(写真の整理だけしてブログに載せるのを失念していたもの、2022年10月にいただいた「笠間栗」の話題です。)
ここ数年、10月にホテルメトロポリタンエドモントで開催される「栗好きビュッフェ」に行ってきました。
9-10月に旬を迎える「栗」をメインにした様々な料理が並ぶ2日間限定の特別イベント。日本一の栗産地、茨城県が誇るブランド和栗「笠間の栗」を贅沢に用いて、王道のモンブランを含むケーキや和菓子などのスイーツをはじめ、ローストポークの揚げ栗添えや栗の冷製カルボナーラ、栗づくしの料理やスイーツがいただけます。
会場は、飯田橋にあるホテルメトロポリタンエドモント、妻が学生時代に就職活動の会場にも使われていた(バブリーな時代からある)古いホテルですが、改装を繰り返して新鮮さを出すよう工夫されていると伺うたびに思います。
イベント概要
■ 日程: 2022年10月15日(土)・30日(日) 第一部11:30~13:00 / 第二部14:30~16:00
■ 会場:ホテルメトロポリタン エドモント 宴会場
■ 料金:大人¥8,500/ お子様(4~12歳) ¥4,500 3歳以下無料
フリードリンク付き(ビール、ワイン、カクテル、ソフトドリンクなど)
というもの。開催日はわずか2日、回数が少なく例年、早々に満席になるイベントのようです。
会場
イベントの会場は、結婚式の披露宴にも使われる大広間、披露宴と同様、広い会場にテーブルが並び・・・会議か宴会かといった雰囲気です。
今回のイベントは、クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」の初代総料理長を務めていたホテルメトロポリタンエドモントの総料理長が監修したものとのこと、相当力の入ったイベントです。
会場には予約のお客さんが次々に入場され、イベントが始まるのを待っています。会場の壁際には、お料理の準備が進んでいます。
入場の時に渡されたのが、この「引換券」。ローストビーフとモンブラン、栗のマウンテンの3品は、おひとりさま1皿限りの限定。このチケットと引き換えに料理を受け取る仕組みです。
その他、会場には、茨城県笠間市の職員さんが多数お見えになられ、笠間市の宣伝をされていました。観光案内のパンフレットが多数あり、袋にいれて提供されました。
中には、栗の図鑑や観光案内地図などいろいろ、栗の魅力を満喫した後は、ぜひ笠間市へという気持ちがこもったプレゼント、中には記念品として、栗をかたどった陶器の箸置きも入っていました。
会場の一角には、笠間市の特産品の販売コーナーは設けられ、産地直送の野菜が販売されていました。
とにかく立派なお品ばかりが並んでいます。
いちばん驚いたのは、この舞茸。高さ20cmくらいはあると思われる大きさです。
椎茸も肉厚で驚きます。
これらの野菜はビュッフェのお料理にも使われているとのこと、楽しみです。
各テーブルの上にはカトラリーがスタンバイ。マスクホルダーもあって、気遣い充分。
便利だと思ったのは、このマシン。上部に手をかざすと、アルコール消毒液が噴霧されるもの。コロナ禍では気になった時に手指消毒できるので便利です。
開始時間になると、総料理長のごあいさつからスタート。お客さんの半数近くは常連さんか笠間市の関係者のようで、あいさつから写真を撮影する方が多数、ディナーショーに来ているような雰囲気でした。(笑)
笠間市スタッフのごあいさつが終わると、食事開始。この後、ビュッフェ台にお料理を取りに行きました。
ドリンク
このイベントでは、お料理がビュッフェ形式で提供されるほか、ドリンクも飲み放題。メニューの中からオーダーすると、テーブルまで運んでもらえます。
アルコールが飲めない夫婦なので、ノンアルコールのカクテルをいただきました。パイナップルベースの「プレシャス」とざくろベースの「フェアリーハート」です。
いずれもさっぱりした味わいのドリンク、食前酒にはちょうどよい味わいでした。
途中、温かい飲み物が欲しくなり、緑茶と紅茶をいただくなどして食事を楽しみました。
お料理
お料理は前菜、スープ、メイン、デザートと種類は多く、力が入っていることが伝わってきました。以下、ビュッフェ台のお料理を紹介します。
お料理ごとに1人以上のスタッフがいる重厚な配置(笑)、丁寧に取り分けてくださるので、美味しそうな状態でお料理が楽しめます。
■ 栗の冷製カカッペリーニ カルボナーラ
■ 栗のキッシュ
■ カプレーゼ
■ シーフードマリネ
■ ローストポークの揚げ栗添え
■ 真鯛のソテ プロバンス風
■ 牛肉椎茸ピラフ
■ ジャンボ椎茸の香草パン粉焼 の椎茸
■ ローストビーフ
数量限定のローストビーフは、カッティングサービス付きです。
