竜王で雲海を眺めた後、日本国道の最高地点である「渋峠」まで行ってみました。
長野県湯田中温泉と群馬県草津温泉を結ぶ国道292号線は通称「志賀草津高原ルート」と呼ばれ、ダイナミックな景色が楽しめる山岳ドライブルートです。長野県側の湯田中温泉から渋峠までの間は、湖沼や山など見どころがたくさんあります。日本国道の最高地点まで行った後、周辺のスポットに立ち寄りながら帰りました。半日程度でも充分楽しめるコースでした。
日本国道最高地点
長野県と群馬県の県境近く、渋峠にある日本国道の最高地点です。標高2,172mの高さまで車で登ってくることができるのが驚きです。
空気が澄んだ日には、遠くまで見渡せるスポットですが、この日は、山すそにうっすら霧がかかる幻想的な風景が広がっていました。
標識の場所には、駐車場がありますので、車を停めてゆっくり風景を楽しむことができます。
平床大噴泉 ほたる温泉
志賀草津高原ルートの途中、平床(ひらどこ)にある大噴泉、白い煙が立ち込め、温泉の噴泉を間近で見られます。
この付近には数多くの温泉があり、宿泊施設もあって温泉入浴ができます。
周辺では国の天然記念物にも指定された、ゲンジボタルが見られることから「ほたる温泉」と名づけられたとのこと。
田ノ原湿原
ニッコウキスゲやワタスゲが見られることで有名な田ノ原湿原に行ってみました。
志賀草津高原ルート沿いにあるバス停付近にトレイルの入口があります。バス停付近には駐車場がありますので、車を停めての散策が可能です。
紅葉が始まる少し前の時期、秋の訪れがわずかに感じられます。
湿原には木道があります。ワタスゲの季節には木道沿い一面にワタスゲが見られるらしいのですが、9月下旬は一面草原でした。
わずかですが、花も咲いていて楽しい散策でした。湿原を横切り、木戸池まで行ってみました。
木戸池
田ノ原湿原を抜け、丘を上がっていくと、一面のすすき。すっかり秋です。
ずいぶん高いところまで上がってきました。上からみると湿原全体の様子がよく見えます。
木戸池までのルートはきちんと整備されているので、とても歩きやすく、軽装、歩きやすい靴であれば問題ありません。
丘を降りると、木戸池です。
このあたりには、多くの湖があり、トレッキングルートが整備されているので、歩いて湖沼めぐりを楽しむこともできます。
木戸池の周囲を1周してみました。ここも木道が整備されています。
途中、池を望むベンチでお昼ごはんにしました。この日のお昼は、おやきと薄皮あんぱん。トレッキングの途中では、甘いものが食べたくなります(^^ゞ
木戸池でのんびりした後、来た道を戻って、再びドライブです。
丸池
最後に行ったのは、丸池。小さいながらも駐車場があります。
水面にうつる山肌がきれいな東山魁夷の版画を思い起こします。
どこを切り取っても絵になる風景、心が洗われます。
ウッドデッキに座ってしばし湖を眺めていました。
東山魁夷が描いた「緑響く」は、茅野にある御射鹿池(みしゃがいけ)を題材にしたものですが、池の様子を撮影してみると、丸池も引けを取らない美しさと思いました。
この後、宿泊予定の小布施へ向かいました。
そばの花
小布施までの道すがら、あちらこちらでそばの花を見かけました。
そば処の長野らしい風景、白く可憐な花がとても美しく、新そばの季節が楽しみになりました。
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