骨伝導ヘッドフォン「AfterShokz」で快適テレビ会議~テレワークの快適さはツール次第?

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昨年春以降、夫婦の勤務先では、政府が推奨する在宅勤務(テレワーク)で出勤者の7割削減を目指して、原則、在宅勤務で働き方が変わり仕事の進め方が大きく変わりました。

最も大きな変化だったのは、会議はすべて「テレビ会議」になったこと。会議参加者の誰かは必ず在宅勤務をしているほか、会議室に集まっての会議をすること自体が「密」を招くと顔を合わせての会議は消滅、仮に会社に出勤していたとしても、自席から「テレビ会議」に接続するのが日常となりました。

「テレビ会議」で重要なのは、音声。聞き取りやすいイヤフォンときれいに音声を伝えられるマイクの性能で「テレビ会議」の快適さが大きく変わるもの、1日の6-7割が会議などのコミュニケーションの時間になり、快適な会議のためにはイヤフォン選びが重要と分かりました。

1年近く試行錯誤した結果、骨伝導イヤフォンの「AfterShokz OpenComm」に落ち着きましたが、そこまでの経緯はとても長く、やっと「これ!」と思うものに出会えました。

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最初に使ったのもの:ANA機内でもらったディスポーザブル

最初に使ったのは、デバイス付属のイヤフォンとANA機内で配られるイヤフォン。

いつもの、これ↑です。機内でもらえるほか、スポーツクラブなどのランニングマシン用に用意されているディスポーザブルタイプのもの。

自宅でも会社でもテレビ会議に参加するので、持ち歩くのも面倒と、双方に置いておけるよう複数必要になり、わが家の「ありもの」から選んできたという経緯。

電話をするなど短時間の軽い会話ならば全く問題はなかったのですが、長時間の会議や重要な会議の場合、音の聞き取りに集中せざるを得ず、このイヤフォンで会議をすると疲れは相当なもの、1日を終えるとぐったりという日が続きました。

当時は、「夏にはコロナも治まって元の生活になるかな」「少しの間我慢すればいいね」と使っていたものの、在宅勤務期間がどんどん延長され・・・次のイヤフォン探しに走りました。

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次に使ったもの:BOSEノイズキャンセリングヘッドフォン

次に使ったのは、海外旅行で持ち歩いていたBOSEのノイズキャンセリングヘッドホン「QuietComfort20」

海外旅行から遠のいていて使う機会がほとんどなかった品物、海外旅行用品をしまっているキャリーバッグの中から取り出して、会議に使い始めました。

使ってみると、ノイズキャンセリング機能にクリアな音声と性能の良さはさすが、なかなか快適と思ったものの、テレビ会議に向いているかというと、微妙・・・

  • クリアな音声で会議での会話の聞き取りは全く問題なし
  • ノイズキャンセリング機能で周囲の雑音も気にならず会議に没頭できる
  • シリコンのイヤーチップが適度な柔らかさ、長時間装着でも痛くならない
  • イヤホンタイプなので、耳のあたりでマスクや眼鏡との干渉がなく快適
  • ノイズキャンセリングの性能が良すぎて周囲の様子がわからない
  • マイクの性能はいまひとつ、話す声を適度な音量で拾ってもらえない
  • ワイヤレスでないので、会議中にちょっとした席外しができない
  • 使用するシチュエーションによってはコードが短くて不便
    ・・・ 等々
といったところで、BOSEのイヤフォンも何かが違うと、再び、イヤホン探しへ。
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最後にたどり着いたのは・・・

テレビ会議の生活も長期化、この後の快適さを享受するにはそれなりのコスト負担もやむなしと「少しくらい高くても快適なものを選ぼう」とイヤフォン探しを始めました。
  • マイクの性能を重視するとマイク付きヘッドセットタイプがいいらしい
  • 小さくて便利なのは、カナル型やインナーイヤー型、耳掛け型
  • 首掛け型や左右一体型は耳の負担が少なく、無くしにくい