この他、写真撮影はできませんでしたが、栗のスープ カプチーノ仕立て、土鍋栗ご飯、舞茸天麩羅があり、スープ、和食の用意もありました。
デザート
■ 和栗のロールケーキ
■ 栗のパウンドケーキ
■ 栗のプリン
■ 水まんじゅう
いただいたもの
最初はトレーを持って並んでお料理を受け取ってきました。
すべてお皿に盛り付けてもらえるので、トレーは相当の重さになりました。
冷製のカルボナーラには栗とぺーコンが入っています。さっぱりした味わいの中に栗の甘さが引き立つもの。美味しいは美味しいのですが、栗が入っているのがよいかというと微妙・・・
キッシュは栗のほっくり感が良い味わい、これは美味しいと思いました。
カプレーゼはモッツアレラチーズが濃厚なお味。
真鯛のソテ―は、しっとりとした食感、焼き立てのカリっと感がなかったのが残念。
シーフードマリネは、丁寧に作られているのが分かるお味。
美味しかったのは、栗のスープ カプチーノ仕立て。なめらかなクリームスープで栗の風味満点。とても贅沢なお味、美味しかったので、お代わりしました。
笠間市特産の椎茸を使ったソテー、これだけでメインになるのではないかと思うほどの美味しさです。
途中、笠間市のスタッフが焼き栗を作っていたのが出来上がり、いただいてきました。栗はホクホクで甘く、とても上質な栗であるのがよくわかりました。
栗を満喫するのなら、これが一番と思うほどの美味しさ。厳選した栗を持ってきてくださっていると思いました。
食事の後半は和食で。
既に相当のお料理をいただいてしまっていたので、栗ご飯は少しだけ。これも栗の甘さをストレートに感じられる良いお味。普通の栗ご飯よりも栗の配合が多かったのはイベントサービスならではと思います。
さらに美味しかったのは、舞茸の天ぷら。このお皿だけを見ていると気が付きにくいのですが、この舞茸、これまで見たことがないくらい巨大なもの。シャキシャキの歯ごたえがよく、これは大ファンになってしまう人がいるのもわかるもの。
最後は、メインの肉料理にしました。
ローストポークは柔らかく上品な味わい、添え物の焼き栗もいいお味です。
ローストビーフは、赤身の部分をいただいてきました。こちらも柔らかくて肉質もよいお品、イベントならではと思いました。
デザートは全種類お味見しました。
栗はやはりお菓子でいただくのが一番美味しいのではないかと思うラインナップ、パティスリーで提供されているものと同じものではないかと思われるものばかり。いずれも栗の味わいの良さがしっかり表現されていました。
水羊羹は、つるりとしたのど越しを楽しむもの。栗はムース状になっているほうが楽しめてよかったと思います。
最後にモンブランです。
こちらのモンブランはメレンゲに生クリーム、そしてマロンペーストを重ねるタイプのもの、評判通りの美味しさで、デザートメニューの中でもピカイチ。ここまでお料理を楽しんだ後であるにも関わらず美味しいと思えましたので、これだけをいただく時にはさらに喜びが増したのではないかと思うほど。
店舗で販売されているのと同じサイズのものをいただけて大満足、エドモントのモンブランの美味しさを知り、これはまた買いに来ようと思いました。
この他、栗のマウンテン(デニッシュパンの中にマロンペーストは入ったもの)も提供されましたが、これに限りお持ち帰り可とのことでしたので、持ち帰って家で味わいました。
感想ほか
栗尽くしのお料理が並ぶビュッフェは夢のようなイベントですが、栗の味わいを楽しむならばお料理よりもスイーツの方が満足度が高いのではないかと感じるものでした。
ホテルのイベントでしたので、終始丁寧な接客ときれいなお料理を楽しめたのは良かった点、パティスリーの実力もあると分かりましたので、お持ち帰りなどで利用したいと思いました。
毎年秋に企画されるようですので、今年も時期が近付いたら内容チェックをしようと思っています。
翌日、自宅で栗のマウンテンをいただきました。
見た目は、単なるデニッシュパンのようですが・・・
中央にはマロンペーストがたっぷり入っています。ペーストの量が多くずっしりとくる重みがあるパン、パンにマロンペーストはもったいないと思ったものの、この組み合わせは美味しく、塩気の効いたパンとの相性も良いのだと分かりました。
これも販売されているようなので、立ち寄った際には買ってみようかなと思う出会いになりました。
ホテルメトロポリタンエドモント (ホテル / 飯田橋駅、水道橋駅、九段下駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.3
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