シンガポールへのフライトは所要時間7時間半、8:50に出発した後、到着までの間の機内食サービスは1回。搭乗後、ドリンクサービスがあった後、少し時間をおき、お昼どきに機内食のサービスがありました。
多くの航空会社が搭乗直後に機内食サービスをする会社が多い中、おなかがすく時間に美味しく機内食がいただけるのでとてもありがたいサービス、美味しく機内食を楽しめました。
メニュー
機内食のメニューは冊子タイプ。
搭乗した時には足元のポケットに免税販売商品を紹介する本などと一緒にすでにセットされていました。
東京ーシンガポール間のフライトは、昼食の時間帯。選択肢は、洋食2種類、シンガポールローカル、和食の4種類から選べます。
和食は「菊乃井」監修のお料理、外資系航空会社ですが、日本発ならば美味しさに期待ができます。
冊子タイプのメニューをくくってみると、シンガポール発の機内食も記載されているのを見つけました。往復ともに同じ冊子を使っているようです。この方式であれば、帰りのフライトのメニューも確認でき便利と思いました。
なお、シンガポール航空のビジネスクラスでは事前予約サービス「Book The Cook」があり、出発地毎のメニューから好みのものを選んで予約しておくことも可能。今回のフライトでは、夫は「Book The Cook」で事前予約、妻は、インフライトメニューから選択することにしていました。
「Book The Cook」の詳細はシンガポール航空のホームページで↓
世界各地の出発地のフライトでも「Book The Cook」のサービスが利用できます、メニューの種類が多いのは、本拠地のシンガポール発。種類が多すぎて何を選ぶのがよいか迷ってしまうほど。
事前にメニューを見たうえで、夫は「Book The Cook」からラムローストを選び、妻はインフライトメニューの和食を選びました。
ドリンクサービスと前菜
離陸後水平飛行に移ると、最初にドリンクサービスがありました。
普通のお客さんはここでアルコールを召し上がるのですが、我が家はソフトドリンク派、妻はカフェオレとお願いしたところ、コーヒーと温めたミルクが別々に提供されました。
ギャレーから良い香りがしていると思ったら、サテのピーナッツソースの香りでした。シンガポール航空名物「シンガポール風チキンサテ」が運ばれてきました。
甘いピーナッツソースはそれだけで食べても美味しいと思うお味、香ばしく焼き上げられたチキンとの相性は抜群、皆さんが美味しいとおっしゃるのがよくわかりました。
チキンサテの時には、ウエットティッシュ付き。細やかな気遣いがあってうれしいサービスでした。
ここまでが搭乗後すぐのサービス。その後、2時間ほどしてから、機内食のサービスが始まりました。シンガポール航空のビジネスクラスでシンガポールへ行くのは初めての経験、機内食のサービスまで間隔を取っているとは知らず、「機内食っていつサービスされるのだろう」と思いながら過ごしていました。
機内食(和食)
機内食のサービスが始まったのは、台湾を通過した後の時間、7時間半のフライトのちょうど中間の時間でした。
妻は、「日本発なら和食」と、インフライトメニューの中から和食を選びました。
最初に、先付、向付、口取りが花をかたどった器に盛り付けられたものが来ました。
(先付)カラスミをまぶした海老、辛子レンコン、栗ペースト
(向付)帆立昆布〆
(口取り)小蕪のマリネ、鮑、バルサミコ酢、ピンクペッパー
盛り付けは美しく、とても美味しそう。いろいろな食材が少しずついただけるのがうれしいもの。
(蕎麦)なめこ、錦糸玉子、海苔、刻み葱、山葵、そばつゆ添え
機内食に蕎麦が添えられることが良くありますが、ビジネスクラスの和食で供されたのは初めて。ゆでたてでないお蕎麦は残念ながらあまり好みではないので、少しだけいただきました。
続いて運ばれてきたのは、大きめのお弁当。汁椀も添えられています。
(焼物)サワラの西京焼きにカブの漬物を添えて
(炊き合わせ)湯葉と野菜の炊き合わせ
(和え物)蟹菊花なます大根、人参、三つ葉、秋刀魚鞍馬煮、紅葉人参
(ご飯)うずらと胡桃樹飯、三つ葉、粉山椒、香の物
お弁当の蓋をあけると、豪華なお料理、少々味が濃い目でしたが、飾り切りされた食材などが使われている和食、目で楽しめるものでした。
主菜はサワラでしたが、少しパサつきがあるもの、あんをかけていますが、西京焼きの香ばしさがあるとよいかなと思いました。
この中で美味しいと思ったのは、うずらと胡桃の炊き込みご飯。胡桃を炊き込みご飯の具材に使っているものをいただいたのははじめて、香ばしさが引き立つお味でした。
お椀の中身は豆腐の澄まし汁のようなもの。メニューでは味噌汁とありましたが、味噌は入っておらず少々微妙なお味。これは食べられませんでした。
(水物)フルーツ盛り合わせ、シナモンアイスクリーム、八つ橋せんべい添え
デザートはフルーツとアイスクリーム。本当はど力のようでしたが、両方をリクエストしたところ、2種類いただけました。
フルーツはオレンジ、シャインマスカット、柿、パイナップル、ブルーベリー、メロンと和洋の果物を盛り合わせたもの、いずれも甘くておいしいものでした。
今日のランチの中で一番美味しいと思ったのは、このアイスクリーム。ほのかにシナモンの香りがするアイスクリームにウエハース代わりの八つ橋の組み合わせ。八つ橋で舌の感覚を戻してもらおうというのはなかなか。これはお代わりしたいと思いました。
食後にはカップチーノをいただきました。コーヒーは種類多く楽しめたのは良かった点。一連のフライトでは毎回美味しいコーヒーをいただきました。
機内食(洋食)
夫は「Book The Cook」で事前予約した機内食をいただきました。
(前菜)ホタテの燻製サラダ
最初の前菜は、インフライトメニューと同じもの。燻製の帆立は大きく立派なもの。ミックスリーフ等と一緒に美味しくいただきました。
(メイン)ラムロースト
こちらもボリュームのある大きさのお料理です。
チーズとハーブをまとったラムは香ばしく焼き上げられていて美味しいもの、鴨の脂が多めだったようですが、それが良い味わいになっていたとのこと。人気上位のメニューから選んだもの、「美味しかったので選んでよかった」と夫は話をしていました。
(デザート)チーズセレクション、フルーツ盛り合わせ
夫はチーズまで楽しんでいた様子。ブルーチーズ、ゴーダ、ブリーと3種類あったのが良かったと。
フルーツの盛り合わせは、妻の食べた物と同じです。
パンのサービスもあったのですが、夫は食べなかったとのこと。チーズ、フルーツまで楽しむためには、パンはパスしておくのが正解だったようでした。
和食は、この盛り付けの美しさに目を惹かれたのですが、ひとつひとつのお料理はお弁当の域を越えない位のお味。高級な食材も使われているのですが、美味しい和食だったとはちょっと言い難い微妙なもの。
ユナイテッド航空の和食よりは断然美味しいのですが、ANAの機内食と比べると印象に残らないお味。次のシドニー旅行で注文するかどうかは決めかるもの。次回は夫同様、「Book The Cook」から予約しておこうかと思っています。
2024年11月シドニー旅行の記事は、旅行記でスケジュールとともにまとめて紹介しています。↓
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