などなど、Amazonや価格.comのコメント読みつつ検討。お値段の高いものを買って使い物にならないのは悔しいので、ついつい慎重に。サイトのコメントを読んでそれぞれの性能の違いがわかったものの、実際の装着感には個人差があることもわかり実物を見たくなりました。

コロナ禍、手に触れて直接確かめられるお店がなかなかない中、新宿のヨドバシカメラに実物展示が多くあることを知り、行って確かめて購入するに至りました。

購入したのは、骨伝導イヤフォンの「AfterShokz OpenComm」、2万円程の商品ですが、各種キャンペーンを活用して、実質1.4万円で購入しました。

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購入した商品「AfterShokz OpenComm」

骨伝導イヤフォン「AfterShokz OpenComm」です。「AfterShokz」にはいろいろなタイプの商品があります。専用のマイクが付いた製品はこれだけ、ヘッドセットタイプでマイクが口元に近い位置にある方が声をきれいに拾うと聞き、マイクがついているこの商品を選びました。

製品はロゴのついた黒い箱に入っていました。

箱を開けると中には黒いケース、これは製品を持ち運ぶためのケースのようです。結構大きい・・・

箱の中身は、

    • 骨伝導ヘッドセット本体
    • マグネット充電ケーブル
    • キャリーケース
    • 製品説明書(マニュアル)

とシンプル。マニュアルは英語、フランス語など数か国語12か国語対応、マニュアル冊子の厚みの割に中身は7ページだけと少なく、読まなくても使える製品なのだと思います。

ヘッドフォンのサイズの割にケースが大きいと思ったら、このような形で収めていました。ヘッドフォンを傷めず持ち運ぶのにはよいのでしょうが、少々嵩張ります。

会社と家でヘッドフォンの持ち運びをすることはありますが、このケースは結局使わずにいます。

充電はUSBから採る形式で、マグネットのついた端子になっています。専用の充電ケーブルがないと充電できないのが難点です。

電源スイッチを入れて、各機器とのペアリングをしてみると、いたって簡単、すぐにペアリングができ、使用開始までは5分もかからないくらい、最初にマニュアルを読んだのは電源の入れ方と、Bluetoothのペアリング機能の立ち上げ方のみ。それ以外はなんとなく使っているうちにわかってあえてマニュアルを読む必要がありませんでした。

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使ってみた感想など

骨伝導イヤフォンを使うの初めての経験でしたが、思ったよりも快適なイヤフォン、テレビ会議も不満なくこなせています。購入から1か月以上たちますが今のところ特段の不満なく、使っているので、これを使うのかなと思っています。

これまでのイヤフォンを使っていたときのように何らか不満があって、「もっといいイヤフォンはないのか」と別のイヤフォン探しをしたいいう気持ちにはなっていないので、問題ないのだと思います。

1か月使った感想はというと・・・

  • 装着しているのを忘れてしまうくらいの軽量、締め付け感もなく快適
  • 耳をふさがないので、会議の会話と周囲の音の両方が聞こえて便利
  • 周りの音が聞こえるので、会話の声が大きくなりすぎない
  • マイクの性能は安定、会議ではクリアな音声で聞こえる(らしい)
  • 急速充電は実感、数分の充電で1時間の会議はクリア
  • 非公式ながらマルチペアリングに対応、個人スマートフォンと会社スマートフォンを1つのヘッドフォンで対応できるのが便利
  • 音が快適に伝わる装着場所を見つけるまでは試行錯誤あり、振動で音を伝えるので装着する場所によっては「くすぐったく」感じることも
  • 充電の残量がわかりにくく、充電タイミングの把握が難しい
  • ヘッドフォンのサイズ調整ができないので、ジャストフィットは難しいかも(大きすぎたので、斜めにして付ける感じに
  • マルチペアリングをしている時に、繰り返し「接続しました」のメッセージが聞こえることがある(ネットの書き込みをみると、接続の順番や設定で消せるようですが、どうすれば不要なメッセージが消せるのかまだ把握できていません)
といったところ。購入して正解だったのかなと思っています。
快適な在宅勤務のためには、ツールの充実が必要なんですね・・・快適なリモートワークのためのツール、まだまだいろいろ揃えてしまいそうです。

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