シカゴは5月に入ると徐々に気温が上がり、最高気温は20℃を超える日があるなど暖かくなります。晴天が続く時期でもあり観光のベストシーズン。今回のシカゴ滞在中は毎日お天気に恵まれ、青い空が広がっていました。
市内の主な観光スポットは歩いて回れる距離、晴天の下、とても過ごしやすい気候でしたのでウォーキング方々歩きながら観光を楽しみました。
ミレニアムパーク(Millennium Park)
最初に出かけたのは、ミレニアムパーク、シカゴ中心部にある広大な公園で、庭園、野外コンサート会場、屋外スケートリンクがあるほか、オブジェが多数展示されています。
ミシガン湖とループ地区の間にあり、シカゴ美術館も隣接、とても行きやすい場所にあります。
公園の案内はシカゴ市のHPに掲載されています。
開園時間は、朝6時~深夜23時まで、入場無料ですので、気軽に出かけられます。
元々鉄道の線路と資材置き場だった場所を人工基盤を設置して再開発して作られた公園、市内中心部にありながら緑豊かで驚かされます。
園内には野生動物も生息、リスを多く見かけます。出かけた日は、ごみの中にあったヌテラの容器を見つけて無心に中をなめているリスがいました。
容器を歯で割って中を一生懸命なめようとするリスを見つめていたら、視線があったのか、睨み返されてしまいました。「横取りしないから安心して食べてね」と思わず声をかけてしまいそうでした。(笑)
この公園の中でもっとも有名なのは、「クラウドゲート」と呼ばれるこのオブジェ。オブジェの形から「ビーンズ」(豆)の愛称がついています。
周囲のビルが映りこんできれいな景色がみられるのですが、あいにく工事中で周囲が柵で囲まれていて近寄れない状態。
残念ながら、遠くから眺めるだけ。
青い空の下、ビーンズの写真が撮影できるととても不思議な写真が撮影できるのですが、囲まれてしまっているとこれが限界でした。(泣)
花壇には色とりどりの花が咲くなどとてもきれいな時期でした。
ネイビーピア(Navy Pier)
ミシガン湖畔にあるネイビーピアにも行ってみました。
ネイビーピアは、戦前のシカゴをより機能的で美しい都市にするための都市再開発計画「シカゴ・プラン」の一環として建設された桟橋。貨物船や旅客船のターミナルの機能のほか、市民のリクレーションの場として利用されていましたが、第二次世界大戦中に米国海軍の訓練施設として使われるようになり、現在の名前「ネイビーピア」と呼ばれるようになったとのこと。
シカゴのショッピングの中心地「マグニフィセントマイル」の東側、ミシガン湖沿いにあります。
現在は桟橋としての機能のほか、レストラン、カフェ、ホテル、遊園地、劇場などがあるエンターテイメント施設があります。
5月は花の季節、桜のようなピンク色の花がきれいに咲いています。
Google Lensで品種を調べてみると、アメリカ花蘇芳(ハナズオウ)とのこと。北アメリカでは春を告げる花として愛されているようです。
埠頭沿いには遊歩道が整備され、歩いて楽しめるほか、ピアの中央部には遊園地があります。
巨大な観覧車があり、ミシガン湖を見渡す景色を楽しむこともできます。
海軍施設で使われていた時に建物を改造して作られたホテル「Sable Hotel」もあり、湖畔リゾートを満喫できます。このホテル、湖畔から上がる花火を鑑賞するには絶好のポイントでもあります。
ミシガン湖に伸びる埠頭の先に行くとダウンタウンの高層ビル群が眺められます。
埠頭にある船着き場からは、各種ボートツアーに乗船できます。ミシガン湖の景色を眺めるツアーやシカゴ川を往復してシカゴの建築を楽しむツアーなどがあります。
桟橋にはいくつもの船が停泊中、ここからお客さんを乗せてクルーズへ出発していきます。
天気の良い明るい日はボートツアー日和、風にあたるクルーズは気持ち良いもの。とても人気があるようで、多くのお客さんが乗船する船が行き来していました。
埠頭の先端部までぐるっと回ってきました。
桟橋のいたるところにあるテーブル付きベンチで休憩するのはよいもの。ネイビーピアの散策にとても気持ち良い日でした。
観光地を効率よく回るためにバスツアーやタクシーを使うのも便利ですが、「ウォーキング」は市内観光のベストな方法のひとつでおススメ。徒歩で観光することで、より現地の文化や雰囲気を体感できるだけでなく、健康的でエコフレンドリーな旅行スタイルも実現できます。
気候の良い時期には外歩きが気持ち良いもの、バスや電車の時間を気にすることなく、自分のペースで観光でき、時間に縛られずに動けるのは、ウォーキングならではの大きな魅力と思います。
2024年5月シカゴ旅行の記事は、旅行記でスケジュールとともにまとめて紹介しています。↓
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