とろけるようなクリームが入った「くりーむパン」で有名な「八天堂」、最近はとろける食パンも手掛けていると聞いていましたが、先日、近くのスーパーマーケットの八天堂の棚にあん入り食パンを見つけ、買ってみました。
小型食パンの1斤サイズ、8枚切りにしても十分な厚みが取れる大きさで成形されています。
原材料名を見ると、最初に表示されているのが「こしあん」。ということは、原材料の中でこしあんの含有量が一番大きいということ、食べるのがたのしみになってしまいます。発酵バターが使われていると聞いていましたが、表示にはありません。
いつものお皿に出してみました。袋から取り出すと、バターの香りがしました。黒いマーブル状の模様が表面全体に見えます。黒い模様はもちろん、こしあん!相当量が入っているようです。
見た目は、デニッシュ状の生地、しっとりタイプでしょうか。
切り分けてみました。クラム部分は若干黄色がかった色合い、こしあんの柄が見えますが、思ったほどの含有量ではありません。
そのままでいただいてみると、しっとりとした生地に優しくあんの味わいが感じられるもの、あん食で味わうパンチはなく、非常に上品なお味です。
生地に油脂分が多いのか、非常に濃厚、何もつけずに食べられると思いました。
翌日の朝食では、トーストして食べてみました。
焼くと油脂分の配合が高いのか、サックリした食感のパンに変わりました。バターの香りがさらに強まり・・・焼いたほうが断然美味しい、と思いました。
場所によりあんの分量が異なるのかなと思ったものの、非常にうまく作られていのか、ほぼ均等、どの場所を食べても上品なあんを楽しめるようになっていました。
あんは美味しいのですが、やはり、あん食の醍醐味は、あずきを食べるパンチの強さ、多くのあん食は粒あんが使われているのに比べて物足りなく感じてしまいました。あん食はあんの含有量が多くて粒あんなのがよいのかと改めてわかりました。
デニッシュ生地はとても美味しいので、あんバタートーストを気軽に食べたいときにはちょうどよいもの、トミーズを想像しないでいただくのが良いと思いました。おやつのパンに1,000円は少々お高い・・・正直な気持ちです。
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