先日、ANA国際線に搭乗した際、機内オーディオサービスで見た「ヒューマングルメンタリー オモウマい店 」で紹介されていたブランジェリーが気になり、休日にパンを買いに行ってみました。
パンを買いに出かけたお店は、板橋区赤塚にある「パン工房ブランジェリーケン」。買いに行ってみると我が家のパンの好みにぴったり、あまりに美味しく、12月に続けて3回も買いに出かけてしまいましたので、まとめて紹介します。
場所・営業時間など
最寄り駅は東武東上線「下赤塚」または、東京メトロ有楽町線・副都心線「地下鉄赤塚」。都心からは40分ほどの場所、郊外の住宅地にあります。
下赤塚駅からは歩いて2分ほど、駅前から続く商店街にあるごく普通の「街のパン屋さん」です。
店頭に小さな看板があり「12/1より全品20円値上げ」との案内。昨今の状況を考えると値上げも致し方ないものと思います。
営業時間は朝7時~夜9時までと長時間。朝と日中と異なる時間帯に伺いましたが、お客さんは地元の方と思われる方ばかり、朝は出勤前に朝ごはんやランチを買っていく方、日中はお子さん連れでたくさん購入される方など、地元に愛されているお店と思いました。
店内
道路に面して大きな窓があり、店内に陳列されているパンが良く見え、期待が高まります。
3人も入店すると混雑してしまいそうなコンパクトな店内にぎっしりパンがならんでいます。朝7時過ぎの時点でこの品揃え、早朝から用意されているパンの種類が多くて驚きます。
パンの種類を見ると、具材を入れて焼き上げられたベーグル、ベーグルにクリームなどをサンドしたベーグルサンドなど、何種類あるのだろうと思うくらい種類豊富です。
そのほか、くるみやピスタチオなどナッツ類を練りこんだシンプルなベーグル、小さめサイズのリュスティックにソーセージやチーズを挟んで焼き上げた総菜系のパンなど。
べーグルが中心ではありますが、あんぱんやクリームパン、
そして、食パンもありますので、街のパン屋さんのラインナップです。
リュスティックやバゲット類もありますので、本当に種類が多く驚くばかり。
そして、冷蔵ケースには、バゲットに野菜やチキンなどを挟んだサンドイッチもあります。
12月に伺いましたので、店内にはリース、ベーグルが華やかだったのはホリデーシーズンだったからでしょうか?
その日によってパンの種類が異なるので、「食べたいもの」を買いに行くよりも、「今日は何があるのだろう」と思って行ってみると楽しいお店。毎回、店内の棚を2回見てから決めていました。
パンのサイズは大きく、トレーには4つ載せるといっぱいになるくらい、そしてひとつひとつのパンがずっしりと重いので、手首をひねらないように気を付けないといけないと思うほど。
リュスティックを買った日は、特に重量級。たくさん購入される方は、しっかりマイバックの準備が必要です。(笑)
購入したパン
以下、3回の訪問で購入したパンを紹介します。名前やお値段は、店内の表示とレシートから記載していますが、表示が切れていたり、値上げ前の価格が書かれていたりしましたので、誤りがあるかもしれません。
2023年12月2日
■ くるみコーヒーあんマスカルポーネ(480円)
コーヒーあんにマスカルポーネという組み合わせに興味を持ち購入してみたもの。
重さを測ってみると389g、ずっしりと重いベーグルです。
ココアパウダーがかかっているのは、ティラミスをイメージしたものでしょうか。
こしあんにコーヒーが加わると香ばしい風味、マスカルポーネとともにいただくと、大人のあんぱんといったお味でした。
■ プレーンあんバター(440円)
プレーンのベーグルにあんことバターがサンドされたもの。
こちらは439gとさらに重いベーグル。
口が閉まらないくらいたっぷりのあんこ。
バターの厚みも1cmほどとびっくり。
サンドイッチの状態では食べられないので、上を外して、あんことバターを付けながらいただきました。目の詰まったベーグルはもっちり、噛み応え充分、チューイーなベーグル、フィリングが多くて、持て余してしまうほどでした。
■ ミツイモモンブランいちじくザマンド(540円)
モンブラン好きなので、これを見てすぐ、トレーへ。
重さは425gのビックサイズ。
クランベリー入りのベーグルにモンブランクリーム、甘露煮、イチジク、ミツイモを乗せて焼き上げられたもの。
モンブランクリームは硬く、持ち帰っても崩れませんでした。
中にはカスタードクリームが入って甘さ抜群。ペーグルの上の部分はモンブランですが、中身はベリーの酸味にクリームの甘味とモンブランというよりもクリームパンといったお味。
