2024年12月29日、長い歴史を持つ学士会館が改築のため休館します。夫婦でお気に入りのレストラン「二色」に、閉館前の「食べ納め」に行き、名物の「づけちらし」を楽しんできました。
学士会館とは
1928年に開館した学士会館は、100年近い歴史を持つ施設です。そのクラシックな建物は数多くのドラマ撮影に利用されており、有名な「半沢直樹」の土下座シーンもここで撮影されました。しかし、建物の老朽化に伴う再開発のため、2024年末に休館。旧館は曳家保存工事を経て移築され、2030年中の再開を予定しています。
二色へ
改築後、現在のレストランが存続するかは不明。そのため、お気に入りの「づけちらし」をどうしても食べておきたいと、12月の週末に訪れました。
事前予約はすでに埋まっており、当日利用できる席もわずか。11時半の開店前に到着すると、すでに店頭には入店を待つお客さんの列ができている状態、私たちは幸運にも1巡目で入店できました。
この日の二色御膳は「文化鯖」、これはこれで美味しそうです。
店内には年配の方を中心に、夫婦や友人同士のグループが多く見られました。
さて、メニューを見ながらいただくものを決めましょう。
二色御膳は店頭の看板の通り「文化鯖」
私たちのお目当ては数量限定の「づけちらし」、当日の提供数はわずか4人前という貴重さ。開店と同時に入店しなければ味わえない一品です。運良くまだ注文可能で、夫婦でそれぞれ「づけちらし」を堪能しました。
■ づけちらし(1,350円)
お待ちかねのお料理が運ばれてきました。「づけちらし」とみそ汁です。
待ちに待った料理が運ばれてきました。「づけちらし」はマグロを中心に、赤身や中トロなどさまざまな部位が楽しめます。他にもタコ、ハマチ、タイ、アナゴ、タマゴ、キュウリ、トビコ、イクラがたっぷり。仕込みの切れ端とは思えないほどの大きさで、マグロのボリューム感に驚きました。
少し筋のある部位もありましたが、全体的に大満足の一品。タマゴやイクラも美味しく、まさに「づけちらし」を堪能しました。
添えられた味噌汁は優しい味わいで、ちらし寿司との相性抜群です。
食後のデザートは柚子のシャーベット。柚子の香りと上品な甘さ、さっぱりとした酸味が心地よく、最後まで美味しく楽しめました。
最後の館内見学
食事の後は、最後にと来館者が自由に入ることができる1階部分を見学。
赤いじゅうたんの階段やクラシックな手すりが歴史の重みを感じさせます。
休館後の再開まで、学士会館はしばらくのお別れとなりますが、また戻ってくることを楽しみにしています。
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