海外旅行に行っていた頃、現地で必ず出かけたのは、地元のスーパーマーケットやファーマーズマーケット。現地の食材を見て現地の生活を垣間見られる場所、滞在中の食材の購入の他、お土産のお菓子などを調達したりしていました。
国内旅行に変わってからも行動様式は変わらず、現地でもスーパーマーケットに立ち寄っています。とはいっても、大手資本のスーパーマーケットは東京と扱っている商品にあまり違いなく・・・現地を知るのにもっともお薦めなのは、「農産物直売所」、地域のJAが地元の農産物を中心とした商品を扱っています。
ホテル宿泊の時にはあまり買い出しができませんが、キャンプやキッチン付き宿の時には、絶対のおすすめ、スーパーマーケットよりも新鮮な食材をお安く入手できます。
長野県のドライブ旅行の時には、ルート沿いの直売所を探して、立ち寄りながら買い物をし、最終日は自宅に持ち帰るものを買って帰ったりしています。
今回の旅行でも複数の農産物直売所に立ち寄りましたので、紹介します。
うえまつ農産物直売所
長野に来た時には必ず出かけているJA直営の農産物直売所です。長野市内の便利な場所にあるので、行きやすいのが理由です。
場所
長野駅から車で10分程度、今回は開店の9時過ぎには直売所に到着。滞在中の夜食にいただくぶどうか、桃が目的です。
店舗の様子
街中にある農産物直売所のため、こじんまりした建物です。
店内には、野菜、果物、お米などの農産物の他、パン、おやき、お弁当なども扱っています。
9時の開店直後が一番混み合う時間、15分ほどたってから入店しましたので、すでに最初のお客さんが引けた後、だいぶ静かになっていました。
販売商品(ぶどう)
この時期、皆さんが一番狙っているのが、ぶどう。ご自宅用のほか、お裾分けなどの贈答用を探す方で一番売場がにぎわっています。
入ってすぐのぶどう売場に置かれていたのが、「シャインマスカット」と「ナガノパープル」、この時期のお薦め品種です。
シャインマスカットは良いものから売れていくのか、棚はすでにスカスカ。逆にお買い得品がまだ残っていました。房の粒が不揃いだったり、小さめだったりするのがお買い得の理由ですが、粒の大きさにこだわらなければ味はよいので、お買い得品ではあります。
ナガノパープルはまだまだ良いお品が残っていました。これほど大粒のサイズで1,100~1,300円と東京ではお目にかからない価格で販売されています。
我が家のお薦めは、「雄宝」。シャインマスカットと同様、皮ごと楽しめるマスカット系のぶどう、シャインマスカットより大粒なのが特徴です。
昨年初めてこの品種のぶどうを長野でいただき、美味しさに感動。今年は「雄宝」を買おうと決めていました。
販売商品(桃)
桃の時期はもう終わり、並んでいる商品はごくわずか、晩成種ばかりです。
黄桃の「黄金桃」は贈答用。
その他、白桃では「伊達白桃」だけ。B級品の表示がありましたが、正規品との違いが判らないほどきれいな桃です。
小粒の桃がお買い得品として並んでいました。300円で6個とはお買い得品です。
さらに、4個50円のお買い得品もあるなど、宝探し気分です。
販売商品(りんご、その他果物)
秋に向けて出荷が増えるのがりんご。
まだ「サンつがる」のみでしたが、最盛期には、果物売場がりんごで埋め尽くされます。
そのほか、初めて見かけたのが「ポポー」ねっとりとした果肉が美味しいフルーツ、バナナとマンゴーを合わせたようなお味のものです。妻はこれが好きなので、これを購入して、持ち帰りました。
販売商品(野菜)
この時期の名産は、ピーマンに似た野菜「こしょう」、ししとうのように辛い野菜です。炒めて食べると美味しいのですが、辛いものにあたると、ヒリヒリして・・・口の中が痛くなります(泣)
辛さ別に並んでいます。
戸隠あたりが名産地、辛さが強いものから弱いものまで品種がありますので、好みの物を選ぶのが重要、ピーマンのように見えるからといって侮ってはいけません。
栗の販売も始まっています。普通サイズの栗ですが、お手頃価格です。
販売商品(おやき、パンなど)
農産物以外にも手作り品が並ぶのが直売所の特徴。
よく見かけるのが、長野のおやつ「おやき」。野沢菜、なす、切り干し大根など野菜の具材を中心に手作り感満点のおやきが販売されています。
先日、別記事で紹介したピクニックのパンも定番品。「上松あんぱん」に出会ったら、買いです(笑)
今回初めて購入し、あんこぎっしりのあんぱんに驚き、本店に直接買いに行ってしまいました。「上松あんぱん」の詳細記事で紹介しています↓
「よって亭」のソースカツ弁当も良く見かけました。ソースカツ丼は長野県駒ケ根の名物、ソースかつ丼が好きな方が多いように思います。
果物、野菜の買い出しだけでなく、おやつやお弁当の調達など、スーパーマーケット的にも利用できるお店、今回も、果物、野菜、パンと買い込んでしまいました。
農産物産館オランチェ
JA中野市が運営する農産物直売所です。中野市といえば、えのきが有名ですが、キノコ類のほか、野菜、果物の名産地でもあります。
場所
上信越自動車道信州中野ICからすぐ、長野駅からは、有料道路、一般道いずれを利用しても30分程度の場所、小布施を超えた北側にあります。
こちらも広い駐車場があります。皆さん車で来場されるのが当たり前なのだと思います。
広い平屋の体育館のような構造、こちらには午前中に行ってみたのですが、非常に混み合っていました。
取扱い品目は、うえまつ農産物直売所と同様、野菜、くだもの、お米のほか、パン、おやき、お弁当、お菓子など、地元の手作り感あふれる品物が並んでいます。
販売商品(果物)
こちらの一番人気もぶどう。立派な贈答用のぶどうが中心、品定めをして、宅配便伝票を書くお客さんで一杯でした。
その他、
梨が出始め、立派な梨は「豊水」です。
「紅晩夏」という品種の桃を見つけました。名前からも晩成種なのだと思います。
販売商品(朝採り野菜の100円市)
こちらの直売所の人気の秘密は、100円市。(実際の販売価格は、税込108円です)
朝収穫した新鮮な野菜を中心に100円で販売されています。すでにお昼前ですので、人気商品は売り切れになっていましたが、販売されていた商品を写真で紹介します。
■ ぶどう各種
■ こしょう
■ さつま芋の茎
■ モロヘイヤ
■ じゃがいも
写真を見ればわかると通り、100円とは思えないお野菜ばかり、少な目のパックもありますが、普通100円では購入できない野菜が販売されていて、朝から多くのお客さんが野菜目当てで訪れています。
購入したいものがたくさんありましたが、旅行の期間や東京への持ち帰りを考えると断念、東京にもこういった直売所があればよいのにと強く思いました。
食材の豊かな地域であると直売所に行く都度感じます。長野に住むとこれらの恩恵にあずかれると思うと、長野に住みたくなる方の気持ちがよくわかります。扱っている商品群は魅力的ではありますが、旅行中の利用は限定的になってしまいます。とはいっても、旅行中に長野の恵を満喫することができますので、地元の食材入手を目的に、一度は出かけてみるとことをお勧めします。
コメント