「ラヴィ氷 モンブラン風」は洋酒の効いた大人のかき氷~ラヴィドゥース(曙橋)

スイーツ・カフェ

9月に入り幾分涼しくなってきたかと思っていたのですが、まだまだ30℃を超える日もあります。残暑が残る週末、曙橋にあるパティスリー「ラヴィドゥース」にかき氷を食べに行ってきました。

「ラ ヴィ ドゥース 」は、新宿タカシマヤの「パティシェリア」でも取り扱いがあるパティスリー、チョコレートムースとタルトを組み合わせた「ラ・ヴィ・バッカス」など有名なスイーツがいただけるお店です。

8月にお店の前を通りかかった折、かき氷の旗が掲げられているのを見て、「今シーズンのかき氷が終わらないうちに行きたいね」と、この週末行ってみたもの。

パティスリーでかき氷の組み合わせは意外ですが、ラヴィドゥースで以前いただいたことがあり、その時のひげのある良質な氷がとても印象に残っていました。

窓際には、このメニューが掲げられて、興味津々。かき氷は、モンブラン風、ショートケーキ風、チーズケーキ風の3種類、いずれも魅力的です。

伺ったのは、日曜日の15時過ぎ。店内のサロンは先客の方がおられたので、席が空くまで店内でしばらく待ってから案内されました。

待っている間、ケースの中のスイーツを見てみると、夕方のため、既に種類が少なくなってきている状態、相変わらず人気のようです。

並んでいるスイーツは、いつものラインナップですが、お値段が少し上がっている様子。昨今の原材料費高騰を考えるとやむを得ないのだと思います。

ショートケーキ(シャンティーフレーズ)は用意されている数が多くまだまだありますが、他の種類は数少なくなってきています。お目当てのケーキがある時は、午前中早めの時間の来店が肝心と思います。

最初にレジで注文、支払いを済ませてから「サロン」の席へ。3種類のかき氷のうち、「ショートケーキ風」は売り切れ。夫婦ともに「モンブラン風」をオーダーしました。

店舗奥にある「サロン」は道路に面していて、とても明るいところ。窓際に6席、壁側にハイチェアー1席とこじんまり。窓際席に座って、かき氷を待ちました。

■ ラヴィ氷モンブラン風(990円)

山高に作られたかき氷、マロンクリームが全体に盛られ、チョコレートコーティングされたメレンゲと栗の甘露煮が飾られています。

氷はきめ細かいもの、氷の部分には黒糖のシロップが掛かっています。

マロンクリームはたっぷり。パウダーシュガーが粉雪のようでとてもきれいです。

メレンゲはチョコレートでコーティングされているので、氷の上にあってもサクサク感がしっかり残ったもの。甘みが強いので、かき氷の蜜としても良い味わいです。

最初にどこからスプーンを入れたらよいのかちょっと迷う形。最初にトップのマロンクリームをいただいてもみたのですが、氷は出てこず・・・横から食べ進むことにしました。

マロンクリームはふんわりしていてくちどけがよいもの、エスプーマのようなクリーム、ラム酒が効いている大人のお味。黒糖蜜は香ばしいキャラメルのような風味のある蜜、かき氷の上の分と底の部分に多くかかっているよう、マロンクリームとの相性も良く感じます。

断面はこのような状態。かき氷の黒みつはさっとしみ込んでしまったようで、氷の部分よりもカップの底に多く溜まっている様子、バランスよくいただくには工夫が必要でした。

かき氷をいただいている途中メレンゲを口に含むと、口の中の冷たい感覚が少し戻るようで、再び、かき氷が美味しく感じるようになり・・・これは狙いかもしれません。

何より美味しかったのは、滑らかなマロンクリーム、甘さ控えめのムースのような味わい、かき氷や黒糖蜜とも(意外ではありますが)よく合い、美味しいかき氷だと思いました。

サイズ感もお値段も気軽にいただくのにちょうど良く、1,000円程度でこのかき氷がいただけるならとてもリーズナブルに感じます。あまりの美味しさに、また来ようと思ってしまったほど。この日売り切れだった「ショートケーキ風」にも興味があるので、近いうちに再訪したいと思っています。

帰り際にいただいた感想をスタッフさんにお伝えすると、店内にいらした堀江シェフが出ていらしてひとしきりお話させてもらいました。いつまでかき氷の提供されるのかを訪ねてみたとこと、「今シーズンのかき氷の営業は、涼しくなる頃まで」とのこと。明確にいつまでと決めていないようですが、9月中には終了するのではないかと思います。

営業時間が18時までのため、会社帰りに伺うのは困難。週末に再訪するしかないと思っています。

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