今回の香港旅行のテーマは「飲茶を楽しむ」こと。香港到着翌日の朝食は、川龍村の「端記茶樓」に飲茶を食べに行ってきました。
川龍村には、新界のMTR荃灣駅からミニバスで向かいます。山道をスピードを出して登っていき・・・30分ほどで到着します。
乗車するのは80番のミニバス、行先が川龍村ですので、降りる所を迷うことはありません。
ミニバスの車内はこのような雰囲気。オクトパスカードで料金の支払いができるので便利です。
詳しい行き方は、旧ブログ「プリンセスマイラーの正しい休日の過ごし方」で紹介していますので参考になさってください。
ちなみに、レストランの営業時間は早朝6時から。一方、80番の始発は6時ですので、ミニバスで開店時間に到着することはできません。順調に行って、6時半過ぎです。
バスを降りると、川龍村にあるもう一軒のレストラン「彩龍茶樓」が見えました。こちらのお店も美味しいらしいのですが、皆さんが出かけるのは「端記茶樓」です。
同じミニバスに乗っていた鳥かごを持ったおじさまも飲茶でしょうか、同じ方向に向かって歩き始めました。お店は、バス停脇にある階段を降り、住宅地の間を抜けた先にあります。
鳥かごは軒先につる下げられています。お客さんの一部は大切にしている鳥を連れて飲茶を楽しみに来ています。お店の中には、鳥好きの方が集まる小部屋もあります。
本日の目的地「端記茶樓」です。2階建ての建物、1階にキッチンと座席、2階には座席と、鳥好きの方が集まる小部屋があります。
1階の軒先には、オープンエアの席もあり、近所のお年寄りと思われるおひとりのお客さんが飲茶をたのしんでいます。
1階の奥の部屋の中にもテーブルがあります。
2階席はこのような雰囲気。丸テーブルが複数並んでいるオープンエアの席、屋根がありますので、雨の日でも大丈夫です。
2階席からは、レストランに集まる方の駐車場、その先には山の緑が広がっています。
2階席に空きがあったので、そこに座ることにして、まずはお茶と食器を準備します。こちらのお店、基本的にセルフサービスですので、1階、2階にある給湯室にお客さんが自分で取りに行きます。
お茶を淹れる給湯室です。ポットを取って、茶葉を選び、お湯を注いでお茶を作ります。手前に見える赤い器は、洗杯用のボールです。このボールにお皿、湯飲み、箸などの食器を入れ、お湯をボールに注いで洗杯をします。
お茶はバケツのような大きな入れ物に入っています。左から、「香片」(ジャスミンティ)、「壽眉」(白茶)、「水仙」(青茶・ウーロン茶)がありました。日本人にとって飲みやすいのは「水仙」、我が家は「壽眉」が好きなので、「壽眉」にしました。
ポットを取り、茶葉を選んでポットに入れ、右側にある湯沸し器から熱湯を注いでお茶を作ります。
湯飲みと箸もありますので、ここから人数分を取って席に持っていきます。
ここまで準備ができたら、次は、お料理を選んで席に運びます。
蒸し物はここから選びます。小さい蒸篭に焼売や餃子などの点心が入っています。
蒸篭のふたを開け、中身を確かめながら好みの物を選びます。基本的に同じ列には同じ点心が入っているのですが、たまに同じ列でも違う点心が積み上げられていることもあるので、食べたい点心がない時は、次の蒸篭も確認してみることが必要です。
大きな蒸篭には肉まんや蒸しカステラ、蒸しご飯などが入っています。
チャーシュー肉まんやおまんじゅう等々。いずれもポーションが大きいので食べ応えがあります。
蒸しご飯の蒸篭もあります。取り出すときに器が熱いので注意が必要です。スタッフにお願いするとお盆に取ってくれたりもします。
春巻き、タロイモコロッケなど揚げ物はガラスケースの中に入っています。この日は早い時間だったこともあり、まだ並んでいませんでした。
好みの点心と調味料を取って自分のテーブルに運びました。まずは蒸し物3品です。
最初は、定番「蝦餃」です。海老がたっぷり入った餃子、薄い皮の中には海老の風味たっぷりの餡、とても美味しいです。
湯葉巻きです。オイスターソースの懐かしい味。ご飯が食べたくなる点心です。
豚肉の焼売は取ってもジューシーです。
いずれの点心も大振り、そしてしっかり味が付いているので、食べ応えもあります。3品をいただいて、まだ食べられそうでしたので、もう一度1階に降りて、点心の探索。
夫が好きな「牛肉球」です。これもジューシーで美味しいもの、野菜のしゃっきりとした食感も楽しめます。
妻の好きな中華おこわです。
中にはもち米ご飯が入っています。チャーシューなどの具材と一緒に蒸したもの、少し甘目の肉あんが美味しいご飯です。
ここまでいただいたところで、ほぼ満腹。ひとつひとつが大きいのであまりたくさんの種類が食べられません。最後に甘いものを探しにいきました。
デザートは胡麻団子かあんまんにしようかなと思いましたが、「豆腐花」があるのを見つけ、これに決めました。奥に見える樽の中に豆腐が入っています。
赤いボールの中に入っているしゃもじで豆腐をすくって取ります。カップに盛り放題、好きなだけいただけます。器の脇にあるポットにはシロップ、その隣には砂糖が入っていますので、「豆腐花」にかけて楽しみます。
「豆腐花」です。柔らかめの豆腐に砂糖やシロップをかけていただくデザート、濃い豆乳を満喫できます。
6品でお腹は満足、お会計をして朝食飲茶は終了です。
壁にはお値段が掲示されています。点心は、ひとつ15ドル~50ドル。器で料金が決まっているようで、スタッフにお会計をお願いすると、テーブルにあるお皿を見ながら代金を計算してもらえます。
ちなみに、点心以外の一品料理はスタッフにオーダーしてつくってもらうお料理、西洋菜50ドルとあるのが、クレソン炒めです。
ご飯もの、麺ものなども揃っています。一度も注文したことがないのですが・・・
朝から空気の綺麗な山の中で飲茶をいただけるのは清々しいもの。外の風を感じながらいただく飲茶は格別、ここでしか味わえないものです。
たまには都会の喧騒から離れて山の中で過ごすのもよいもの、また香港へ来た折にはこちらへお邪魔したいと思っています。
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