【2024年9月ニューヨーク】アシアナ航空「ビジネススイート」への有償アップグレードを試みるも予約クラスが対象外で涙、最終的には搭乗時に無償アップグレード

エアライン

2024年9月に出かけたニューヨーク旅行は3月末に予約したアシアナ航空ビジネスクラスの航空券。予約後旅行に行けることを楽しみにしていたところ、7月に「ビジネススイートクラスへの有償アップグレードを開始する」というニュースを耳にしました。

アシアナ航空では、A380機材で提供していたファーストクラスを2019年に廃止、その座席を「ビジネススイート」として販売。7月のニュースは、ビジネスクラス航空券を購入した顧客へ、「ビジネススイート」への有償アップグレードサービスを開始するというものでした。

(アシアナ航空のホームページよりお借りしました)

A380のファーストクラスは、他社のA380ファーストクラスと同様、フルフラットになる座席に大画面、そして、

(アシアナ航空のホームページよりお借りしました)

扉が付いていて、完全個室になるタイプ。

ビジネススイートはA380の1階席前方に12席のみの配置。A380のファーストクラスは2階に設定する航空会社が多い中、1階というのは珍しい。

有償でもこの座席を利用できるならば、アップグレードをしてみようかと詳細を確認してみました。

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料金体系など

アップグレードは有料、でリクエストするもの。料金は路線により異なり、サービス開始から当面の間は割引が実施されるとのこと。

区分 発券場所
割引価格 定価
路線 予約クラス 韓国 アメリカ 韓国 アメリカ その他の地域
韓国 – 日本、中国、 東北アジア J, C, D, Z
(U, P, I, R は含まない)
KRW 150,000 USD 150.00 KRW 200,000 USD 200.00 当日の韓国ウォン 為替レートを適用 した現地通貨でご 購入いただけます。
韓国 – 東南アジア、 西南アジア KRW 300,000 USD 300.00 KRW 350,000 USD 350.00
韓国 – アメリカ、 ヨーロッパ、オセアニア KRW 700,000 USD 700.00 KRW 850,000 USD 850.00

割引価格ならば、利用するチャンスと案内を見ると、日本ーソウル間は片道15万ウォン(約1.5万円)とお手頃価格、一方、韓国ーアメリカ間は片道70万ウォン(約7万円)とお高く、所要時間を考えると妥当と思うものの、躊躇する価格。

早速、予約済のフライト機材を確認してみると、ニューヨークからの復路のうち、ソウルー東京間のみがA380、アップグレードリクエストを入れるとするとこのフライトだけ。長い旅行で疲れていると思われるのでちょうどよいのではと、最後のフライトにアップグレードリクエストしてみることにしました。

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アップグレードリクエストの結果

アップグレードは、予約センターの電話対応のほか、インターネットでも可能でしたので、インターネットでのリクエストをしてみたところ、エラーメッセージが表示され、手続きできません。日にちをおいて何度かトライするもの成功せず、後日予約センターに電話で確認してみると、航空券の予約クラスが「U」で対象外だったということがわかりました。

ホームページの案内を確認してみると、「ビジネスクラスの航空券を購入した顧客(J、C、D、Zクラス)」が対象と記載があり、U、P、 I、Rクラスは対象外であることが明記されていました。残念ですが、致し方ありません。

今後は、予約クラスによる航空券の価格差とアップグレード料金の両方を勘案しながら購入する航空券を考えようと思いました。

「ビジネススイート」へのアップグレードに関しては、アシアナ航空の公式ホームぺージに詳細の案内が掲載されています。↓

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後日談・・・ビジネススイートに乗って帰国

本件には後日談があり、実際には「ビジネススート」に搭乗することができたのです。

当日、ソウルで最後のフライトに搭乗する際、夫婦ともにゲートで「ピンポン」と音がなり、足止めを食らいました。待っていると差し替えの航空券が手渡され・・・

座席番号を見ると、1Eと1Fに変更、これは1階席の「ビジネススイート」の席。搭乗口のスタッフさんからは「ビジネススート席を楽しんでください」とのメッセージをいただき、搭乗口に進みました。

ソウルー日本間は2時間あまりと搭乗時間は非常に短いですが、ビジネススートの快適な座席で、ゆったりとフライトを楽しませてもらいました。

機内では広いテーブルで機内食をいただき、

搭乗した機材にはエスプレッソマシンが搭載されていましたので、カフェラテもいただけるなど、上質なサービスで改めてアシアナ航空の良さを実感しました。

搭乗時の詳しい様子は、明日以降のブログ記事で掲載する予定です。


過去に搭乗した他社が運行するA380のファーストクラスの様子は過去の記事で紹介しています。↓

『(38)ニューヨークでカウントダウン6日間~A380ファーストクラス機内設備(LH710)』
案内されたA380ファーストクラスキャビンは、2階席の前方部分にあります。ビジネスクラスとの境には、ギャレーがあるので、完全に他のクラスとは隔離された空間にな…
『(4)再びTGファーストクラスで行くバンコク4日間~A380ファーストクラス座席周りは快適な造り』
A380のファーストクラス、新しい機材で、設備がとてもきれいでした。 ブラウンを基調とした色合いの内装、クッションは、タイ航空のシンボルカラーの紫。座席が広く…
『(6)2017年1月バンコクで新年を迎える旅~タイ航空A380ファーストクラスの快適な座席』
バンコクへのフライトは旦那もタイ航空のファーストクラスを利用、機材は最新のA380です。  A380のファーストクラスは、少し囲われた個室の雰囲気の座席、広々…
『(7)2017年12月年越花火を楽しむシドニーの旅~タイ航空バンコク線成田→バンコク線機内設備』
搭乗時刻になりバンコク行きのフライトに搭乗しました。 機材はA380、新しい機材なので、機内はピカピカ。最新型の座席で心地よく過ごせます。  一番乗り♪囲まれ…
『(4)2018年12月年越花火を楽しむパースの旅~A380のTGファーストクラス機内設備』
搭乗口に向かうと、お客さんを迎える準備が進んでいました。  Royal FirstとRoyal Silkの案内板が出ています。  ファーストには列の仕切りがあ…

改めて過去の搭乗記録をみると、A380ではファーストクラスにしか搭乗したことがなく、しかも、すべて2階席。今回初めて異なるクラスに搭乗する予定でしたが、奇しくも無償でアップグレードが実現、ファーストクラスシート搭乗の記録は更新されました。ただし、今回は初めての1階席搭乗でした。

A380はすでに生産終了となっていますので、今後搭乗する機会は少なくなるものと思います。同じく2階建てのB747-400も現役機材が少ない状況からすると、2階席での旅行はもうチャンスがないかもしれません。


2024年9月ニューヨーク旅行の記事は、旅行記でスケジュールとともにまとめて紹介しています。↓

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