、到着前のお食事として、夫婦ともにアラカルトで選んでオーダーしました。

夫は、チーズ盛り合わせとお茶漬け、妻はサラダと鮭いくらの親子丼、そしてフルーツを組み合わせました。

■ チーズプレート

洋食メニューの中にあったチーズ盛り合わせを朝食代わりにいただきました。

そして胃にやさしそうなお茶漬けに。金目鯛のお茶漬けからイメージしていたのは、ほぐされた金目鯛だったのですが・・・

立派な切り身が乗っていて驚かされました。美味しい金目鯛で、お茶漬けでいただくのがもったいない、贅沢過ぎると思いましたが、もちろん美味しくいただきました。

■ ガーデンサラダ

こちらも洋食メニューの中にあった1品、野菜不足を補いたい、そんな思いからお願いしたもの。

■ 鮭いくらの親子丼

機内でイクラをいただけるとは思いもよらず、いくらのコクと塩加減でご飯が進みました。

■ フルーツ

最初の機内食でいただいたものと同じ内容、さすがに甘いフルーツばかりで美味しくいただきました。

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最後に

帰りのフライトは夕方シカゴを出発する時間のもの、夕食の時間に最初の機内食をいただき、その後眠りにつくことが自然とできるので、旅行の疲れも癒され、快適なフライトでした。

12時間を超える路線ですので、食事の後眠る時間も充分に確保できること、眠ってしまえば、食べ過ぎることもなく体の負担が少ないことも体に優しい旅程となりました。北米からの帰国便は午前中に出発するフライトが多いですが、ゆったり過ごせるのは夕方以降の出発便、日本の到着が夜遅くになることが難点ではありますが、夕方の出発をお勧めしたいと思っています。

今回の旅行は最後にフライトキャンセルとなるトラブルに見舞われましたが、ダイヤモンドデスクのサポートをいただき、結果として手配できたフライトは当初の予定よりも快適、到着地も成田から羽田に変わり自宅に帰るのが便利と有難い旅程で、「災い転じて福と為す」となりました。

過去にもいろいろなトラブルに遭遇しましたが、一度も日本に帰国できなかったことはなく、仕事に穴をあけることがなかったのは恵まれているのかなと思います。

 


2024年5月シカゴ旅行の記事は、旅行記でスケジュールとともにまとめて紹介しています。↓

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