シンガポール航空のラウンジで過ごしていると、ラウンジ内のお客さんが徐々に少なくなり静かになってきました。搭乗時刻が近づき、ラウンジを出て搭乗口に向かいました。
本日搭乗予定の機材はこちら、ラウンジでくつろいでいる時に見つけて撮影したもの。やはり、A380は巨大な機体だと思いました。
座席レイアウト
A380は総2階建ての機材、シンガポール航空の場合はアッパーデッキにファーストクラスとビジネスクラス、ローアーデッキにプレミアムエコノミーとエコノミーが配置されています。
当初はビジネスクラスの座席の中で前方窓側の1人席を縦並びで予約していましたが、オンラインチェックイン時に座席の空き状況を確認してみると、2階席後方にあるダブルベッドになるシートが空席になっているのを見つけ、その席に変更してチェックインをしました。
ダブルベットになる座席は、11列、91列、96列のDE席と3組限定、発券時にはいずれも埋まっていて座席指定できませんでしたが、オンラインチェックイン時に96列が空いていたので、すかさず変更。
ビジネスクラスの最後尾2列(96列、97列)は、発券時には埋まっていましたが、実際に搭乗してみるとほぼ空いている状態、このエリアは直前に座席指定が開放されたのかもしれません。
96列目はこのような座席、中央の2席の間にあるパーテーションが下まで完全に下がるので、下げた状態にすると2つの座席が一体化して広々とした空間になります。
座席は横並びでとても近く感じます。家族にはこれはベストですが、知らない方と座る時には、逆にパーテーション必須です。
パーテーションの下には、機内誌、メニュー、ヘッドフォンなどを入れる小物入れがあり、左右の座席を移動するときには、パーテーションをまたぐ形になります。完全に一体化した空間になるわけではありません。
座席回りの設備は、他の席と同様の仕様、この席特有の機能などは見当たりません。
座席の角度などはプリセットされたメニューから選ぶ方式。微調整ができませんが、座席をボタンひとつで変えられるのが便利にも思いました。
画面のコントローラーは横の壁部分にあります。
コントローラーの機能はどの航空会社でもほぼ共通、コントローラーのディスプレイにフライト情報を表示させることができます。
壁の部分には、小さな鏡もあって便利です。
USBコンセントも横の壁にあり、スマートフォンの充電をするのに便利な位置でした。
正面のディスプレイは小さめ。
オットマン下の荷物スペースは高さがあって、機内持ち込みサイズのキャリーがらくらく収まります。足元にキャリーを置けるのは便利で、フライト中の物の出し入れを気にすると必要がなく、ストレスフリーでした。
さて、ダブルベット仕様の座席のベットとしての使い勝手はというと・・・ベットメイキングしてもらうと、このような状態になりました。ダブルベットとはいっても、座席が分かれていて、マットレス部分が一体化するわけではありません。
足元はこのような状態、足元にもパーテーションがあります。広々とした空間になるので、家族で利用するときには良いかなと思いました。
離陸前のサービス
座席について身の回りの物を片付け終えた頃、ウエルカムドリンクが配られました。
シャンパンとともにおしぼりも来ました。
アメニティは基本リクエストベースのですが、このフライトも座席にセットされていました。置かれていたのは、スリッパとペンハリガンブランドのアメニティセット。どのフライトでも同じペンハリガンのアメニティでしたので、常時1種類なのだと思います。
お手洗い
航空会社ごとに個性が出るのがお手洗いの中。壁床の色合い、アメニティなど各社のこだわりがあります。
胡蝶蘭の花が飾られていて、華やかな雰囲気。
ペーパータオルとタオルが用意されています。
便座の蓋は黒のレザー張り、床は大理石柄と高級感があります。
化粧室内にもアメニティが用意されています。
機内アメニティと同じペンハリガンのもの、ハンドローション、フェイシャルミスト、オードトワレの3種類。
そのほかのアメニティ(髭剃り、コーム、歯ブラシなど)は壁にある引き出しの中に収容されていました。
洗面台はごく普通でした。
機内食
機内食は搭乗後と到着前の2回、1回目のサービスは、「Book the Cook」で事前予約ができるランチ、夫婦ともに好みのものを事前予約しておきました。
メニュー
機内食のメニューは座席のポケットに置かれていました。
シドニーからシンガポールのフライトでは、最初の機内食サービスがランチ、到着前には軽食のサービス、ランチタイムには残念ながら美味しいチキンサテは提供されません。
