戸隠での観光を終え、小布施に向かう途中、JA直営の農産物直売所「うえまつ農産物直売所」に行ってみました。
旅行に出かけた時には地元の名産物を試してみたくなるもの、ドライブ旅行の時には、各地の道の駅や農産物直売所によく立ち寄っています。
「長野でも行ってみよう」と、戸隠から小布施に向かうルート上で検索してみたところ見つかったのは、この直売所。この時点で、お昼ごはんを終えた午後の時間帯、「いいものはすでに売れてしまっているだろうね」と言いながら、期待しないで伺いました。
直売所は郊外にあるイメージですが、長野駅から車で10分程度の長野市内の中心部にほど近いところ、小布施へ行く途中に立ち寄るには便利な場所でした。
店内は地元で収穫された野菜や果物のほか、漬物や味噌などの加工品など、いろいろな農産物などが販売されています。
夏の野菜といえば、アスパラガス、枝豆、にがうり、オクラ、きゅうり、なす、トマトなどですが、伺った時期に一番多く扱われていたのは、季節のフルーツ「桃」「プルーン」。売り場の約半分はフルーツが占めているほど。
「ワッサー」という桃とネクタリンを交配した品種が店頭の一番目立つところに置かれていました。初めて見る品種です。
「ワッサー」は桃よりも小ぶりで色は濃い目、実が固く扱いやすいのが特徴の様子、5-6個の袋入りで380円とお手頃価格。
プルーンと言えば、ドライのものコンポートされたものばかり、生のプルーンを見る機会はほとんどありません。「サンタス」や「オパール」など品種で味も違うとのことでした。
目に留まったのは、「家庭用もも」と書かれた箱。
立派なサイズの「川中島白鳳」11個で900円という超特価。熟していたり、当たったりして柔らかくなっているのではなく、表面に茶色斑点があって正規商品にならなかったものとのこと。表面の茶色を除けば味に変わりはないとのことで、お買い得。
思わず買ってしまいそうになりましたが、この日は小布施に宿泊、翌日も観光の予定があるので、買って帰るわけにはいかず・・・泣く泣く我慢。
他の桃も見てみると、2個パックもあり、品種や商品の状態によってお値段はいろいろ。正規品もありますが、少々難ありのB級品もあり、状態とお値段を見比べながら、吟味。
柔らかめが好きな方には、2個130円の「お徳用やわらかめ」の商品まであります。
あまりに美味しそうで、夫婦それぞれ好みの品種と状態の桃を購入、今晩のデザートにすることにしました。
農産物直売所の商品の品質が良いのは、あちらこちらの直売所を利用した夫婦の結論、そして、地元の方がそれをよくご存じで、良い品を求めて地元の方は朝いちばんの開店時に来店されます。こちらの直売所でも、商品棚が幾分空いていたので、おそらく良いものは売れてしまった後かと思いますが、それでも、魅力的な商品がたくさん残っていて、夫婦そろって目が輝いてしまいました。
この日の晩、宿泊先で冷やした桃を食べてみると、その美味しさに感動!東京で買う桃のお値段の半額以下で美味しい桃がいただけるのがうらやましいと思いました。桃の美味しさが忘れられず、翌日、東京へ戻る前、夕方近くの時間でしたが直売所を再訪。その時点で残っていたも桃のなかから吟味して購入、東京へ持ち帰りました。
見た目には難ありでも、中身は一流品、わが家でいただくには充分な桃。長野から帰った数日は毎日甘い桃をいただけて、幸せでした。次回の小布施詣ででも立ち寄るのだろうなと思います。
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