お買い物の合間にちょっと贅沢な「うな重」ランチ～赤坂ふきぬき　新宿高島屋タイムズスクエア店（新宿）

たまにはちょっと奮発してランチをと新宿高島屋タイムズスクエア14階にある「赤坂ふきぬき」に鰻を食べに出かけました。

高島屋タイムズスクエアの14階には、少々お高めのお店が複数出店、ランチタイムには多くのお客さんが集まる人気店揃い、店舗の前に椅子が用意されているお店も多い場所。いつもなら、営業開始時間に伺うのですが、所用があり少し出遅れたところ、既にお客さんの待ち行列ができ、お店の前の椅子は満席。

ウエイティングリストに名前を入れて、順番が来るのを待ちました。

サービスの流れが良いのか、テンポよくお客さんが入れ替わっていき、30分ほどで順番が来て、店内に案内されました。

タイミングが良かったのか、テーブル２つのみがある半個室スペースに案内されました。

窓からは、ビルの上の空中庭園（植栽）が見える場所、晴れた日でもあり、とても清々しい雰囲気の中ランチを楽しめました。

ほどなく、お茶とメニューが運ばれてきました。

「ふきぬき（富貴貫）」は、大正時代から続く鰻の老舗、赤坂に本店があるほか、神楽坂の赤城神社近くにも店舗があります。

メニューの最初は、赤坂のお店の写真とともにごあつさつ。

お昼のメニューは、うな重とひつまぶしの2種類、うな重には、梅と竹があり、違いをお聞きしたところ、鰻の量目の違いとのこと。

それぞれに、お吸い物と香の物がつきます。

なお、ランチタイムでも、ディナータイムと同じお料理もオーダーでき、うな重には、ご飯の間にも鰻が入る「中入れ」のほか、菊、松とさらにお値段が張るメニューもあります。

メニューを見比べて、軽めの「ランチうな重」の梅をお願いしました。

お料理ができるまで、鳥獣戯画が描かれたお茶碗でお茶をいただきながら、しばし待ちます。

お店のお客さんは、新宿に買い物にいらしたご婦人のおひとりさまやご家族連れが中心、それなりのお値段のお店ですので、みなさま非常に上品な雰囲気。半個室の隣のテーブルには、70歳過ぎと思われるご婦人がおひとりでいらして、ひつまぶしをお召し上がりに。

ほどなく、うな重が運ばれてきました。うな重には、お吸い物と香の物が付きます。

お重の蓋をあけると、鰻のタレの香ばしい香りが広がりました。

■ ランチうな重　梅（1,980円）

お待ちかねのうなぎです。ほどよい焼き色、香ばしく、甘い香りで思わず「美味しそう」といただく前から、口に出してしまいました。

タレの焦げ色がほどよく、艶やかに光っています。

頭の方からいただいてみると、ほろりと崩れる柔らかいうなぎ、焦げている部分のカリっとした食感と鰻の濃厚さが良く、目を閉じて味をかみしめてしまいます。

ご飯の分量が少な目、ご飯に比べて鰻の量が多く、とても贅沢なうな重です。

梅と竹では量目が異なると伺いましたが、お重全体に鰻が敷き詰められており、このサイズでも充分鰻を楽しめる量目と思いました。

鰻は頭と尾では味わいが異なるもの、それぞれお好みがあると思いますが、妻は最後に肉質が硬めの尾をいただくのが好き、ゆっくりと食べ進み、鰻をしっかり味合わせてもらいました。

高島屋の中で鰻をいただけるのは気軽でよいもの。行列に並ぶことも多いですが、予約なしでもよいのは有難い限り。ちょっと贅沢なランチの日にはまた伺いたいと思っています。

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