少々贅沢なベーグルです。
■ ベリーピスタチオサンド(620円)
この日いちばん華やかだったベーグル、いちごとピスタチオの緑がきれい。
重さは435g。
ピスタチオクリームはとても柔らかく、持ち帰る際に袋にクリームがついてしまい、少し崩れてしまいました。
切り分けてみると、サンドイッチになっていて、内側にもピスタチオクリームといちごが入っていました。
ピスタチオクリームがとても濃厚、たっぷりとサンドされた上にトップに乗っていたので、持て余し気味。半分を食べきるのも、胸がいっぱいと感じてしまうほど。
美味しいのですが、さすがに大きすぎました。
2023年12月3日
最初に購入したベーグルがボリューミーだったので、2回目は少し控えめにプレーンなものと、総菜系のものを選んでみました。
■ パンプキンハーブチーズとソーセージ(540円)
■ ベーグル ピスタチオ(310円)
チーズとソーセージ好きの夫が選んだもの。
重さは356g。
太くてボリュームのあるソーセージが魅力のパン、チーズも濃厚で、ひとつでランチになるくらいのもの。
ピスタチオは301gとこちらのベールの中ではスモールサイズ。
生地は力強くもっちり感満点、ピスタチオがたっぷり入っているのもよく、シンプルで美味しいベーグルでした。
■ メキシカンドッグ(530円)
夫はもうひとつ、ソーセージ入りのパンを購入。
271gで軽く感じてしまうのは、錯覚です。(笑)
たっぷりのチリソースで、ぴりりと刺激的なお味、水分が多めのもっちりしたリュスティックがよく、美味しいホットドックです。
■ ベーグル プレーンくるみ(260円)
プレーンなベーグルで生地そのものを楽しもうと選びました。
304gとほどよいボリューム。
生地はしっとりしているものの噛み応え充分、くるみの香ばしさがアクセントで食事に合わせていただくのがよいもの。シンプルにそのままで楽しみました。
2024年12月17日
3回目となると、奇をてらったものでなく、パンそのものを楽しもうと思えるようになりました。
■ リュスティック 大納言(230円)
大納言を練りこんだリュスティックです。
小豆の粒が見えます。柔らかく煮込まれた大納言はほどよい甘さ。
内側にも大納言が入っています。ほんのり甘い小豆が良いアクセント、あんバターなどでは甘いフィリングがパンよりもボリューミーで持て余してしまいましたが、このパンはちょうどよいバランス、ほのかに甘いリュスティックといった味わいで、気に入りました。
■ リュスティック(300円)
何度か見かけて気になっていたリュスティックを買ってみました。
表面はつるっとしたもの、水分が多く重みがあるパン。
クラムがもっちり、ベーグルほど硬すぎず食べやすいもの。オリーブオイルをつけていただくのがよく、夫婦で切り分けて1度でいただいてしまいました。
■ ベーグル プレーン(210円)
■ ベーグル プレーンくるみ(240円)
やはり、プレーンなものに限ると、何も入っていないベーグルと、前回買って美味しかったくるみのベーグルを購入。
一般のベーグルのようにツヤツヤしたものではありません。
想像していたほど硬くなく食べやすいもの、シンプルが一番と思いました。
前回美味しかったくるみをリピート。くるみの油がパンと一緒にいただくと美味しく、程よいもの。プレーンベーグルとくるみベーグルがベストのように思います。
感想など
販売されているパンは、素朴な見た目ですが、街のパン屋さんのレベルを超えていると思う美味しさ、リピートしてしまったのは、美味しかったのと別のパンも試してみたいと思う好奇心からでした。これまでいただいたことのあるベーグルとは異なるタイプ、噛み応えがあるベーグルの良さを生かしながら、フィリングで楽しませるという魅力のあるベーグルと思いました。
さらに、モチモチ食感のリュスティックが妻好みであったのも良かった点、シンプルにオリーブオイルを合わせていただくと止まらなくなってしまうほど。大納言入りのリュスティックがほどよい甘さで良かったので、他のリュスティック系のパンもいろいろ試してみたいと思っています。
ANAの機内オーディオで上映されてたテレビ番組がきっかけとなって出会ったブランジェリー、パンの種類は800を超えているとのことですので、新たな出会いを求めて、また伺いたいと思います。
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