ニューヨーク旅行の航空券予約をしたのは2024年3月末、その後、宿泊先ホテル探しをはじめました。ニューヨークに出かけるのは2015年以降9年ぶり。久しぶりにニューヨークでのホテル探しを始めると、以前とは宿泊料金の水準が大きく変わっていることがわかりました。
宿泊費が高騰しているニューヨーク、特にマンハッタン内では顕著で、200ドル以下で宿泊できるホテルは皆無。今回のホテル予約ではどの地域に滞在して観光するのがよいか非常に迷いました。
宿泊先ホテルを決めるまで
少しでも宿泊費を抑えるならば、ハドソン川を越えたニュージャージー側で宿泊することになるのですが、マンハッタン内の観光には非常に不便、かといってハンプトンインクラスのホテルに300-400ドル、ヒルトンクラスのホテルに500-600ドルも払うのは躊躇するもの。
今回の滞在はニューヨークで2泊する予定、2泊で15万円も出すのはさすがに高い!あまりに高いのでヒルトンオナーズポイントを使って予約しようと思い、マンハッタン内のヒルトン系の必要ポイントを調べてみると・・・
マンハッタン内のホテルは80,000ポイントから、JFK近くのエアポートホテルでも60,000ポイントという水準、40,000ポイント台のホテルはマンハッタンまでの移動がバス便となるニュージャージー州の郊外にいくつかあるくらいで、あまりの高騰ぶりに絶句。
そんな時はと、ホテル名称を伏せて空室を割引価格で販売するホテル予約サイト「Hotwire」も試してみました。
9月の日程で何度か検索してみましたが、4つ星クラスのホテルで350ドル越え、4.5つ星クラスのホテルになると450ドル超えと、Hot Rateでも割安感がない水準、100ドル台、200ドル台のホテルは、ニュージャージー州のホテルだけという結果。このほか、Exprdiaなどの予約サイトを見ても水準に違いがありません。
仕方ないので、ヒルトンオナーズポイントで予約するこに決めもう一度検索。マンハッタンの中は無理でも、マンハッタンまでの移動が比較的便利な場所で、ポイント数が少ないホテルはないかと探してみると、
ジャージーシティにあるホテル「DoubleTree by Hilton Hotel & Suites Jersey City」が60,000ポイントになっているのを見つけました。
ホテルの最寄り駅はPATHのエクスチェンジプレイス駅かニューポート駅という立地、ローアーマンハッタンからハドソン川を挟んでニュージャージー側にあるホテルです。
PATHの路線図で確認してみると、
マンハッタンからは、ワールドトレードセンター駅または、33thSt駅からPATHの路線があり、ワールドトレードセンターからエクスチェンジプレイスまでは1駅4分の距離。PATHは運行本数が多く、ニュージャージー方面からマンハッタンへの通勤でも使われる路線、電車の便がよいので、マンハッタンへの観光通勤できると判断し、一旦こちらを予約しておくことにしました。そして、少し日程が近くなって価格やポイントが変動するかどうか確認して最終決定することにしました。
ここまでホテルが高騰しているとマンハッタン以外での宿泊もやむをえないと思い、マンハッタン内の宿泊を諦めました。
直前にもホテル探し
その後、時折ホテル予約サイトで検索を続け、料金変動がないかを確認。
9月に入りホテルの空き状況を確認してみると、マンハッタン内のホテルで特定日のみポイント数が下がっているのを見つけました。ニューヨークの滞在予定日で何度か検索を続けると、ポイント数が下がったホテルがあり、すぐに予約を変更しました。
予約したのは「Millennium Hilton New York One UN Plaza」で1泊67,000ポイントでした。もともとは80,000ポイントでしたので、わずかですが値下がりしたもの。
「Hilton」は、複数あるヒルトン系のホテルブランドの中で、フルサービスのホテル、名前の通り国連ビルのすぐ前にあって立地はまずまず。グランドセントラル駅からも徒歩圏とアクセスもしやすそう。
ただ、急にこの日だけピンポイントでポイント数が下がったのか理由は、わかりませんでした。
1泊目は何とか予約ができましたが、ポイント数が下がっていたのは、最初の1泊のみ。2泊目はマンハッタン内にもニュージャージー側でもポイント数が下がるホテルが見つかりません。
2泊目は、もともと予約していたジャージーシティのダブルツリーに宿泊することはできますが、2泊目にマンハッタンからニュージャージーへ移動し、さらに宿泊した翌日の深夜のフライトで帰国というスケジュールのため、夕方にはJFKに行く必要があるので、動線が良よろしくなく、宿泊するかどうか迷いどころ。
いろいろな方策を検討したものの、良い選択肢はなく、2泊目は止む無くマンハッタン内で探して宿泊することにしました。2泊目のポイント数は検索を始めた時と変わらず80,000ポイントから。同じポイント数ならば、モーテルクラスよりもフルサービスがよいかなとか、朝食付きのホテルがよいかなと、いろいろな観点で比較検討。
朝食付き、部屋が広い、キッチンまたは電子レンジ付きのホテルがよいかなと、「エンバシースイート」ブランドのホテルの空きを探して予約を入れました。
2泊目に予約したのは、タイムズスクエア近くにある「Embassy Suites by Hilton New York Manhattan Times Square」、必要なポイント数は80,000ポイントでした。
エンバシースイートですので、部屋はリビングとベットルームに分かれていたほか、夕方はカクテルサービス、翌朝は朝食サービスがあって、そこそこ快適に滞在できました。
ホテル代が高騰していた理由
ニューヨークに滞在した9月下旬、それも滞在している日を中心に数日間は特にホテルが高騰、学会や展示会なのかと思い検索してみても出てこず理由がわからなかったのですが、現地で宿泊してみて、その理由がわかりました。
9月22日、23日の2日間、国連本部で「国連未来サミット」が開催されており、その時期とパッティングしてしまっていたのが高騰の原因。予約が取りにくかった理由もよくわかりました。日本からも岸田首相が訪米するなど各国の要人がニューヨークに来ている時期でした。
そんな中、開催日前日に国連前のヒルトンホテルに空きがあって、必要ポイント数が下がった理由はわからずじまい。事前に確保されていた部屋がリリースされた・・・そんな理由だったのかもしれません。
そのお陰なのか、アサインされた部屋は、マンハッタンの摩天楼が一望できるベストビューのお部屋でした。
このような景色がホテルの部屋から眺められるのは非常に価値のあること、予約できたのは幸運でした。
実は、現地に行ってみても「国連未来サミット」開催のことは気が付かず、宿泊した日の夕方、ホテル周辺散策に出かけた後の帰り道、テレビクルーがヒルトンホテル横の国連ビル前でニュースレポートの中継をしている姿を見かけ、部屋に戻って地元のニュース番組を見て国連でのサミット開催に気が付いたのでした。
そういえば、チェックインでホテルに入る時には、入口で探知犬に臭いを嗅がれ、ホテル周辺には警察官がおり、国連のIDをぶら下げた人をたくさん見かけました。国連の近くだからではなく、サミット開催だったからなのでしょう。
翌日チェックアウトしてグランドセントラル駅方面に歩いて行ったところ、ホテルの周辺が規制区域になっているました。前日宿泊した時には規制されておらず・・・一晩で世界がすっかり変わっていたという状態。お陰で治安に問題はなく、安全に過ごせたのは良かった点。
国連でのサミット開催日に国連前のホテルに宿泊するという珍しい経験ができました。
それぞれのホテルの様子は、別のブログ記事で追って紹介します。
2024年9月ニューヨーク旅行の記事は、旅行記でスケジュールとともにまとめて紹介しています。↓
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