東京駅で所用があった帰り、大丸東京店にある「茶寮都路里」に行ってきました。
頻度よく伺っていたと思ったのですが、振り返ってみると最後に出かけたのはコロナ禍最初の2020年8月、3年ぶりの訪問でした。
伺ったのは土曜日の13時前。甘いものが食べたくなる時間よりは早く、店外の行列はなく閑散、店頭の椅子に3組ほどお待ちでしたが、回転がよく5分ほどで店内に案内されました。
スタッフさんから、「カウンター席とテーブル席、いずれになさいますか?」と尋ねられ、外の景色が眺められ気持ちよさそうなカウンター席に座りました。
店頭にはお客さんの行列がなかったものの、店内はほぼ満席、店内の写真は撮影できませんでした。
最初に目に留まったのは、カウンター席に置かれた「ふんわり抹茶氷」のPOP。期間限定のお品、以前のメニューにはなかった種類のかき氷です。
メニューでかき氷の種類を確認してみると、その他のかき氷は「都路里氷」と「鞍馬」の2つのみ。以前は、アイスクリームや蜜の組み合わせの違いで6種類以上あったのですが、シンプルなメニューになっています。
妻の好みだった「円山しぐれ」のおぼろがけ(ミルクと抹茶蜜がかかり粒あんが乗った「宇治金時ミルク」)は消滅していました。(泣)
2019年夏のメニューの写真を取り出して確認してみると・・・
かき氷のトッピングの種類にはあまり変わりはありませんが、組み合わせが変わってシンプルなメニュー体系に変わったようです。「都路里氷」はありますが、アイスクリームの数が3つから2つになり、お値段がアップ・・・昨今の値上げを考えると妥当なのかもしれません。
POPで紹介されていた「ふんわり抹茶氷」も紹介されています。かき氷の蜜は、抹茶あんのエスプーマを中心に抹茶練乳ソース、そして甘みはミルクみつで付けているもの、かき氷の中にはほうじ茶味のもちもちゼリー、そしてトップにはアーモンドキャラメリゼが乗せられています。
メニューを見ながら夫婦で相談、妻はかき氷、夫はパフェと、いつもの組み合わせで注文しました。
■ ふんわり抹茶氷(1,485円)
新しいメニューを見ると注文したくなるもの。運ばれてきた氷は、メニューの写真の通りのもの。丸く整形されたかき氷の上に、エスプーマの抹茶あんがかかっています。
甘みのミルク蜜は、本来、かき氷にかかった状態で供されるのですが、甘みの調整をしたかったので、別添えでお願いしてみたところ、要望通りの形で提供してくださいました。
最初に気が付いたのは、カラメルの香ばしい香り、運ばれてきた時から期待が高まります。
エスプーマの抹茶蜜は、ふんわり滑らかな食感、生クリームのホイップをいただていてるような食感です。さらにかかっている濃い色の抹茶蜜は「抹茶練乳ソース」、抹茶の苦みよりもマイルドな甘さの抹茶味、全体に抹茶の苦みが相当抑えられている味わいの蜜です。
かき氷の氷は、いつもながらふんわりやわらか、丸く整形されているためひげはありませんが、滑らかな食感のもの。蜜がエスプーマのため、氷に浸みこまず、いつまでもふんわり食感で楽しめます。
途中、アーモンドをいただくと食感の違いが楽しめてよいもの、この組み合わせはなかなかです。
最初、2種類の抹茶蜜でかき氷を楽しみ、後半は、ミルク蜜を調整しながらかけてかき氷をいただき、完食しました。
中に入っていたもちもちゼリーは、ゼリーそのものが美味しいものの、ほうじ茶味が微妙、個人的には抹茶ゼリーだったらよかったかなと思いました。
■ 宇治パフェ(1,364円)
夫は、いつもの「宇治パフェ」です。
名前の通り、抹茶尽くしのパフェ、グラスに抹茶アイス、抹茶ゼリー、バニラアイスとぎっしりスイーツが入っています。
トップには抹茶ホイップクリームにこぼれ落ちそうなくらいたくさんの抹茶ゼリーが飾られています。
何よりも美味しいのは、アイスクリーム。特にバニラは乳脂肪分が高いものを使われているのかとてもコクがあります。抹茶そのものが美味しく、そしてベースのアイスクリームが美味しいのがうれしいところ、夫は嬉しそうに完食していました。
カウンター席で開発が進む八重洲側のビル群を眺めながらいただくスイーツは美味しく、温かいお茶とともに気持ちのよい休息時間になりました。
食べ終えて帰る時点では、入店待ちの行列が渦を巻き・・・整理のためのスタッフが出るほどになっていました。ここのところ、東京の観光客が増え、東京駅周辺が人であふれていますので、お店の入店待ちも長くなってきているものと思います。ゆっくりくつろぐには、午前中などに伺い、混雑する時間を避けるのがポイント、難しいですね。
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