シドニーの中心部には、近代的なビルがたくさん立ち並んでいますが、100年以上前のイギリス植民地時代の古い建物も数多く残され、今も現役で使われています。
市内を歩いていると、美しい建物に出会うことも多く、見ているだけでも楽しめます。
■ セントラル駅
シドニーから各地へ向かう列車の出発駅、1906年に建てられた古い石造りの駅舎です。
駅舎の西側に時計塔あり、駅前にはライトレールの駅もできています。
シドニー中心部に伸長したライトレールは列車も駅もピカピカ。
■ QVB(クイーン・ビクトリア・ビルディング Queen Victoria Building)
クイーン・ビクトリア・ビルディング Queen Victoria Building(QVB)は、イギリスのビクトリア女王即位50年を記念して建てられたもの。
老朽化により取り壊しの話もあったようですが、大規模な修復プロジェクトが行われ、ショッピングセンターに生まれかわりました。中には高級ブランドショップなども入っていて、多くの買い物客でにぎわっています。
古いステンドグラスも生かされ、高級感のあるショッピングセンターの雰囲気作りに一役買っています。
■ タウンホール
シドニー市役所(タウンホール)も歴史的な建造物です。中にはパイプオルガンがあるホールもあり、市役所とは思えない立派さです。
宿泊していたヒルトンシドニーの部屋から、タウンホールの全体が見渡せました。街の中心に100年以上も前の建物が点在しているのは、素晴らしいこと。
■ シドニータワー
シドニーで最も高い展望台があるシドニータワーです。とても眺めがよいそうですが、まだ上ったことがありません・・・
■ ウインヤード駅「INTERLOOP(インターループ)」
ウインヤード駅を降りて地上に上がるエスカレータ付近には、大きなオブジェがあります。
天井いっぱいに広がるオブジェは、「INTERLOOP(インターループ)」と呼ばれるインスタレーション。もともとウインヤード駅に設置されていた木製エスカレータの踏み板を使ったものです。
2016年に初めてシドニーに行ったとき、ウインヤード駅にあったこの木製エスカレータを見て、非常に驚いたのを思い出しました。
踏み板部分が木製のエスカレータは、火災の危険と老朽化から駅の改装時に交換されてしまいましたが、木製エスカレータは世界に数機しかないとても貴重なものとのことで、オブジェに生まれ変わりました。新しいエスカレータになってしまったのが残念ではありますが、こういった形で残すのは粋な計らいと思いました。
歴史ある建造物が大切に使われているのは素晴らしいこと、いろいろな建物に出会える散策がとても楽しい街です。
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