年越しの瞬間に打ちあがる花火を観賞しながら新しい年を迎えた翌朝、朝食の後初詣に出かけました。
バンコク市内には多くの寺院があります。タイに初詣の習慣はないようですが、新年の節目に参拝する方は多いようで、元旦は賑わうと聞きました。タイには一般的な新年と中国の旧正月のほか、タイの旧正月の3つの新年があり、多くの方がお祝いするのは、タイの旧正月のようです。タイの旧正月には、水かけ祭「ソンクラーン」の習慣がありますね。
さて、我が家は、日本の習慣として、バンコクでも新年に寺院に行ってみることにしました。行先は、以前出かけてエメラルド色の仏舎利奉安塔に感動した「ワットパクナム」です。
2017年の初詣に出かけた時の様子は以前のブログ記事をご覧ください。↓
アクセス
以前は最寄りBTSウタカート駅から歩いて出かけましたが、その後、地下鉄が開通、地下鉄駅の方が近いので、今回は地下鉄で向かいました。
コンラッドバンコクの最寄り駅BTSプルンチット駅からは、BTSとMRTを乗り継いで約1時間ほど。乗り換えはわかりやすく、MRTの駅から12分とBTSのみで行くときに比べて便利になりました。
MRTが便利だと思ったのは、クレジットカードでそのまま乗れること。タッチ決済ができるカードでしたら、交通カードを用意しなくてもクレジットカードでOK。いろいろな国に出かけると交通カードが増えてしまうので、有難いサービス、BTSもタッチで乗車できるようになるといいのにと思いました。
MRT駅から寺院までの道のりは、高級住宅も目につき、きれいな花が咲いていたりと華やか。
途中、運河を渡ったりしながら歩いて寺院へ向かいました。
Google Mapでは12分の距離でしたが、10分かからず到着、住宅地の中を抜ける道のりでしたが、比較的わかりやすいルートでした。
ワットパクナムについて
仏舎利の美しさから多くの観光客を集めるようになった寺院、正式名称は、「ワットパクナム・パーシーチャルーン」という王室寺院、アユタヤ王朝時代に建立された歴史ある寺院です。
本堂のほか、幻想的な天井がが人気の大仏塔、黄金の仏像があります。
住宅地の中に埋もれるようにある寺院、大小の仏像があり、とても目立ちます。
街中に70m近い高さの黄金の仏像があるのは驚くこと、多くのお客さんが参拝に来られるのもよくわかります。
新年の境内は大混雑
寺院に到着して中に入ると、狭い通路に人があふれている状態。
7年前とはすっかり趣が変わっていました。人の流れに沿って本堂へ向かいます。
本堂に向かう途中、驚いたのは、寺院内におしゃれなカフェがオープンしていたこと。その名も「パクナムカフェ」、若い女性に人気が出そうなスポットです。
コーヒー、紅茶、チョコレートやミルクドリンクとメニューはスターバックスなどのカフェチェーンと同じようなラインナップ、お値段もしっかりした価格でした。
本堂
アユタヤ王朝時代に建立された荘厳な本堂です、中の写真は撮影を控えましたが、厳かな雰囲気が漂う空間に、仏像や壁画があり、多くの参拝客が祈りをささげておられました。
黄金の大仏
2021年と最近作られた黄金の大仏は高さが69mもある巨大なもの、遠くからでも見える存在感のある大仏です。
晴天の青い空の下、太陽の日差しがあたるととても輝いて存在感がさらに増していました。スケールの大きさには驚くばかりです。
大仏塔
2012年に完成した白い大仏塔は、5階建ての高さがあり、最上階には、仏舎利奉安塔があります。
大仏塔の中には入場が可能、1階から4階には、タイの芸術や文化遺産や仏像が展示された博物館のほか、瞑想ルームがあり、そして、5階にはSNSで話題の仏舎利奉安塔と仏伝図があります。
展示スペースはしっかり整備されていて、多くの展示品があって見応えがあります。しっかり見ていくと1-2時間はかかる数の収蔵数、歴史ある寺院であることがよくわかります。
仏舎利奉安塔と仏伝図
5階にあるのが、一番の人気スポット「仏舎利奉安塔」があります。皆さんこの仏舎利の見学が最大の目的のようで、特にこのフロアが賑わっています。
祈りをささげる荘厳な場所のはずですが、ここまで多くのお客さんがおられると話し声が響き渡り、喧騒の場所になってしまっています。
必見なのは、天井に描かれた「仏伝図」、菩提樹と仏陀の一生を表現したもので、宇宙の星々とともに描かれています。
中央にあるのが、エメラルドグリーンのガラスを積み上げて作られた仏舎利塔、緑色に輝きとてもきれSNSで紹介したくなる気持ちもよくわかります。塔の上の部分には小さな黄金の仏像が収められているのも必見。見落としてしまいます。
仏舎利の台座にガラスの彫刻で作られた蓮の花と蛇の精霊があり、とても細かい彫が入っていて驚かされます。
仏舎利奉安塔を右回りに3周すると、願いごとが叶うとのこと、混雑している場所で3周回れず・・・そのまま祈願しました。
旅行先での初詣も気持ちが変わってよいもの。現地の習慣に合わせて参拝、新しい年も健康で仕事ができ旅行にも行けますように・・・
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