河口湖に出かけた週末、東京へ戻る途中で、あきる野にある美味しいパンが評判のベーカリー「ラ・フーガス」に立ち寄り、ランチを楽しんできました。
たびたび河口湖に出かけていると、東京へ戻る日のランチは、富士吉田で「吉田のうどん」や、駐車場が利用しやすい中央道インターチェンジ近くか都内のファミレスなど、同じようなところばかり。「たまには違うところにも」と探して出かけたものです。
川沿いの緑豊かな場所にある一軒家のベーカリー、テラス席は気持ちよさそうです。
入口付近には本日のおすすめの看板。バゲットカンパーニュ、ハード系のパンが評判と伺っていましたので、カンパーニュ楽しみ、お食事に合わせていただくのが美味しそうですよね。
店内に入ると、パンの良い香りが広がっています。色合いの良いバゲットのほか、目を引いたのはリュスティック。バゲットよりもクラムが楽しめるリュスティックが好み、帰りに買って帰るパンの目星もつけておきましょう。
ランチは、お店の奥にあるテーブルスペースでいただきます。大きな長テーブルの他、外側にテラス席があり、オープンエアでもランチが楽しめるようになっています。
ランチのメニューのメインは「スープ」。自慢のパンを楽しんでもらおうと、パンに合うスープが数種類用意されています。
メインのスープに野菜のマリネ、パン盛り合わせ、デザート、ドリンクがついて1,200円です。
カフェスペースでは、店内で購入したパンとドリンクを注文していただくこともできます。
好みのスープの種類を選んでオーダー、お料理の到着を待ちます。
テーブルの上のナプキン立てはパンのオブジェ付き。とても精巧に作られていて、思わず見入ってしまいました。
水差しもおしゃれ、店内の内装や手作り感のあるインテリアなど、カフェ全体がアットホームでとても良い雰囲気です。
しばらくすると、最初にパンの盛り合わせが運ばれてきました。
ハード系のパンを中心に4種類のパンが来ました。盛り合わせのパンはお店側のチョイスですが、食事に合うもの、甘いもの、ハード・ソフトとバランスよく組み合わされています。
お料理が来る前でしたが、少しずつお味見してみると、噛み応えがあって味わいのあるものばかり、夫婦の好みにあっていて、笑顔に。
パンのお供は、バターとオリーブオイルから選択できます。夫婦二人でしたので、それぞれ別のものをお願いし、双方の風味を味わいました。
オリーブオイルの中には、バルサミコが入ってます。最初は「パンにもバルサミコ?」と怪訝に思いましたが、若干の酸味をつけてバゲットやフォッカチャをいただくのは美味しく、この組み合わせもありと思いました。
そして、食べるまで気が付かなかったのですが、オリーブオイルの中には岩塩が入っていて、塩味もプラス!バターも塩味を楽しむものと考えると、オリーブオイルでもというところでしょうが、パンそのものにも塩分が入っているので、夫婦には少々過剰。シンプルにオリーブオイルのみが好みです。
■ ビーフストロガノフ(1,200円+200円)
スープの他、サラダ、ピクルスが付きます。
蓋をあけると、トマトベースのスープがたっぷり、濃厚さの中に酸味が効いたお味、パンによく合います。具沢山で熱々で供されたのも◎、スープがメインとして十分な存在感がありました。
■ アルザス風田舎スープ(1,200円)
メインのスープ以外はどのセットも共通。
豚肉、ザワークラウト、じゃがいもが入った塩味のポトフ、豚肉がしっかり煮込まれていてほろほろ、若干塩味が強めでしたが、パンに合わせるならば許されるレベル、特に豚肉が美味しいと思いました。
お料理を食べ進むにつれパンも食べきってしまいましたので、お代わりをいただくことにしました。
お代わりの時は、このシートに希望を書いてスタッフに渡します。人数や分量の好みを伝える仕組み、これは合理的です。お店の方はきっとパンを大切にされている方なんだろうと思える配慮、お代わりの都度この紙をもらえるので、次のお代わりの希望を伝えられます。
二人分、最初と同じ分量をお願いしてみたところ、このバスケットが来ました。今度は5種類、ハード系の他、ロールパン、マフィンが入っていて、バラエティに富んだ組み合わせ。
シンプルなお味のパンだけでなく、マフィンが楽しめるとちょっとうれしい。
この後もパンが美味しく、半分程度のお代わりをしてみました。
レーズン入りの食パンとブロート。これだけいろいろなパンが楽しめるとは思わず、とても楽しいランチになりました。
食後のドリンクは、カフェラテとカップチーノを。いずれもマシンで入れたものですが、コーヒーの香りがよく、大満足。
デザートはロイヤルミルクティのアイスクリームを。濃厚な中に紅茶の香りが効いてさっぱり感もあって適度なバランスでした。
もう一つのデザートは塩シュークリーム。焼き立てのまだ熱い皮に冷たいカスタードクリームを詰めたシュークリームです。
皮のカリッとというよりもバリっと音がする香ばしさにひんやりしたカスタードクリームのコントラストに驚かされるもの、意外性のあるデザートでとても美味しい!お店でしか楽しめない一品と思いました。
丁寧に作られたスープにこだわり感のあるデザート、そして、何よりもよいのは店売りのいろいろな種類のパンを味わえるランチ、近くにあったら毎週通い詰めてしまうお店。また行きたいと思うのですが、場所柄なかなか再訪が難しいのが難点。また機会を見つけて伺いたいと思っています。
コメント