飯田橋への買い物の途中の道すがら、「土鍋ごはん」のお店がオープンしていることを知り、休日のランチで行ってみました。「土鍋ごはん KOTORA」です。
市ヶ谷と飯田橋の中間、外堀の土手沿いにあるマンション1階の店舗です。
元々、「ノールドクダン」という欧風カレー店が長らく営業していた場所、その後、「アイランドバーガー」ができたと思っていたら、ほどなくお店がなくなり、このお店に代わりました。
人通りが多い場所ではないので、近所に通勤、通学する人が見つける、そんな立地です。
夫婦が惹かれたのは「土鍋ごはん」というふれこみ。土鍋で炊いたご飯をこよなく愛する夫婦としては、行ってみないわけにはいきません。
オープンした翌日、早速行ってみたものです。
お昼のメニューは、5種類の定食とご飯のお供の小鉢。和風のお料理が多いようです。
夜はというと、お酒とともに楽しむメニューのラインナップ、土鍋ごはんもあります。
さて、店内に入ると、先客なし。この日最初のお客さん、カウンター席とテーブル席があり、2人掛けのテーブル席に案内されました。
この日のお米は新潟産の「こしいぶき」
お米が高騰していることが日々話題になる中、ご飯の良さを売りにしたお店の運営は相当大変ン打蛯名と思いながら、メニューを見てお料理を選びました。
注文すると10分かからず、お料理が運ばれてきました。
■ 今週の御膳(鯖の醤油煮)(1,250円)
妻は、日替わりのメニューを聞き、鯖を選んだもの。木のトレーにメイン、味噌汁、小鉢とともに乗せられて運ばれてきました。
小鉢は、きんぴらごぼうとほうれん草の胡麻和え、いずれも和食の定番です。
メインは鯖、そして、鯖よりも大きいと思う大根も一緒です。
さて、肝心のごはんですが・・・ご飯は、小さい土鍋に入ったごはんがテーブルに運ばれ、自分でよそっていただきます。
土鍋の蓋をあけるとごはんが登場。運んできたスタッフさんからは「下に水分がたまるので、下からすくってよそって召し上がってください」という案内があり、その通りにしてよそってみました。
いわゆる粒立ちしている光るご飯、見るからに美味しそうです。
早速いただいてみると、「ん?温い」、炊き立てが供されると思っていたので少し拍子抜け。口に入れてみると、ご飯の水加減はちょうどよく程よい硬さ、甘味も感じられる美味しいごはんです。
温かったので、よくよく土鍋を見てみると、外側、内側ともにとてもきれい、中のごはんに土鍋で炊いたときにできる「おこげ」がないことにも気づきました。スタッフさんに聞いてみると、「別の土鍋で炊いたご飯を小さい土鍋に移して提供している」とのこと、土鍋はおひつ代わりだったのだと理解しました。
「おこげ」が食べたいとスタッフさんにリクエストしてみると「おこげができないように炊いているのでありません。これから炊くのでお待ちいただいてもよければ作りますよ。」とのこと。時間がかかるならとあきらめて普通のごはんをいただきました。
土鍋ごはんというネーミングから、てっきり土鍋で炊いたご飯がそのまま提供されるのかと思っていたもの、これは不覚。
メインの鯖は骨が1本もなく食べやすくしているもの、大根とともに良く煮込まれていてごはんによく合う味付け、小鉢も丁寧に作られたものでごはんと一緒に味わってもらいたいという気持ちが伝わるお料理でした。
美味しいランチであったのですが、土鍋で炊いたごはんをそのままいただきたいと思っていた夫婦にとっては少々残念。ぜひ、おこげも楽しめるご飯を出してほしいなあと思いました。
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