希少品種のびわ「白びわ」の果物狩りが今年も始まり、初日に行ってきました。出かけたのは静岡県伊豆市の土肥地区、金山と温泉で有名な港町です。
白びわは、全国でも栽培されている場所がほとんどない「希少品種」。静岡県では伊豆市の土肥地区の他、静岡市の由比地区に少しだけ栽培されているところがあるだけという幻の果物。収穫時期5月下旬から6月上旬のわずか1~2週間ととても短く、また、果実がとても傷みやすく流通に適さないことから地元以外では販売してるのを見たことがありません。
静岡県はびわの栽培に適した気候なのか、家の庭にびわの木がある家が多くとても身近な果物、妻の実家にもびわの木があり、少しだけですがびわが食べられるのが楽しみでした。上京してからびわが高級な果物であることを知りました。
土肥地区では、毎年白びわの収穫時期に期間限定で「白びわ狩り」が開催されるので、時期を確認して行ってきたものです。
開催は、伊豆観光協会のホームページに情報が掲載されるほか、X(ツイッター)にも投稿されます。
2024年は6月に5日間だけの開催、2024年は裏年で実の数が少ないとニュースになっていましたので、早めに行っておこうと初日に行ってきました。
「白びわ狩り」は、恋人岬から海に向かう斜面にある白びわ園で開催されています。
駐車場に続く道には、のぼりも出ていて、びわの季節を盛り上げています。
白びわ狩り開催中の看板も出て、スタンバイ中。
びわ狩りの開始は10時なのですが、渋滞する可能性もあると思い、5時に東京を出たところ土肥に到着したのは8時半過ぎ。ちょっと時間が早すぎたので、恋人岬の展望台まで行ってみました。
遊歩道を歩いて10分ほどで展望台に到着。
富士山を望むことがdけいる展望台です。中央の円をのぞき込むと・・・
この先には駿河湾越しの富士山が見えるはずなのですが、あいにくの曇り空で富士山は見えず・・・残念。
伊豆半島のきれいな海岸線を眺めながらひとしきり休息。ハイキングにちょうど良い気候で朝の気持ちの良い散歩になりました。
会場に戻ってみると、開始時間の10時前にはお客さんの行列ができるほどの人気。恋人岬の駐車場の一角に受付テントができ、ここで入園の手続きをします。
受付テント近くには、手洗い用の水の用意があるなど、利用しやすくなっています。
びわ狩りは30分で大人2,000円。珍しい白びわを思いっきりいただけるのであればお安く感じます。受付で料金を支払い、白びわの畝に案内されました。
園内のびわの木にはたくさんの実がなっているのが見えました。
少々しわになっているのは傷み始めている実。
食べごろの実が多く、まさに旬!
早速びわの実をいただいてみると、さっぱりした甘味、今年もとても美味しい実になっています。
びわの実の甘さは木によって違うほか、日当たりにも左右されるようで、日当たりのよい場所や上の方に生る実が美味しいとのこと、スタッフさんのアドバイスに従って採ってみると甘いびわに出会えました。
例年であれば、酸味の強い実があったり、完熟でない実があったりしたのですが、今年は食べ始めた木が当たりだったのか、どの実を食べても美味しく、甘そうなものを見極める必要もなく、同じ木の実をずっといただきました。
木には蜘蛛の巣が多く張っているので、気を付けながら実を採りつつ、30分間甘いびわを満喫させてもらいました。
白びわの甘さを楽しめる少ない機会、この味わいを求めて、毎年この時期に土肥に行ってしまいます。東京からは3時間ほどかかる少々遠い場所ですが、この白びわが楽しめるならばと全く苦にはなりません。
いちご狩りにつづいて、この白びわ狩り、この後は、さくらんぼ狩りに桃狩り、ぶどう狩りと、春から秋にかけては果物が美味しい時期。当面の間は、河口湖滞在と果物狩りを楽しみたいと思っています。
コメント