羽田からサンフランシスコのフライトは、ユナイテッド航空のエコノミークラス。久しぶりのエコノミーと思い、過去の旅行記を見てみると、最後に搭乗したのは2018年7月と5年前のこと。
ここ最近は、GPU(グローバルプレミアアップグレード)を使ってアップグレードしていました。今年は1K資格が継続維持できているものの、持っていたGPUは使わないまま失効し、アップグレードは難しい状況。そのままエコノミーに搭乗しました。
機内の様子
新しい最新型の機材にあたったようで、薄型の座席、ヘッドレスト付きなので、快適に過ごせそう。
機内を見渡して目立っていたのは、不思議な形状をしているこの枕。2つに分かれているので、折りたたんでも使える枕かと思っていたところ・・・周囲の乗客の使い方を見ていると、想定外の機能があることがわかりました。
枕には切込みがあり、2つに分けることができるようになっています。枕の中央部分まで切り分けると、ネックピローに変身するもの。そんな機能があるとは思いませんでした。
ひとつ前の列にある「Premium plus」(他社サービスでは、プレミアムエコノミーと呼ばれるもの)の様子を見てみると、カラフルなデザインのブランケットにスリッパが置かれ、エコノミークラスとは一線を画しています。
元々予約していたのは、「Premium plus」のすぐ後ろ、バルクヘッドの席。予約した席に座っていると、CAさんから「後ろの列に3人席が空いているけど、移動する?」との提案をいただきました。
バルクヘッドの席は前から椅子がリクライニングで倒れてくることがなく、広々使えるのがメリットですが、前の座席がないのでテレビはひじ掛けの下に収納されており、隣の座席とは完全に分断されてしまっていて、使いにくいのが難点。ゆったり過ごせないというデメリットもあります。
3人掛けを2人で利用させてもらえるとするならば、CAさんの提案を有難く受け入れ移動させてもらいました。
席を移動し、座席周りを整理設定、画面で情報を見ていると、本日のフライトでのサービス内容の表示がでてきました。
従来から、地図やフライト予定時間などが表示される画面がありましたが、サービスの流れがわかる画面は画期的。初めての方でもわかりやすいと思いました。
そのほか、画面の下部分にUSB、座席の足元には電源コンセントがあり、デバイスの充電がスムースにでき大変便利でした。エコノミークラスの設備も変化しているのですね。
機内食
スナック・ドリンクサービス
離陸後しばらくすると、スナックとドリンクのサービスがありました。
プリッツエルの入ったスナックミックスにドリンクのサービス。
飲み物は、炭酸飲料、ジュースのほか、コーヒー、紅茶などのホットドリンクがあります。機内が大変寒かったので、温かいミルクティをいただきました。
夕食(最初の食事)
ドリンクサービスが終わり、しばらくすると、夕食のサービスが始まりました。
メニューは2種類からの選択、CAさんは「チキン or パスタ」と説明しながら配布していきます。
せっかくなので、夫婦別のものをお願いしました。
■ チキン
夫の選択はチキン、機内食トレーの上には、メインのお料理のほか、サラダ、パン、そして、デザートの白いものは・・・なんと大福もち。
温かいお料理のアルミホイルを外してみると、中身は、唐揚げ。ごはんに唐揚げ、付け合わせの野菜と、まさに唐揚げ弁当でした。
お味は、見た目通りのもの。オーブンで温める時にご飯の蒸気がこもってしまうのか、唐揚げがしっとりしてしまい・・・正直いまひとつ。
サラダは、水菜に、枝豆・コーン・パプリカと彩りがよいもの。ドレッシングは付きませんが、夫婦には味なしで充分。これは美味しくいただきました。
チキンを選んだ場合、唐揚げ弁当に、パン、大福もちと炭水化物に偏った内容、もう少し気にかけてくれればよいのにと思う内容でした。
■ パスタ
パスタは、トマトチーズマカロニ。ピリッと辛みが効いていて、まずまずのお味。ベジタリアンメニューですが、こちらの方が良かったかなと思う内容。ただ、炭水化物に偏った食事であることには変わりありません。
朝食(到着前の食事)
到着前にも食事のサービスがありました。最近はフレンチトーストがあると聞いていたのですが、選択肢は「エッグ」のみ。
受け取って開けてみると、オムレツにソーセージ、ハッシュポテトが入ったものでした。ちなみに、朝食は、温かいお料理にバタークッキーのみと、超シンプルなメニュー、以前は、フルーツやパン、アーモンドクッキーなども添えられていましたので、ずいぶんそぎ落とされていると思いました。
最後に
5年ぶりに搭乗したユナイテッド航空のエコノミークラス。機材が新しくなり、USBのアウトレットや電源コンセントがあったので、PCやスマートフォンなどフライト中に充電することができるようになっていたのは、非常にありがたい変化、そしてネックピローにもなる枕は画期的でした。
一方で、機内食のサービスは、そぎ落とされた最低限のシンプルな構成に変わり劣化の方向。さすがに量が少ないと思う方が多いのではないかと思います。
機内サービスがフレンドリーなことも踏まえると、日系航空会社の手厚いサービスを選んでしまう方が多いのではないかと改めて思いました。
今回のサンフランシスコ旅行で夫のミリオンマイラーが確定しましたので、今後は、ユナイテッド航空に搭乗する機会が少なくなるものと思います。お値段が特別安くなかったら、選択はしないような気がしています。
コメント
プリンセスマイラーさんこんにちは!
私も9月にフロリダに行ったときにユナイテッド航空を利用したのですが、全く同じメニューでした。
ちょっとびっくりするくらい、コストカットが進んでいますよね。
年末に利用したデルタ航空の方がお食事の質は格段に良かったです。
今度の年末はアメリカン航空を利用する予定なので、今からドキドキです。
ユナイテッド航空よりはおいしいことを祈ります(笑)
路線が異なっても同じメニューなのですね。コストカットがはなはだしいと思いました。
アメリカの他社便に搭乗した経験がないのですが、ユナイテッド航空よりも機内食の質が高いとお客さんのシフトも進んでしまうのではと心配になります。
年末の旅行が楽しいものになりますように。