(本記事は、香港への旅行に迷っている方向けに、観光客の目線で感じたことを書いたもので、情報収集を目的とした方向けに書いています。香港への観光を勧めるためのものではありません。大切なことは旅行者自身で判断するための情報収集をすることと考えます。)
10月26日(土)から香港に来ています。毎週末、各地でデモが開催されているようで、昨日、27日(日)も九龍側各地で集会やデモが行われていたようです。
ホテルチェックイン時にスタッフから「デモの情報には注意してください。デモ隊を撮影するのは避けてください、危険です。」との案内もあり、注意しながら観光していました。
午前中の中環は、至って平穏、バスもトラムの通常運行されていました。
九龍側に移動すると雰囲気は一変、日中、あちらこちらで警察車両が車列を組んで移動していたほか、警察の制服を着た集団が歩いていたりするのを目にしました。
26日(土)、27日(日)のMRTの運行は22時まで。旺角のショッピングセンターも物販は18時に店じまいを始めるなど、夜は早く静かになりそうな気配、一方で、旺角の繁華街にある飲食店は営業を続けていました。
早めの夕食で旺角にいってみると、いつもの週末と変わらない人で、女人街にも露店が並び多くの人で賑わっていましたが、唯一違ったのは、警察官と「PRESS」のベストを着たカメラ片手の報道局の人が目立っていたり、地下鉄の出入り口が一部封鎖されていたこと。とはいっても、何も起こっていないので、単にその様子を眺めてホテルに戻りました。
その日の晩、宿泊先ホテル(ヒルトンガーデンイン旺角)でシャワーを浴びて休んでいると、ヘリコプターの音が響き、パトカーや音が聞こえてきました。テレビのニュース番組を見てみると、旺角周辺の様子が画面に出てきました。
旺角の駅周辺でデモ隊と警察の衝突があったようで、ゴム弾など応戦する様子、地下鉄入り口付近に火をつける様子が報道されていました。
週末の夜は、早めにホテルに帰るのが正解。地下鉄やバスの運行がデモの関係で不定期になったり、運休されることがあるほか、衝突に巻き込まれないよう注意することが必要と思いました。
翌日の朝、MRTに乗ろうと駅に向かうと、
MRT駅出入り口が駅とははわからない状態になっていました。地下鉄のマークや駅名の看板がなくなっていました。
火災の後も残っていました。
今日は朝からMRTバスともに運行しているので、観光に問題はありませんが、運行情報には気を付ける必要があります。常に、運行予定時刻に気を配ることや、夜はホテルでおとなしくしているに越したことはありません。
今朝は、荃灣まで飲茶を食べに行ってきました。
駅とショッピングセンターをつなぐ空中通路には、多くの張り紙がされていました。
ポストイットに書かれた若者の意見の山、多くの人に気持ちを反映した社会になってほしいと願っています。
デモが心配な方も多いと思います。デモの開催予定や公共交通機関のサービス状況をよく調べて、危険な場所には近づかない、夜は早めにホテルに戻るなどを留意していれば、観光はできます。情報収集が重要な時期です。香港旅行を考えておられる方はぜひ、事前に調べることをお薦めします。
コメント