2019年-20年年末年始のシドニー滞在では、キングスクロスにある「シドニーブールバードホテル」に宿泊しました。
シドニー滞在はこの時4回目、滞在期間や目的に応じて、毎回違うホテルを選んでいます。1週間の滞在の時には、キッチン付きのサービスアパートで現地調達した食材でお料理を作って楽しんだり、短期間の時は観光予定に合わせた立地のホテルを選んでいます。
今回選んだ「シドニーブールバードホテル」は、キングスクロス駅が最寄りの立地。多くの観光客が宿泊するサーキュラ―キーやダーリングハーバー、タウンホールといった市内中心部ではなく、ツアーなどの団体旅行や航空会社クルーが利用するホテル、建物も年季が入っていてラグジュアリー感はありませんが、このホテルを選んだのには、理由があります。
それは・・・
シドニー湾側のハーバービュールームからはハーバーブリッジとオペラハウスが見え眺望がよいこと。お部屋から「まさにシドニー!」という景色が眺められます。約半分のお部屋がハーバービュー、シドニー湾側に高い建物がないので、遠くまで見通せます。
サーキュラ―キーなどの中心部のホテルにも、ハーバービュールームがありますが、建物が林立しているため、本当にきれいに見通せるお部屋はわずか、そして、眺望のよいお部屋はプレミアムがついて宿泊料金が相応にお高く・・・こちらのホテルならばお手頃価格で宿泊できます。
今回の旅行の目的は、カウントダウン花火を楽しむこと!年末年始のホテル代が高騰する時期にハーバービュールームに泊まるには、3泊以上など連泊が条件だったりと、総額にするとそれなりの出費が必要ですが、2泊で約1,000ドル(当時の為替レートで7.8万円)と比較的リーズナブルな出費で済みました。45日前予約の割引が適用され、朝食がついているお得なプランでした。(普段は、1泊2万円程度と考えるとお高いのですが・・・)
以下、宿泊時の様子を紹介します。
立地
24階建ての高層大型ホテル、ウィリアムストリート沿いにあります。
最寄り駅は、キングスクロス駅ですが、セントジェームス駅、ミュージアム駅からもほぼ等間隔の場所。どの駅からも10分かからず、行先によって利用する駅が選べるので、交通の便は良いと思います。
駅からホテルまでの道は、広い歩道がありますので、とても歩きやすく、キャリーを持っていても苦になりませんでした。
ホテルの隣のブロックには、スーパーマーケットの「Metro」があります。飲み物の調達のほか、フルーツ、お菓子、スナック、デリなど滞在中のちょっとしたお買い物に便利。観光で外出してホテルに戻る前に立ち寄っていました。
共用部
ロビー周辺
ロビーは質素な作り、中に入ってわかったのですが、結構古いホテルでした。
ロビーは広く、ソファなども置かれているほか、広々とした空間があり、航空会社のクルーが出発前のミーティングをしていたりしました。
このほか、ロビーの片隅には 「The Vard」というカフェがありましたが、年末年始で休業中。いつも静かな雰囲気で大型ホテルにあるような混雑はありません。
ジム
最上階24階には小さいながらもジムがあります。
ランニングマシン他、マシンやバランスボールがあり、自由に使えます。
日中はほぼ観光で外出していたので、利用しませんでしたが、この他、サンデッキ、サウナなどの共用施設がありました。
客室
客室は向きにより、シティビューとハーバービューに分かれています。ウイリアムストリートに面した部屋がシティビュー、シドニー湾側のお部屋がハーバービューという区分け、ハーバービュールームからはシドニー湾の様子がよく見渡せます。
ホテルの構造上、約半分がハーバービュールームで部屋数が多いので、ハーバービュールームの予約が取りやすいのが良い点です。
今回予約したのは、「Deluxe Harbour View King」のカテゴリー。年配のベルボーイさんが、「旦那、今回は奮発したねえ。」とウインク、お部屋に案内してくれました。
お部屋の中はシンプルな内装、落ち着ける色合い、キングサイズベットのお部屋ですので広々としています。
大きく窓がとられているのでとても明るいお部屋、窓際にはひとり掛けソファが2脚、景色を見ながらくつろげます。
このほか、ワーキングデスクも完備、PC作業や各種デバイスの充電の際には便利でした。
机の引き出しにはこのようなものが入っていました。航空会社クルー向けのルームサービスメニューです。食事代が高いシドニーで10ドルとは破格。
ハワイアン航空のクルー向けメニューにあった「ハワイアンマカロニサラダ」とはどんなお料理かと思ってしまいました。
シンガポール航空のクルーも利用されているようです。
このお部屋がアサインされて良かったと思ったのは、窓に向かって横長のお部屋だったこと。ハーバービューの景色が窓2つ分から眺められ、開放感満点。ベットからも、シドニーらしい風景が望めます。
ホテルのホームページで紹介されているハーバービュールームの写真では、この窓1つ分、窓に向かって縦長のお部屋でしたので、想定外に良いお部屋がアサインされ、ラッキーでした。
窓の向こうに見えるのは、ハーバーブリッジとオペラハウス、この景色を見たいがために、このホテルを選んだというもの、ホテル宿泊者の口コミ通り、ハーバーブリッジが目の前、そして遮るものがない最高の眺めです。
ポッツポイントのあたりもよく見通せます。
室内には、クローゼットがあり、アイロンとセーフティボックス。クローゼットの前にはスーツケース置台とチェストと使いやすい構造でした。
ワーキングデスク横の引き出しには、部屋で飲み物を楽しむための食器類と、無料のインスタントコーヒーや紅茶のティーパックの用意がありました。
ミニ冷蔵庫があり、中身は空。ホテル裏側の「Metro」で調達した飲み物やおやつを冷やすのに大活躍。
湯沸しポットもあり、しっかり活用させてもらいました。
流石にバスルームは古さが感じられます。特にドライヤーやティッシュペーパーをみると、年代を感じさせます・・・
シャワーは固定式でちょっと使いにくかったのですが、深めのバスタブで、湯船につかることができたのは良かった点。
設備は古くてもメンテナンスがしっかり行われていたので、機能には問題なく、快適に利用できました。
ちょっと広めのお部屋にシドニー湾が目の前の眺め、10カ月以上前と早めに予約しておいたお陰で良いお部屋がアサインされたのではと思っています。
カウントダウンの花火は、ホテルの部屋から見ていました。窓の外にはたくさんの打ち上げ花火が上がってとても賑やか。ホテルの自室からのんびりと花火鑑賞ができたことは、とてもうれしく、良い思い出になりました。(カウントダウン花火の様子は、後日のブログ記事で紹介します)
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