フランスと台湾の朝ごはんを満喫する休日、世界の朝ごはんが楽しめるワールドブレックファーストオールデイ(外苑前)

朝ごはん

友人のBちゃんとTちゃんと久しぶりに会おうと食事をするお店を相談、「世界の朝ごはんが楽しめるのがいいね」とこちらのお店を選んで出かけることになりました。外苑前にある「ワールドブレックファーストオールデイ」(WORLD BREAKFAST ALLDAY)です。

予約ができないので、開店時間を目指してみんなで集合!シャッターが開いて開店準備が始まりました。

こちらのメニューは、定番の朝食メニュー3種類と月替わりのメニューの構成。伺った2月のメニューは、定番として、イギリスと台湾の朝食、

メキシコの朝食、そして、月替わりはフランスの朝食でした。

最後には店頭に写真入りのメニュー看板が出され、開店の時間になりました。

開店の時点で並んでいたのは、私たちのほか、もう一組でした。

作っているところが見えるオープンキッチン型式、どこかのお宅のキッチンにお邪魔しているかのようです。

朝ごはんメニューで使われている食品類は販売もされています。

メニューは朝ごはん4種類とドリンク、それぞれ好みのメニューを注文しようとメニューを見比べ、台湾とフランスの朝ごはんを選びました。(4種類になるかなと思いましたが、食べてみたいと思うメニューは集中するのですね)

テーブルの上には、この月のテーマである「フランス」の朝ごはんの紹介が置かれていました。ちょっとした読み物になっていて楽しい内容。

カトラリーは(たまたまかもしれませんが)フランス製です。

テーブルの上に置かれた小物ひとつひとつがおしゃれ。インスタ向きですね(笑)

小物を楽しんでいると、先にドリンクが来ました。ドリンクメニューも世界各地のものが用意されていて、それぞれ国が明記されていました。

■ 紅茶(450円)

イギリスの代表、紅茶です。「PG Tips」ブランドのティーパックの紅茶です。イギリスのスーパーでよく見かけるブランド、お手頃価格で普通に美味しく、ミルクティ向きの茶葉。ミルクをお願いすると、牛乳が来ました。

■ コーヒー(500円)

朝のもう一つの定番はコーヒー。朝からコーヒーの香りを楽しむと、くつろげますね。

行く前に食べログを読んでいると「飲み物はワンオーダー制」との書き込みが複数ありましたが、特にその指定はありませんでした。ただ、朝ごはんの時に飲み物がないというのは、寂しいので、オーダーしました。(なお、お水の用意はあるので、水分なしに朝ごはんということにはなりません)

飲み物をいただいているとお食事も到着。いただいた朝ごはんを順番に紹介します。

■ フランスの朝ごはん(1,500円)

バターとイチゴジャムを塗ったタルティーヌ(バゲット)にクロワッサン、ジャンボン・ド・バイヨンヌ(生ハム)とカマンベールチーズ、カソナードをふりかけたフロマージュ・ブランとフルーツサラダという組み合わせ。

写真にはカマンベールチーズが映っていないのですが、盛り付けるのを忘れてしまっていたもの。写真を撮影した後、チーズが来ました。

バゲットにクロワッサンはまさにフランスのイメージそのもの。チーズに生ハムにフルーツ・・・フランスってこういう朝ごはんなのかとフランスの朝の風景に思いをはせながらいただきました。

■ 台湾の朝ごはん(1,500円)

台湾の朝ごはんは、豆乳スープの「鹹豆漿」(シェンドウジャン)、薄い卵お好み焼きの「蛋餅」(ダンピン、もち米おにぎりの「飯糰」(ファントワン)と、想像していたものとは違う組み合わせでした。台湾の朝ごはんは、肉まんやおかゆかなと勝手ながらイメージしていました。

「鹹豆漿」はスープというよりも、おぼろ豆腐のように固まっているので、豆乳茶椀蒸しといったお料理、刻んだザーサイの塩味と干し海老の香ばしい風味で味わうもの。朝ごはんに温かい茶碗蒸しは優しい味わいで向いています。

「蛋餅」は薄く焼いたお好み焼きと卵焼きを重ねて巻いたもの、もっちりした食感とたまごの香ばしさで美味しい!

「飯糰」は黒米入りのもち米ごはんを俵型に握ったおにぎり。もち米だけでも美味しいのですが、中には、肉鬆(肉のでんぶ)と油条が入っていて、ボリューム満点。あまじょっぱい肉鬆はおにぎりの具にぴったり。

これまで、肉鬆って美味しくないと思っていましたが、おにぎりの具としてはとても美味しいもの、ごはんが進みました。

台湾の朝ごはんには珍しさがないだろうと思っていたのは、大きな誤解。こういったものが朝ごはんなのかと初めて知りました。

お店はこじんまり。長テーブルひとつをお客さん全員で囲んで座る型式、あまり多くのお客さんが入店できませんし、お料理提供までに時間がかかるので、ランチタイムには長い待ち行列ができるのだと思いました。

珍しい朝ごはんをいただけるのは楽しい経験でしたが、お料理とドリンクを合わせると2,000円超と少々お高め。こだわりのお料理はここだけでしか楽しめないお味ですが、このお値段を出すのであれば、「他にも美味しくて充実した内容の朝ごはんがあるなあ」と思ってしまいました。

終日同じメニューがいただけるようで、朝から、ランチ、ディナーまで「All day Breakfast」のお店でした。

朝ごはんの後は、行列ができ始めていたので、早々にお店を出て、近くのカフェでコーヒーを飲みながらひとしきり話に花を咲かせてから解散となりました。小さいお店ですので、食後ゆっくりできないのも玉に瑕かもしれません。

絵画館前のイチョウ並木などを散策しながら歩いて家路に。徐々に温かくなってきて散策の時間が楽しい季節になってきました。初夏まではお散歩の気持ちが良い季節です。

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