久しぶりに南インド料理が食べたくなり、週末のランチで船堀にある「ゴヴィンダス」に行ってきました。
都営新宿線船堀駅から歩いて1分、ヒンズー教寺院の隣にあります。江戸川区周辺にはインド人の在住者が多く、西葛西などには美味しいインド料理店がいくつもあり、さまざまな地域のインド料理がいただけます。
出かけたのは土曜日のランチタイム、あいにくの雨模様の日でした。
遠くからお店の様子を見ると、店頭の販売ケースには布がかかり、営業していないように見え、少々不安に。
お店の前に来ると、ランチビュッフェの看板が出ていて一安心。
週末と祝日は、13種類以上のお料理が並ぶビュッフェ形式で営業、ランチタイムは1,500円、ディナータイムは1,800円と良心価格です。
入店したのは11時ごろ、先客は1組だけと静かな状況。ランチタイムは10:30~だったようで、既にお料理がすべて並んでいました。
入口のレジ付近では、南インドのお菓子が販売されています。「きっと甘いのだろう」と思いながらも、食べてみたいと思うものばかり。とても気になります。
スタッフに案内され、窓際の席に座りました。ほどなく、「ビュッフェ台からお料理を取ってください」との案内があり、お料理を取りに行きました。
最初にステンレスのプレートを取り、お料理を盛り付けていきます。
■ Dahi balla
Dahi ballaと呼ばれる豆で作った揚げ団子にカレー味のヨーグルトを掛けたもの。温かいカレーを想像すると別物、冷たい塩味のヨーグルトで、スパイスがたくさん振りかけられている風味満点のお料理、サラダに添えていただきます。
■ Kachori Papad
Kachoriは揚げスナック。そして、アクセントに細かく砕いたパパド。隣のサラダは千切りキャベツ中心のもの。
■ カレー3種類
この日のカレーは3週類。チャナマサラ(豆)、ミックスべジタブル(野菜)、パニールバタマサラ。いずれもベジタリアン向け、卵や魚、肉などは一切つかわれていません。
お料理の前には名札が付いているので、「これ何?」と思うものはありません。
■ その他スープ類
サブジ、ホット&サワースープ、サンバルと揃っています。「ホット&サワースープって何だろう」と思いつついただいてみると、ラッサム、確かに辛みと酸味の効いたスープですよね。
カトリが用意されていますので、1品ずつ分けていただけます。
ビュッフェ台からお料理をいただいて席に戻ると、ナンも運ばれてきました。
ナンは焼き立てがテーブルに運ばれてくる方式、熱々のものがいただけるのでありがたいもの。
ナンの下に何かがあると、ナンを取り出してみると、プーリー(揚げパン)がありました。主食がこれだけあると、充分、お腹がいっぱいになりそう。
他のお客さんの様子を見ていると、最初から枚数を少な目にお願いしていたり、プーリーのみとお願いしていたりするのを見かけましたので、多いなと思う方は最初からお願いしておくのが良いと思います。
お料理を一通りいただいてきました。
サンバルもラッサムはいずれも味わい深く、ご飯にかけずにそのままいただいてしまうほど。カレーの中では、チーズの入ったパニールが特に美味しく、お代わりして楽しみました。
Dahi ballaは、じゃがいもコロッケのヨーグルトかけといった味わい、ボリュームがあるので、取り過ぎないよう注意が必要でした。
ご飯はジャスミンライスではなく、日本米。ぱらっとしていないので少々違和感がありましたが、カレーをかけていただくと、日本米でも美味しく感じます。
美味しいと思ったお料理をお代わりして、食後の飲み物へ。
ランチタイムはドリンク1杯がついています。ラッシーやチャイなどから選べます。
食後には夫婦ともに温かいチャイをいただきました。最初から砂糖が入った甘いチャイ、デザートはインドのお菓子をいただきました。
見た目は、パイや細かい綿菓子のよう。サクサクしていて層状にはがれるもの。口当たりは砂糖が溶けるようにまろやか。
ビュッフェ台のお料理の名前を見ると、単に「SWEET」とあるだけ。
インドのお菓子なので「甘いだろうな」と用心して1個だけいただいたのですが、あまりの美味しさにこちらもお代わり。帰ってから名前を調べてみました。答えは「SoanPapdi」という伝統菓子とのこと。初めて聞いたお菓子、ネット検索してみたら、作り方を紹介されている方がおられ、興味深く見てしまいました。
飴を作って糸状に伸ばして作るもの、自宅で再現したいと思いましたが、とても大変な作業工程でしたので、断念。これは買ってきて食べるのがよさそうと思いました。
最初は、1組だけと静かでしたが、12時を過ぎると、お客さんが増え、帰る頃にはほぼ満席。お客さんの多くは日本に住んでおられるインド人の方、家族連れ、お友達同士と幅広い年齢層のお客さんがいらしていました。
ノンベジ派の方には「物足りないのでは」と思われるかもしれませんが、カレーほかお料理はいずれも美味しく、1,500円でいただけるのは価値あり、また伺いたいと思うお味でした。
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