我が家の仕事納めは27日。夫はもともと27日が仕事納め、妻は30日に休暇を取得しているので今年は仕事納めが同じ日になりました。
年末年始を海外で過ごす予定のため、12月最後の週末は、年賀状書きと大掃除、そして美味しいものの食べ納め。何を食べに行くかを夫婦で相談したところ、意見は一致、神保町学士会館内にある「寿司割烹 二色」に出かけました。
学士会館内はすでにお正月を迎える準備が進んでおり、二色の店先には新年会プランの案内が掲示されていました。
店頭のメニューボードを見て、何を食べようかと相談。今日の「二色御膳」は文化鯖の塩焼き、鯖の塩焼きというのは珍しい、おそらく初めて出会うメニューです。
いつもの週末に比べるとお客さんは少なめ、カウンター席におひとりさまのほか、個室に1組のご家族のみと空いています。
店内中央のテーブル席に案内され、座りました。
メニューを見て今一度考えましたが、夫婦で同じものをいただくのもと思い、いつもの「づけちらし」と「二色御膳」をオーダーしました。
■ 二色御膳 文化鯖の塩焼(1,350円)
二色御膳です。鯖に小鉢、ご飯、味噌汁、香の物のセットです。
この日の小鉢は、「氷頭なます」。鮭のコリッとした軟骨を甘酢で和えたもの、家ではなかなか作ることができないお料理なのでうれしいもの。歯ごたえがよく美味しい!
お正月らしい小鉢に、お正月気分を先取りした気持ちになります。
鯖は半身、小振りの鯖とはいえ半身分となると相当のボリュームがあります。しっかりと焼き上げらえた鯖は適度に脂が落ちジューシーな焼き上がり。腹の脂が多い部分と背のさっぱりした分のバランスが良く美味しい。
皮のパリッとした感じがよく、皮までしっかりいただいてしまいました。
■ づけちらし(1,350円)
もう一品は、いつものづけちらしです。
まぐろ、サーモン、タイ、はまち、穴子、たこ、いか、小柱、たまご、とびこ、いくらと豪華な内容。いつもよりもまぐろの切り身が大きく、そして、づけが濃すぎないもの、いつもよりも好みのお味です。
オーダーと同時に「ヤマ」となり、本日最後のづけちらしだったのですが、ネタが足りなくて足したのではないかと思えるほど、大きなぶつが入っていてとてもお得な内容でした。
さらに、今日は”あたり”と思えたのは、味噌汁があら汁だったこと。サーモンやタイのあらがたっぷりはいったあら汁はゆずの香りをきかせた上品な香りがするもの、過去にいただいたあら汁の中で最も美味しいと思う思うものでした。
少しだけ味噌が強めだったのは残念でしたが、また二色のあら汁を食べたいと思うほど後ひくお味でした。
最後の水菓子は、オレンジのシャーベット。さっぱりとしたオレンジの風味が効いたもの、最後に口の中をさっぱりさせてくれました。
食べ終えてお店の外に出ると、店頭のメニュー看板のづけちらしには「完売御礼」のシールが貼られていました。
館内の盛花には千両があしらわれているなど、お正月をお祝いする雰囲気。今年も残りあとわずか、年内最後の外食ランチを美味しいもので締めくくることができました。
来年も美味しいものをいただける良い年になりますように。
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