今年はいちご狩りの季節に外出自粛が重なり、一度も行けずに終わりそうな気配。そうであれば都内でいちご狩りの気分をと、ヒルトン東京の「メトロポリタングリル」で開催しているいちごスイーツが楽しめるランチプラン「アリスのストロベリー・カーニバル」に行ってきました。
ヒルトン東京では、毎年この時期にいちごを使ったスイーツビュッフェを開催しています。今年もホテル内のマーブルラウンジでスイーツブッフェ、ZATTAでアフタヌーンティなど複数のレストランでいちごのスイーツのフェアが開催されていたので、ランチのお料理が魅力的でデザートビュッフェも楽しめる「メトロポリタングリル」に予約を入れました。
こちらに決めたのは、いちごのスイーツだけなく、いちごそのものもいただけること。いちごの盛り合わせがオーダーでき、何度でもお代わりがいただけるという”レストランでいちご狩り”が楽しめます。
2年前にも「メトロポリタングリル」で同じような企画「アリスinクリスマス・マジックデザート」に来ています。その時の様子は旧ブログで紹介しています。↓
レストラン内の様子
メトロポリタングリルに行ったのは久しぶり、店内のレイアウトは見直され、テーブル間隔は広めの「コロナ仕様」になっていました。
ボックス席には、不思議の国のアリスをイメージしたトランプのディスプレイ。レストラン全体で不思議の国のアリスの世界を作っています。
テーブルのペーパーマットにもトランプ、個人的には落ち着いた雰囲気の場所でスイーツを楽しみたいだけでキャラクターの装飾は不要なのですが・・・
メニュー
「メトロポリンタングリル」のランチは、サラダビュッフェ、メインディッシュ、デザートの3コース。
サラダとデザートはビュッフェ台から自由に取る方式、メインディッシュはテーブルまで運ばれてきます。
メインディッシュは、燻製肉のグリル、ニョッキ、パスタからの選択。デザートを楽しむことが目的でしたので、夫婦ともにグリルをオーダー、普段でしたら違うメニューにするのすが、この日ばかりは同じチョイスでも致し方ありません。
サラダビュッフェ
バーカウンターにサラダが並んでいます。
取り分けしやすいよう、そして感染拡大防止の観点からお料理は1人分ずつカップや瓶に盛り付けられています。これならば、トングによる感染もありませんし、他の方がお料理に触れることもありませんので安心できます。
サラダは全部で5種類、彩りよく目でも楽しめるもの、いずれもポーションが小さめですので、全種類試すことができました。
■ ギリシャ風サラダ
フェタチーズ、 オリーブ、とまと、 きゅうり、 ミックス グリーンが瓶に入っています。
■ チキン ダージリンティー テリーヌ
チキンのテリーヌにベリーのコンポートが添えられたもの。甘酸っぱいソースでいただく肉料理、ターキーローストに付けるフルーツソースを思い出すお味、パンによく合います。
■ ミックス ビーンズ サラダ
ツナ、 卵、 大麦にリーフを組み合わせたもの。ツナにゆで卵はサラダの王道ですね。
■ ロースト ベジタブル キヌア サラダ
名前のままですが、焼くことで野菜の甘味が出て美味しいサラダ、野菜だけでも充分楽しめるものでした。
■ アリス カプレーゼ
モッツァレラチーズ、 チェリー トマト、 ジャスミンティー ゼリーがカクテルグラスに入ったもの、フルーティなトマトにトルティーヤチップスが良いアクセントになっていました。
メインディッシュ
メインは、ビュッフェ式ではなく、テーブルにサービスされます。選択肢は以下の3種類
・ スイート ポテト ニョッキ
・ 本日のパスタ
ニョッキもパスタも美味しそうではありましたが、「メトロポリンタングリル」は店名の通り、グリル料理がお薦め、迷わず、シグニチャープレートにしました。
■ メトロポリタン シグネチャー グリル プレート
サーロイン、ポーク、チキン、サーモンといずれも燻製された素材をグリルしたもの。素材に合わせたソースがかかり・・いい香り。
デザート
デザートはレストラン中央のデコレーションテーブル上に並べられています。
一品一品に説明があり、どんなデザートなのかがわかります。
■ スコーンとダークチョコレートと胡桃のブラウニー
瓶に入っているのはスコーンに付けるクリームとストロベリーソースです。
サラダと同様、1人分ずつお皿に入れられていたり、グラスやカップで提供されており、安心して利用できます。
■ 苺ボートでランデブー
ココットに入っているのは、いちごとグレープフルーツが乗ったティラミスです。ほどよい酸味が効いたティラミスはさっぱいりただけます。
■ お飲みなさい
苺と牛乳、ヨーグルトで作られたドリンク、口に含むとパチパチのサプライズがあるとのこと。ちょっと勇気がなく試せませんでした。
こちらも見た目だけでは何やら想像つかないスイーツ、コメントを読みながらいただきます。
■ 珍しくご機嫌なハッター、ルビーローズ、パートドフュルイ
シルクハットの形をしたスイーツはムースをチョコレートでコーティングしたもの、中央の丸いドーム型のスイーツもムースをルビーチョコレートでコーティングしたもの、いずれも、どんなお味か想像がつきません。
またまた、想像のつかないスイーツ、名前と見た目からでは全くわかりません。
