新宿からわが家への帰り道のルートはいくつかあるのですが、新宿3丁目あたりに出かけた帰りは、都電軌道跡地を利用した緑道”四季の路”をよく通っています。緑がきれいな時期は特に気持ちがよいところ、新宿にこんなところがという場所です。
”四季の路”を通り抜けた後もそのまま軌道跡地を通っていくと1軒のカレー屋さんがあります。以前から、お店の前を通る都度、「どんなお店だろう」と興味を持っていたのですが、行かずじまい。
ある日、食べログでフォローしているレビュアーさんのレビューを読み、ネパールの家庭料理が食べられる美味しいお店「サンサール」だということを知りました。
休日に新宿に出かけた折、ランチで立ち寄ってみました。
土曜日のランチタイム、11時過ぎで少し早めだったのか、先客は1組のみ。窓際の開いている席に座りました。
インド・ネパール料理のお店、ランチタイムはカレーのセットのほか、ネパールランチセット「ダルバート」があります。
■ Aランチセット（850円）
夫はカレーがよいと、2種類のカレーがつく「Aランチセット」に。カレー2種類のほか、サラダ、ライスとナン、そしてドリンクが付きます。
カレーは6種類の中から選べ、野菜とチキンを選びました。ご飯とナンがつくランチセットはよく見かけますが、その時のご飯は、ほんの少しということが多いですが、こちらのお店のご飯は、お皿にこんもりと盛られています。
ナンはパリっと薄焼きタイプ、ご飯もあるのにこの大きさのナン、とてもボリュームがあります。
カレーはさらっとしたスープ状、ナンよりもご飯の方が合うと思うタイプ、さらさらのスープでありながら味わい深く、ご飯がさらに美味しくなります。ナンとご飯を食べるとお腹いっぱいになりすぎると思いましたが、ご飯との相性が良く、ご飯がたっぷりついていたのがよくわかりました。
こちらのお店は、ご飯ならばお代わり無料！ボリュームがありすぎると思ったものの、夫はご飯をお代わりしてカレーを満喫していました。
■ ネパールランチセット（950円）
給食を思い出すような器にネパール定番定食メニューが盛り付けられています。
ダル（豆のスープ）です。さらっとしたスープの中に豆が入ったカレー、ご飯にかけていただきます。
アツァールは、トマトをペースト状にしたもの、ご飯のアクセントになります。日本風に言うと、漬物の位置づけですが、適度な辛みがあって、ダルをご飯にかけた後にアツァールを入れると味わいが変わって美味しく楽しめます。
ダルカリは、「ダルバート」のメイン料理。カレーというよりも野菜のスープ煮といったほうがよいお料理、大根とじゃがいもがスパイシーなスープで味付けられています。
辛みがさほど強くないので、非常に食べやすいお味。これもご飯がよく合います。
メニューにはサラダとありましたが、盛り付けられているのはほうれん草炒め。塩味で生姜が効いたお味、こちらもご飯によく合います。
おかず類を交互にご飯にかけていただくと、おかずが残ってしまうほどご飯が進みます。途中、ご飯のお代わりをいただいて完食しました。
全体にさっぱりしたお味で、もたれる感じはなく、ご飯をお代わりしたもののほどよい満腹感。特に目立った特徴的なお料理はありませんが、どれも普通に美味しい!毎日日替わりでいただいてみたいと思うお味でした。
最後はチャイで締めくくります。甘みは自分で調整するタイプでしたので、砂糖を入れずに牛乳とスパイスの風味を満喫しました。
いただいた「ダルバート」は、特別感はないのですが、ご飯が進む美味しいおかずばかりの定食、また食べたくなるお味だと思いました。
通りかかっても入る勇気はありませんでしたが、食べログのお陰で入店するきっかけをもらい、素敵な家庭料理に出会えました。この場所なら、ちょくちょく通るのでまたランチで伺いたいと思っています。
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