一時ブームとなっていた高級食パンブーム、ここ最近、高級食パン専門店の閉店の話をよく耳にするようになりました。
わが家はもっぱら「に志かわ」派ですが、新しいパン屋さんを見つけると試してみたくなるもの。秋葉原に買い物に出た折、大阪に本店のある「嵜本」のお店を見つけ、休日朝のパンを買って帰ることにしました。
お店は秋葉原駅の東西自由通路の入口付近、大きなパンの写真が出ているのですぐわかります。
通路面して商品がディスプレイされた小さな店舗、食パンとジャムが販売されています。
取り扱っている食パンは、通年販売されている定番2種類「極美“ナチュラル”食パン」「極生“北海道ミルクバター”食パン」のほか、1か月ごとに変わる食パンがあります。5月はピスタチオのグリーンが鮮やかな「極生‟ピスタチオ”食パン」と「嵜本珈琲と塩キャラメルの食パン」でした。
秋にはマロン、2月にはショコラなど季節感のある食パンもあるようで、食べてみたいと思うものがいろいろあります。
食パンのサイズは、2斤、1斤と2種類あり買いやすいサイズ。そのほか、お試し用、お土産用に1枚のパックの用意もあります。
1斤500円のところ、1枚300円なので、少し割高感はあります。
この日は定番の食パンの中から選んで買って帰りました。
■ 極美”ナチュラル”食パン1斤(500円)
焼き色が薄め、全体に白い印象の食パンです。
購入時にいれていただいた紙袋の持ち手がピンク色と特徴的、これを持って歩いていると遠くからでもすぐわかる色合い、知っている人には「嵜本の食パン!」をイメージさせるもの、知らない人も「何だろう?」と興味を引くもの、これも戦略ですね。
「毎日食すことへのこだわり」から、卵・乳不使用との説明、原材料はこだわりを持って選んだもの。トランス脂肪酸が使われていないとの表示もあります。
袋から出してみました。ちょっとくたびれてしまっているように見えるのは、購入翌日のパン、購入当日はあいにくの雨だったからかもしれません。
水分量が多いのか、中央部分が少しくぼんでいます。
クラムは目が詰まっているのがわかるもの、もっちり食感が特徴通りの見た目です。
焼き色が薄めなのは、生食パンと銘打つ高級食パンの特徴かと思うくらい、こちらの食パンも白いもの。
紙袋には商品説明のパンフレットが入っています。説明書きを読みながら、朝ごはんです。
店頭にあったジャムの紹介もあります。こちらのジャムは「ジェルジャム」と呼ばれるもの、なめらかな口溶けのものらしいです。
保存方法のご案内もあります。わが家の場合、1斤を4枚に切り分け、2回にわけていただくので、ほとんど保管することはありません。
写真撮影の後、早速、朝ごはんでいただきました。「極美”ナチュラル”食パン」はトーストがお薦めとのことですが、そのままとトーストの両方で食べ比べしてみました。
封を開けた時の香りは他の高級食パンに比べると薄めのもの、そのままいただくと、もっちりさはあるものの、水分はあまり多くなくしっとりという感じはありません。その分食べやすいように感じました。甘みが少ないのも食パンとしての食べやすさなのかもしれません。
トーストしてみると、表面さっくり、内側はもっちり感のコントラストが付き、美味しさが引き立ちました。トーストがお薦めとなっていたのは食べ比べてみてわかりました。
高級食パンはいずれも、2斤千円前後と同じような価格帯ですが、お店ごとに風味や味に個性があり、食感も異なります。美味しいと思えるかどうかはやはり試してみないとわからないもの。見た目が同じようでも味に違いあり!好みのものを見つけるには食べてみるしかないと思います。
スーパーマーケットで販売されているナショナルブランドの日常使いの食パンと比べると3-5倍程度の価格差がある高級食パン、美味しいという話だけではなかなか見分けが難しいと思いました。
季節のパンがいろいろありますので、飽きずに楽しめるのは顧客を引き付けるポイント、よく研究されていると思いました。
日常使いでは、ナショナルブランドのものでも、そこそこ美味しいとは思うので・・・食パン選びは難しいと改めて思いました。
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