2019年10月の香港旅行では、旺角にある「ヒルトンガーデンイン香港旺角」に宿泊しました。
今回はヒルトンポイントを利用した宿泊を検討、香港にあるヒルトン系列の「コンラッド香港」と「ヒルトンガーデンイン香港旺角」のいずれかで宿泊に必要なポイント数の変動を見極めて予約。香港は夏以降、デモの影響で香港の旅行客が激減しているためか、ポイント設定が低め、そして直前には非常に低くなっているようでしたので、ぎりぎりまで待って「ヒルトンガーデンイン香港旺角」に決めました。
結局、1泊23,000ポイント、3泊で69,000ポイントで宿泊しました。普段は40,000ポイント前後の設定ですので、非常にお得に宿泊できました。
立地
「ヒルトンガーデンイン香港旺角」はMTR旺角と油麻地、奥運の間、一番便利なのは旺角ですが、にぎやかなエリアから少しはずれた場所にあります。
空港からは、MTR東涌線の奥運駅を利用するのが便利、奥運駅のショッピングセンターを経由して公園を抜けてくるの近道です。(少々わかりにくいので、事前に地図で確認しておくことが必須です。)
香港らしい細長い形のビル、全室が海側(奥運駅方向)を向いています。
旺角の建築資材専門店街を過ぎた場所にあり、このビルだけが新しく、少々場違いのようにも見えます。
車寄せもありますので、団体でも利用できる構造です。
旺角の駅からホテルに向かうと、下町の風情が漂うエリアを通ります。
ホテルの近くには、建築資材や建築関連道具を扱うお店が並んでいて、決してホテルがあるようには思えない立地です。
ロビー
ロビーはさほど広くありませんが、花が飾られているなど、華やかな雰囲気があります。
奥に見えるのはPC(マック)2台。ビジネスセンター代わりに設置されていて、自由に使えます。
ソファースペースもそれなりにあり、待ち合わせなどにも使えます。
各階の廊下はガラス張り、すぐ裏側には隣接してビルが建っているので、ビルが間近に見えます。結構古いビルばかりであまりきれいではないのですが、香港の古いビルを上から見ることはなく、構造などが見える景色は新鮮です。
客室
チェックイン後アサインされたのは、高層階のお部屋、予約は一番下のカテゴリー「ガーデンビュールーム」でしたので、高層階のガーデンビューと1カテゴリー上のお部屋にアップグレードしてもらえたようです。
キングサイズベット1台、窓際にはベンチソファのスペースがあります。
部屋の広さそのものは、香港の中心部だけあって手狭ですが、必要な設備が一通り揃っているので不自由はありません。
ワーキングデスクは壁に作り付け、シンプルな構造、奥行きが短めですが、機能としては問題ありません。
窓際にベンチがあるホテルを最近多く見かけますが、この長いベンチは足を伸ばして利用できたりと意外に便利、過ごしやすい場所になり、快適でした。
窓からの眺めは、奥運駅に立つ高層マンションビュー、夜にはマンションの部屋に明かりがともり、ちょっとした夜景が楽しめました。
客室内から入り口を見るとこのような景色。右手側にバスルーム、左手側にクローゼットがあります。クローゼット内には、セーフティボックスやアイロンが用意されています。
手前には、冷蔵庫や電気ポットが置かれたウエットエリアとスーツケース置き場もあり、スーツケース置き場があったおかげで荷物をベットの脇に置く必要がなく、荷物整理がしやすく助かりました。
バスルームは白い大理石を基調としたもの、設備は最小限です。
バスタブはなくシャワーのみ、水量は充分で問題ありません。
フィットネス・プール
ホテル内にはフィットネスルームもあります。ルームキーがあれば、24時間好きな時に利用できます。
中にはランニングマシンやウエイト、エアロバイクなど小さいながらも主なフィットネスマシンがあります。利用している人が見かけることはほとんどなく、この程度の大きさでも問題がないようです。
そのほか屋外にプールがあります。
プールは屋上部にあります。香港のホテルでプールがあるのは珍しいこと。あいにく営業期間外でしたので泳げませんでしたが、デッキチェアもあり、暑い夏はプールサイドでも過ごせそうです。
プールはビルの端ぎりぎりまであるので、少々怖いと思う構造ですが、眺めは格別。香港の風景を見ながらプールに入るのは珍しい経験になるものと思います。
ヒルトン系の中ではサービスが限定的な安価な価格帯のホテルですが、必要充分な機能があり、高級ビジネスホテルといった雰囲気でした。香港滞在中はめいっぱい観光して楽しもうと思う向きにはぴったりのホテル、ホテル滞在型よりもアクティブ観光型の時の利用が向いています。
お手頃価格だったこともあり、次回以降の香港滞在の時にはまた利用したいと思う値段とサービスのバランスがよいホテルでした。
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