ランチの構成は、アペタイザー、メイン、デザートのコース仕立て、機内で選べるインフライトメニューのメインは4種類でした。
■Grilled Beef Fillet with Chimichurns Saka Baby tomatoes, portobello podrum and raasted potatoes
■Thai Style Stir Fried Pork Noodle Served with crushed peanuts and lemon wedg Soy
■Braised Chicken and Braised Egg Served with aramtial vegetables and rice
■Grilled Salmon Fillet with Pesto Cream Sance Roasted vegetable medley and couscous
ディナーとランチの違いは、アペタイザーの前にカナッペ「チキンサテ」があるかどうか、ランチの方が品数が少ないようです。
到着前にはリフレッシュメントとして軽食のサービスがあります。このサービスは事前予約の対象外、機内でインフライトメニューから選びます。
この日は点心の盛り合わせかキヌアのサラダからの選択、その時の体調を見て決めるつもり。
最初に
カナッペの代わりに登場したのがミックスナッツ。香ばしくローストされていてなかなかのおいしさ。この後の機内食に差しさわりがあるとわかっていても、つい、食べてしまいました。
アペタイザー
ナッツをいただいている間にテーブルセッティングがされました。
■ Chicken Caesar Salad
グリルチキンのシーザーサラダです。チキンにチーズにとボリューム満点。盛り付けは少し豪快です。
サラダと一緒に供されたのがグリッシーニ。カリカリの食感でこれも美味しく、食べすぎないようにするのが大変でした。
パン
パンはパンバスケットを持ったCAさんから、好みのパンをいただきます。夫シンプルなハード系のロールにしました。
メイン
夫婦ともにメインのお料理は事前予約しておいたもの。
■ Lobster Thermidor
妻は「Book the Coock」で予約したシーフードテルミドールをいただきました。海老と帆立がゴロゴロと入ったお料理、ソースが濃厚でパンによく合います。
■ BeefFillet
夫はいつものステーキを予約していたもの。
程よい焼き加減、和牛の柔らかさはなかったようですが上質でで美味しかったとのこと。
デザート
デザートはインフライトメニューから選びます。
この日のラインナップは、
■ Mint Chip Swird Ive Cream
■ Lychee Mango Tart
■ Cheese and Crackers
■ Selection of Sliced Fresh Fruits
の4種類。実物を見ながら選べたので、夫はアイスクリーム、妻はフルーツにタルトをいただきました。
■ Ice Cream
懐かしい色合いのミントチョコアイスクリーム、さわやかなミント味がよかったようです。
■ Selection of Sliced Fresh Fruits、Lychee Mango Tart
2つのデザートを選びましたが、程よいサイズでちょうどよいボリューム感。
甘いフルーツにさっぱりしたライチのムースタルト、最後まで美味しくいただけました。
食事の後は、ベットメイキングしていただき、休息。シドニーでは毎日活動していて疲れていたようで、日中のフライトでしたが眠ってしまいました。
到着2時間前に2回目の機内食サービス。
最初に緑茶をいただきました。
リフレッシュメント
到着前の軽食は、インフライトメニュー2種類から選びます。
■ Selection of Din Sum
■ Kale and Quines Salad
点心も美味しそうでしたが、軽めがよかったのでキヌアサラダをいただきました。
ソースが別添えなのがありがたい。
中央にある Barrata Cherse が独特の食感、もっちりした食感ですがお味はさっぱり系。バルサミコが効いたドレッシングとの組み合わせが美味しいと思いました。
食後に紅茶をいただいてくつろいでいると、到着に向けて高度が下げ始められました。
くつろいで過ごせると機内の時間は短く感じるもの、もう少し眠っていたいと思ったフライトでした。
シンガポールにはほぼ定刻通りに到着。深夜出発のフライトに乗り継ぎ日本へ。次のフライトまでの時間は、シンガポール航空のラウンジで過ごしました。
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