■ 春のストロベリーキャンドル
フロマージュブランのムースに苺とラズベリーが入ったグラススイーツ、名前の通りキャンドルのようです。
■ 薔薇のリース ショートケーキ、ハートの女王様、おかしなタルト
バラの香りがするホイップクリームに苺とラズベリーをサンドされたショートケーキ、ハイビスカスムース、チョコレートタルトにはとまとと苺、いずれも食べてみないと分かりません。
全部で11種類、小さいポーションですので、これも全種類制覇できそう(笑)お味見しつつ、気に入ったものをいただきたいと思います。
いただいたお料理
パン
最初にバゲットとオリーブオイルが供されました。このバゲット、クラストがパリっと香ばしく、硬すぎず食べやすいもの、オリーブオイルが美味しく、このパンだけでもいいと思えるほどの美味しさ(ですが、今日の目的はスイーツなので、お代わりせずほどほどにしました。)
飲み物
コーヒー、紅茶はデザートタイムにいただくものですが、最初からいただくことも可能。お食事中に温かい飲み物をいただきたかったので、最初から紅茶をお願いしました。なお、紅茶はお代わりができ、茶葉も選べます。
最初はスタッフからストロベリーフレーバーを勧められ、食事中はお茶もいちごの香り。スイーツの時にはアッサムをいただきました。
サラダビュッフェ
グラス毎取り分けられるので、清潔感があって安心、何よりも美味しそうな状態でお料理が楽しめるのが良い点です。野菜はいずれも味が濃く美味しいものばかり。バランスよい食事になりました。
いちご盛り合わせ
一番楽しみにしていたのはこのいちご。へたが茶色くなっていますが、果実そのものは完熟に近いものがサーブされるのでとても甘くて美味しいもの。多少の個体差はありましたが、スーパーで購入するものよりも熟しているものが多く、いちご狩りでいただくような完熟の美味しさが味わえました。
グラスの中のいちごがなくなるとスタッフに「いちごをお持ちしましょうか?」と勧められるので、わんこそば状態でいちごを味わいました。
メインディッシュ
ビーフサーロインは桜、ポークロインはヒッコリー、チキンはクルミ、サーモンはリンゴとそれぞれの素材に合わせた香りの燻製肉は風味豊か、味わいながらいただきました。
ひとつひとつの香りが異なり味わい深いのですが、食べ比べていくと徐々に香りの違いが判らなくなってしまうのは致し方ない点。美味しかった素材ひとつをメインにしたお料理を楽しむ方が真の美味しさを楽しめて良いかもしれません。
そういった意味で、このプレートは、ディナーへのいざないのための”お味見プレート”なのかもしれません。
れんこん、にんじん、ブロッコリーもしゃっきり焼き上げられていて美味しくいただきました。
デザート
やはり、全種類いただいてみることにしました。(^^ゞ以下、いただいたデザートを写真で紹介します。断面写真も撮影していますので、ご参考まで。
意外にも美味しかったのがスコーン。サックリした生地、腹割れもしていてスコーンの王道を行くお味、クリームとの相性もよく、お代わりしたいと思ったほど。ただ、今回は他にも凝ったスイーツがいろいろあったので、1個に留めておきました。
タルトの上にはとまとが乗るなど、珍しいスイーツがいろいろ。
ハイビスカスのムースは少し酸味のあるもの、クラッカーの塩味でさっぱりしたお味でした。
シルクハットもドームも中身が気になります。
シルクハットの中身はほうじ茶のムース、中央のキャラメルの香ばしい苦みと重なり、良い風味。これが一番美味しいと思いました。
ルビーショコラのムースを切り分けてみると、中央のソースはハート形。こんなところにまでこだわって作っているとは思いませんでした。
フロマージュブランは柔らかくほんのり甘いもの、これも気に入ったもののひとつです。
こちらは、スポンジケーキかと思っていたのですが、いただいてみるとマスカルポーネのお味、想定外でしたが酸味のあるいちごと組み合わせていていいお味でした。
どのスイーツが美味しかったのか、迷うのですが、シルクハット型のムース「珍しくご機嫌なハッター」が一番。ほうじ茶ムースにキャラメルソース、そしてチョコレートコーティングの組み合わせがよく、これは、お代わりしてしまいました。
最後はアッサムティをミルクでいただきました。
感想
サラダ、メイン、デザートとバランスよく美味しいものをいただけ、夫婦ともに満足。サラダもデザートも種類が少ないものの、実際にいただける分量には限界があり、この程度のバリエーションで充分なのだと思いました。どのお料理もスイーツも美味しく安心していただける点が◎、はずれのお料理がないというのが種類少なくとも満足できる理由だったのだと思います。
そして、何よりもテーブルに座った状態でいちごが楽しめるのはうれしい限り、そして用意されていたいちごのクオリティが他のホテルのいちご狩り企画よりも格段によく、リッチないちご狩りに行ってきた気持ちになりました。静岡や千葉へいちご狩りに出かける時間と費用を考えると、ヒルトンでいちご狩りをするのもありと思いました。(個人的には幕張のホテルよりもお薦めと思います)
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