丸ビルにあるパン屋さん「ポアン エ リーニュ」の支店が神田にあると知り、休日のランチに行ってきました。
神田錦町の再開発でできた神田スクエアの1階にあります。この周辺にはちょくちょく出かけていたものの、いつも通っていたのは神田スクエアの北側（靖国通り側）、南側にあるこのお店の存在に気が付いていませんでした。
神田スクエアの周囲にはウッドデッキがあり、「ポアン エ リーニュ」の前にはテラス席が用意されています。ストーブが設置されているものの、冬は寒そう・・・
その他、歩道沿いには、自由に使えるテーブル、椅子などが置かれ、周辺の店舗でテイクアウトしたものをいただくことができるようになっていました。
人気店ということもあり、この日はあらかじめ予約してから伺いました。
開店の11時に予約して伺うと、皆さん予約のお客さんばかり。この日は、店内のテーブル席は予約で満席、予約なしで来店されたお客さんは、外のテラス席に案内されていました。
ランチメニューは、A,B,Cセットとスープセットの4種類。いずれもパン盛り合わせが付きますが、＋220円でパンを食べ放題にすることができます。A,B,Cセットはメインとパン盛り合わせ、サラダ、スープまでは共通、そこにディップやデザートが付くかどうかの違いです。
メインは、グラタン、パテ、ディップなどパンにあうお料理4種類から選ぶことができます。
こちらのお店のお勧めはこのパン食べ放題。お店で販売されているのと同じパン10種類ほどがいただけるもの、途中パンがなくなると、他の種類のパンが並ぶこともあり、10種類以上のパンを楽しめることもあります。
パンをいろいろ試してみたいと思って伺いましたので、メイン料理を付ける中で一番シンプルな「Cセット」メイン、パン盛り、サラダ、スープで1,500円をオーダーしました。
テーブルの上には、アルコール消毒液。パンは素手ていただくことになるので、これは有難いもの。細かな気遣いがあります。
お水を飲みながら、お料理の到着を待っていると・・・
最初にパン盛りが運ばれてきました。セットの中に含まれるパンです。
この日は4種類、食パン、バゲット、カンパーニュなど食事に合わせるのによい「お食事パン」です。食べ放題を付けると、この4種類以外に、日替わりのパン10種類程度が楽しめます。
食べ放題のパンは、カフェスペース入口付近の棚に置かれています。パンバスケットの隣にはバルミューダのオーブントースターがあり、パンをリベイクしていただくこともできます。
用意されているパンの種類は、このボードに紹介されています。
パンは食べやすいよう小さく切り分けられて用意されています。小さめサイズなので、全種類食べ比べしてみるということも可能。パン好きさんにはうれしいサービスです。
最初に提供されたパンを味わっていると、お料理も運ばれてきました。
■ Cセット（1,500円）＋パン食べ放題（220円）
Cセットのメインとスープです。メインには、パンと合わせると美味しいと思った「田舎風パテと生ハムサラミの盛り合わせ」を選びました。
スープは、かぶのクリームスープ。表面に香りのよいオリーブオイルが浮かんでいます。なめらかな仕上がりでかぶの旨みがしっかり感じられるもの、熱々で供されるのでさらに美味しいと感じました。
パテは大きくボリュームがある分量、なめらかというよりも肉らしさを味わえるもの、パンとの相性は抜群。生ハムやサラミ、サラダをパンに乗せてオープンサンドのようにして楽しみました。
途中で、他のパンをいただいてきました。この日は10種類のパンがあり、選ぼうかなと思ったのですが、全部味見したくなり、結局全種類を試してみました。
この日特に美味しいと思ったのは、くるみとレーズンがたっぷり入った「ピヨトル」とレーズン、アーモンド、レモンピールが入った「フルッタ」、チョコレートがたっぷり練りこまれた「ショコラ」。ハード系のパンにレーズンやレモンの柑橘、チョコレートなどが加わるととても美味しく、ここまでパン以外のものが配合されているパンをいただくことはほとんどなかったと思います。
食事の途中でパンバスケットの中身がなくなり、新しいパンが追加されました。くるみ、カシューナッツ、ピスタチオが入ったサーブレッドの「ノーチェ」、バゲットにベーコンが入った「ルーレ」が登場、甘いパンばかりでなく、塩味も楽しめ、バランス良くパンをいただきました。
パンはいずれも美味しく、何度もお代わりしてしまいたくなるもの。そうはいってもいずれも食べ応えがあるものばかりで、この位が限界でした。
夫婦ともに大満足のランチでしたので、その翌週もまた、出かけてしまいました(^^ゞ
前回、メイン付きのCセットをいただいたところ、メインのボリュームが多くて思ったほどパンを楽しめなかったので、今回は、シンプルなメニューにしてみました。
■ スープセット（1,100円）＋パン食べ放題（220円）
スープセットは、パン盛り合わせ、サラダ、オリーブオイル、スープという組み合わせ。まさにパンを楽しんでもらおうというセットです。
添えられているパンは4種類、パン盛り合わせのパンは常に4種類で、食事パンになっていようでした。
2回目に伺ったときのパンの種類はこのボードの通り、この日は11種類のパンが用意されていました。先週と同じもの、異なるものと半々くらい。
パンバスケットのカバーを開けると、パンの良い香りが漂ってきました。
パンを見ると、全種類試してみたくなるもの、この日もひとつずついただいてきました。シンプルなパンが美味しいのはもちろんですが、チーズやくるみ、フルーツや小豆などが入っているパンが異なる味わいがあっていいなと思いました。
この日美味しいと思ったのはこの3種類。大納言がたくさんはいった「あずき」、チョコレート生地にオレンジピールが入った「オランジェ」、そして、キャラメルのほどよい苦みが効いた「キャラメルマドレーヌ」。スイーツ系のパンを気に入りました。
特によかったのは「あずき」。わが家ではあん食パンが好きでいろいろなお店のあん食パンを試しましたが、こちらの「あずき」は、ほどよい甘さの大納言が生地に練りこまれる形でたっぷり入っているタイプ。あんこにしてからマーブル状に織り込むタイプのあん食パンに比べ、小豆の粒感が楽しめ、甘さ控えめになるのが良い点、とても美味しいと思いました。
2週連続してランチに出かけましたが、全く飽きることがなく、また行きたくなってしまうほど満足感のあるランチと思いました。
「ポアン エ リーニュ」のパンは種類が多く、これまで他のベーカリーで出会ったことのないタイプのパンが多く、こちらならではのパンが楽しめるお店。カフェでパン食べ放題は、お味見ができるうれしいサービス。このような形で運営されているのも、お店の戦略なのかもしれません。
どのパンを買うのがよいか迷ったら、ランチの利用がおススメ。きっと、好みのパンが見つけられると思います。特にハード系のパンがお好みの方にはぴったり、こちらの近所で働きたいと思ったほど。予約できるも有難く、利用しやすいベーカリーカフェです。
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