休日のランチで、外苑前の「コンチネンタルキッチン モンテアスル」へ行ってきました。生ハムやソーセージなどの肉製品を扱う「コダマ」が経営する欧風料理のお店、肉料理を中心にブッフェ形式でお料理が楽しめます。
「パサージュ青山」の開業時からですから、かれこれ10年以上営業しているレストラン、オープンからしばらくの間は、お客さんの数も少なく、予約なしでゆっくりランチが楽しめたので毎月のように伺っていましたが、その後、テレビ番組や雑誌で紹介されると徐々に人気が上がって行列店となり、予約なしではほぼ入店できないお店になり、足が遠のいていました。
3月の土曜日、渋谷での買い物の帰りに寄ってみると、意外にも予約なしで入店できる状況でしたので、ランチを楽しんでいくことにしました。
普段はお店の前に行列があって、お店の前にくるとざわざわしているのですが、この日は静かでした。
平日、土日ともにランチタイムはブッフェスタイル。平日は50分1,400円と90分2,000円、土日祝日は90分2,000円という価格設定、平日は1時間の昼休みを意識した運営、近所に勤めていたら利用したくなります。
「久しぶりのモンテアスルだね」とちょっとワクワクした気持ちでお店へ。
お店に入って右側の窓に面した席に案内されました。
早速ブッフェ台へ。手前から、サラダバー、生ハム、サラミのコールドミール、奥に肉や魚介のオーブン料理、パエリア、パスやなどのホットミールが用意されているほか、デザート、パン、ドリンクバーがあります。
サラダバー
40種類以上の野菜がサラダバーです。
サラダバーの野菜には、ひとつひとつ名前が付いています。セロリスプラウト、スイスチャードなど、あまり見かけない種類もあります。
スプラウトだけでも、セロリ、ブロッコリー、空芯菜と3種類、ベニーナ、マジックレッドなど、味の想像がつかない野菜もあります。
サラダを美味しくするトッピング類もいろいろ、クルトンのほか、クスクス、サクサクハーブパン粉・・・
サラダはシンプルに、塩とオリーブオイルで楽しめます。岩塩が3種類と
ビネガー、オリーブオイルが用意されています。
もちろん、このほかにドレッシングもありますので、ご安心を。
生ハム
夫が楽しみにしているのは、この生ハム。肉を扱う会社が経営しているだけあって、いつも美味しい生ハムが用意されています。
この日は、生ハムのほか、サラミがありました。
パン
パンの種類も豊富、デニッシュ、クロワッサン、そして、隣にあるのは、チーズをサンドしてトーストしたバゲット。これに生ハムとサラダを挟むだけで、十分なランチになりますが、今日の目的はお料理なので、余力があったら・・・
テーブルロールやバゲットなど、お食事に合わせるパンも用意があります。
温かいお料理
オープンキッチンの前に並ぶホットミールです。
■ 本日のCURRY(ポーク)
若干塩味が強く感じるカレー、お肉が美味しいだけに少々残念です。
■ 本日のパスタ(ベーコンとネギ)
パスタによく合う素材の組み合わせ、シンプルな味付けですが、ベーコンが美味しいので、ついつい食べたくなります。
■ スパニッシュオムレツ
■ スペイン風ミートボール
■ スパイシーチキン
■ 牛ロースのブランチャ
今日一番美味しかったのは、この牛ロース。肉質が柔らかく食べやすく、仕上がりがジューシーでした。
皆さん、美味しと思われたのか、お代わりする方が相次ぎ、大皿に盛られたお料理は瞬く間になくなりました。
■ 本日のパエリア(ボークと白いんげん)
魚介類の出汁が効いたパエリアも美味しいですが、肉を使ったパエリアも美味しいのですね。初めてだったのですが、香ばしいおこげと豚肉の味わいがよく、お代わりしてしまったほどです。
いろいろな種類のメインディッシュがあるので、不満はないのですが、以前は、こちらのお店のスペシャリティであった「地鶏のロティサリーチキン」や「ピッツア」が必ず用意されていましたが、最近はランチには出ていないようで、ちょっと残念でした。
デザート
デザート類も種類多く充実しています。パンナコッタやブリュレなど、いずれも美味しいもの。器に入っているのも取り分けしやすくてよい点です。
そのほか、ゼリーやチョコレートケーキ、シフォンケーキも並びます。
フルーツケーキにピスタチオのケーキと、種類充分です。
このほか、写真はありませんが、ティラミスも後からデザート台に並びました。
ドリンクバー
ドリンクバーには冷たいもの、温かいものとあったほか、タピオカドリンクも作れるようになっていて、皆さんタピオカドリンクを作っていました。(写真を撮る人も多かったので、お店の狙い通りなのかもしれません)
温かいドリンクは、コーヒーのほか、3種類の茶葉の紅茶、フレーバーティ、ルイボスティ。ミルクも牛乳が用意されていてうれしい限り。最後のデザートのお茶が選べるのがいいですね。
以下、いただいたお料理です。
夫はサラダバーの野菜でサラダを仕立てて、生ハムをたっぷり。生ハムの塩味があるので、ドレッシングは不要、美味しい生ハムで、野菜も進みます。
妻は、ドレッシング代わりにポテトサラダをいたいてきました。
珍しい野菜類はいずれも新鮮、個性的な香りや食感を楽しみました。
肉好きの夫は、ソーセージを満喫。メインのホットミールは、全種類少しずつ試してみたかったようです。ソーセージが美味しいとのこと、嬉しそうに食べていました。
妻もミートボール、チキン、オムレツをいただていみました。お客さんが少ない日だったためか、新しいお料理が供されるタイミングが少なく、出来立て出なかったのが残念でした。
夫のメイン2皿目です。夫婦がこの日一番と思った「牛ロースのブランチャ」とパエリアを。ロースとありましたが、ハラミのように脂が入った柔らかい肉質、ロースト加減がよくジューシーな仕上がり。いくらでも食べられそうでした。
パエリアは、硬めでパラリとした仕上がり、豚の三枚肉のローストの旨みをしっかり感じるもの、香ばしくてとても美味しい。
偶然にも、妻は同じ組み合わせでお料理をいただいてきました。唯一異なるのはパエリアの豚肉の部位、妻は脂が苦手なので、赤味の部分が多いところを選びました。
肉よりも魚派の妻が、ここまで美味しいと思って肉料理をお代わりするのは珍しいこと。そのくらい満足するお料理でした。
デザートは、あまり多くはいただけませんので、いろいろと種類を選んで、夫婦で分けていただきました。
中でも美味しいのは、ブリュレとティラミス。バニラの効いたカスタードにキャラメルの香ばしさが加わったブリュレにマスカルポーネに珈琲が効いたティラミスともに単品でいただいてもよいと思うほどのお味。もっとたくさん味わえればよいのにと思ってしまいました。
お料理の構成が当初とは変わっていますが、これだけのお料理からデザートまでの種類が揃い、いずれも美味しいものばかりのランチブッフェは貴重、2,000円+taxと少々お値段は張りますが、ホテルのランチブッフェよりはお手頃とよく考えられた価格設定と思います。
予約なしでも、ふらっと立ち寄ってランチが楽しめるならば、とても使いやすく、また伺いたいと思っています。
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