ヒルトンオナーズのゴールドやダイヤモンド会員向けの朝食無料特典は、アメリカ国内のヒルトン系ホテルでは、朝食無料に代わり、館内レストランでの飲食で利用できるクレジット(Food and Beverage Credit、以下「F&Bクレジット」)が付与されます。物価高のアメリカでどんなものが食べられるのか、「ミレニアムヒルトンニューヨーク ワン UN プラザ」に宿泊した時の朝ごはんを紹介します。
宿泊時にもらえる飲食クレジット金額
付与されるF&Bクレジットの額はホテルブランドにより違いがあり、1泊1人あたり10-25ドルもらえます。
このクレジットは同室に宿泊する2名まで人数分もらえるので、ヒルトンの場合は、15ドル×2名分、30ドルになります。ただし、ニューヨークやサンフランシスコ、シカゴなどアメリカ国内の一部の都市では1泊1名18ドル分がもらえるため、今回は、夫婦で36ドル分利用できました。
これらの都市ではレストランの価格も高めなので、若干ですが配慮されているのだと思います。(朝食には足りない金額ではありますが・・・)
使える場所と使い方
F&Bクレジットの使える場所
基本的にホテル内のレストランで使えるほか、ホテル内のカフェでの持ち帰りでも利用できます。チェックイン時にどのレストランやショップで利用できるのかの案内がありますが、ない場合は確認しておくと安心です。
「ミレニアムヒルトンニューヨーク ワン UN プラザ」の場合、ホテル内レストラン「Ambassador Grill」のほか、カフェ「UN Cafe」でも利用できました。
「UN Cafe」はロビー脇にあるテイクアウト専門のカフェ、パンやサラダ、フルーツ、朝食やランチのボックス、スナック、ドリンクなどが販売されていました。営業時間が長く、朝6時半から夜9時半までと使いやすく、朝食だけでなく、コーヒーのテイクアウトなどでも使え便利でした。
F&Bクレジットの使い方
F&Bクレジットの使い方は簡単、レストランや売店での会計の際、支払いを部屋付けにしておくだけ。部屋付けをお願いすると、部屋番号と氏名の確認があり、レシートにサインを求められます。後はチェックアウト時にまとめて清算されます。
レストラン「Ambassador Grill」の朝食
レストラン「Ambassador Grill」は、ホテル内にあるレストラン、朝食、ランチ、ディナー、バーの営業をしています。
朝食は朝7時~11時、ビュッフェではなく、アラカルトでの提供、オムレツなどの卵料理、サンドイッチ、オートミール、ヨーグルト、フルーツプレートなどがあります。
お値段は、フルアメリカンブレックファースト(卵料理、ポテト、ソーセージorベーコン添えにトースト、飲み物)で33ドル、グラノラヨーグルトで14ドル、コーヒーなどが7-9ドルと、チップなどを含めると6,000円程度。お料理の写真を見ると、アメリカらしいお料理でそのお値段を出すことを躊躇してしまいました。
メニューの詳細は、こちらです → 朝食メニュー
カフェ「UNカフェ」の朝食
「UNカフェ」は、ロビーからエレベータホールに行く途中にあるカフェ、朝食の時間帯にはパンやペストリー、サラダボール、フルーツカップ、ヨーグルトなどが販売されていました。
パンなどはケースの中に入っていて、スタッフさんにオーダーする方式。
デニッシュ類やクロワッサンのほか、
ベーグルやマフィンなどもあり、ぺストリー類の選択肢は豊富、比較的甘いもの系が多いように思います。
サラダボールにバナナブレッド、このほか、カットフルーツ、ヨーグルト、各種飲み物がありました。
コーヒーはバリスタさんがいてオーダーの都度、淹れてもらえる方式、コーヒー豆はイリーのものでした。
パン、ペストリー類は、6-7ドル、コーヒーなどのドリンク類が5-7ドルほど。アメリカでは平均的な価格ですが、パンも飲み物も1,000円程度と思うと物価高と円安のダブルパンチは痛いと思いました。
レストランで朝食をいただくよりも、美味しそうなペストリーの方がよいかなと、ここで買って部屋でゆっくり朝ごはんを食べることにしました。
購入したのは、カフェラテ2人分とマフィン、アーモンドクロワッサン、これで30ドル弱です。
妻はバナナマフィン、思ったよりもサイズが大きく、中にはバナナがたっぷり。甘み控えめで美味しいマフィン、マフィンとカフェラテのボリュームがあり、朝食として充分でした。
夫はアーモンドクロワッサン。バターの効いたクロワッサンにスライスナッツがたくさんついたもの、甘めでしたがアーモンドが香ばしくとても美味しい。背徳のパンと思ったものの、ペロリと平らげました。
朝食以外に、前の日の夕方、カフェでカフェラテをテイクアウトしていたので、F&Bクレジット36ドルをちょうど使い切った状態。クレジットになったおかげで、組み合わせて利用できるので、クレジットの方が使い勝手が良いと感じる場合もあると思いました。
朝食の後は、コーヒーを飲みながら、摩天楼を眺めてのんびりしました。
お高いペストリーでしたがクオリティが高く、味も満足。ホテルの部屋で美味しいものをいただいてゆったりとした時間を過ごせたので、レストランでアメリカンブレックファーストを食べるよりも満足度が高かったのではと思っています。
サンフランシスコの「Parc55」で飲食クレジットを使った朝食を別記事で紹介しています。今回とほぼ同じパターンなので、アメリカのヒルトンの朝ごはんはパンとコーヒーの軽い組み合わせで落ち着きそうです。
2024年9月ニューヨーク旅行の記事は、旅行記でスケジュールとともにまとめて紹介しています。
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