夫婦それぞれお誕生日のお祝いは、行きたいお店をリクエストして出かけるのがわが家の習慣。妻のお誕生日のお祝いで、東京會舘「プルニエ」でランチを楽しんできました。
出かけたのはこの2月、梅の季節にはなっていたものの、まだまだ寒い時期。
案内されたのは皇居のお堀が見える席、まだ真冬の寒さが続いていた頃、皇居の景色からも寒さが伝わってきます。
窓際の席に案内されて着席。お店の名前入りのプレースプレートが置かれていました。
本日のメニューです。
予約したのは、魚料理と肉料理の両方が楽しめる5品コース。
・アミューズ
・タスマニアサーモンのマリネと 真っ赤なピーマンのユール仕立て
・豊洲市場より届く本日のお魚料理
・スペイン産 イベリコ豚セクレトの網焼き
白隠元豆とチョリソーのクーリとエスプレット唐辛子の塩
・プルニエ特製デザート
・食後の飲み物、ミニャルディーズ
というもの。今日はゆっくりお料理を楽しみたいと思います。
食前には、ノンアルコールのぶどうジュースをいただきました。ANAのファーストクラスでいただくシャルドネのジュールのようなお味を想像していましたが、さっぱりとした甘みの少ないぶどう、食事の前には良いお味と思いました。
■ アミューズ
最初のお料理はふんわりと泡立つパンプキンスープ、中にはナッツが入っています。なめらかで美味しく、ナッツの食感もよく合っています。わずかなポーションだったので、もう少しいただきたいと思ってしまいます。
■ タスマニアサーモンのマリネと 真っ赤なピーマンのユール仕立て
濃厚なサーモンにピーマンのムースをまとったお料理、ピーマンがさっぱりとした味わいです。付け合わせはからし菜をりんごの甘煮で巻いたもの。ほのかなピンク色できれいなりんごは、少し甘くシャキッとした食感の残るもの。
メインのお料理の前にバターが用意されました。ラ・コンヴィエッテの有塩バター、スティック状のものがグラスに入って供されるのは素敵。
パンは3種類、プティバゲット、全粒粉のパン、きのこのパン、いずれも温められていて、とても良い香りがします。きのこのパンは生地にきのこが入っているもの、形はマッシュルームそのものでとてもかわいらしい。
ラ・コンヴィエッテのバターがミルキーで美味しく、パンが良く進みます。
■ 豊洲市場より届く本日のお魚料理
「舌平目のボンファム?」と驚いたお料理、ランチコースでも東京會舘で有名な「舌平目のボンファム」をいただくことができますが、追加料金が必要、この日は、「本日のお魚料理」にしたはず・・・
魚の種類は、仕入れの状況に応じて変わるもの、この日は太刀魚、バターをたっぷり使ったソースで焼き上げられています。ソースは濃厚、焼き色がついたところが特に美味しく、パンに付けていただくと至福。
■ スペイン産 イベリコ豚セクレトの網焼き
白隠元豆とチョリソーのクーリとエスプレット唐辛子の塩
肉料理はイベリコ豚の霜降りのソテー、お皿の周囲には唐辛子と塩がちりばめられています。
イベリコ豚は、とても柔らかく、脂の良い香りがします。隠元豆のとろみのついたソースが美味しく、こちらもパンとともにソースをしっかり味わいました。
■ プルニエ特製デザート マロンシャンテリー
デザートは、マロンシャンテリーをリクエスト、お誕生日のお祝いでしたのでメッセージ入り。
王冠のようなシャンテリーはとても美しいデコレーション。小さな雪山のきれいさに食べるのがもったいなくなってしまいます。
中にはクラッシュマロン、黄色く輝いています。甘さが柔らかく、栗そのものをクリームとともに味わいました。
シンプルなスイーツだからこそ、生クリームもマロンも厳選されているのだと思います。
■ 食後の飲み物(紅茶)
食後の飲み物は紅茶をミルクでいただきました。紅茶のほか、コーヒー、ハーブティなどから選べます。
水色がきれいな紅茶はマロンシャンテリーともよく合っていました。
■ ミニャルディーズ
最後に食後の焼き菓子も付いています。最後まで手の込んだお料理で、目でも舌でも楽しませてもらいました。
食事の間、つかず離れずのサービス、お料理の説明は丁寧で「さすが東京會舘!」と思う応対で、ゆっくりとお料理を楽しむことができました。お料理の美味しさはもとより、パンもデザートも紅茶も美味しく驚くばかり。普段のお食事よりもずっと高価なので、度々は利用できませんが、お祝いの席などにはまた伺いたいと思いました。
コメント