善光寺でのお参りの後、長野県立美術館の「東山魁夷館」へ出かけました。
妻は東山魁夷の作品のファン、我が家にもリトグラフの作品があり、リビングや玄関に飾っていますが、やはり大きな作品を鑑賞できるのは迫力があるもの。東山魁夷館は、2019年のリニューアルオープン後初めての訪問です。
善光寺の東側、城山公園の中にあります。長野駅周辺からも散策方々30分ほどの距離、ウォーキングにはちょうどよい距離感です。
善光寺への参拝とセットにするのが◎、特に東山魁夷の作品がお好きな方にはおすすめの観光スポットです。
休日にもかかわらず、美術館周辺はとても静か、今日はゆっくり鑑賞できそうです。
訪問した日はコレクション展開催中、「白い馬の見える風景」「ドイツ・オーストリアの旅」「コンコルド広場の椅子」の作品60点が展示されていました。このコレクション展は2カ月ごとに展示物を変えて開催されるもの、1年で多くの収蔵作品が鑑賞できます。
ここから先、館内は撮影禁止なので、写真はありません。
展示室を出ると、中庭に面したラウンジがあります。ソファが置かれ、中庭を座って眺めることができるようになっています。
鑑賞中はずっと立ったまま作品を見ているので、疲れ気味。中庭を見ながらソファに腰を下ろすと力が抜けたよう。中庭の風景も癒されます。
ガラス張りの渡り廊下を抜けて本館のミュージアムショップへ。
外の水盤を眺めていると・・・
周囲一面が白い霧で覆われてきました。
ここは、「水辺テラス」、階段状の滝が造成されたエリア、こちらでは、1日8回「霧の彫刻」と呼ばれる作品が展示されています。
滝と水盤の周囲から白い煙のような霧が出てきて、あたり一面が霧で覆われていきます。
霧で覆われて真っ白になる瞬間もあり、近くで見ていると様々な形に変わるのが面白く、作品が披露されている間、テラスの周囲でずっと鑑賞していました。
東山魁夷の作品を多く収蔵する美術館は、市川市東山魁夷記念館、東山魁夷せとうち美術館、兵庫県立美術館などがありますが、風景画家として信濃路の風景を多く作品に残したことを考えると長野で作品鑑賞するのは自然なこと、ゆっくり東山魁夷の作品を鑑賞でき大満足でした。
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