週末の日用品の買い出しで飯田橋へ、買い物前のランチで「新太郎」に行ってきました。
飯田橋駅の南側、目白通り沿いの飲食店が並ぶエリアにあります。
お店の前を通るたびに気になっていたのはこの看板、「うま味茶漬け」に「うま味海鮮丼」、「うま味」って何?と興味を持っていたもの。飯田橋でランチを食べることになり、行ってみることにしました。
店内はテーブル席1つにカウンター。早目の時間帯でしたので、空いているカウンター席にそのまま座りました。
オーダーは席に置かれているQRコードを読み取ってスマートフォンから。
メニューは、海鮮丼とお茶漬けの2種類。海鮮の種類と量でお値段が変わるシステム。
一番豪華な具材がのった海鮮丼がお店の名前がついた「新太郎丼」で2,890円。大きなボタン海老が2尾乗っていて華やか、そして、一番シンプルな丼が「梅」で1,090円と値段の幅は3倍。
さらに、それぞれの丼+400円で具材の大盛が選べるようになっています。
お茶漬けは950円と890円という設定、少し迷いました。
オーダーを終えると、目の前の案内を熟読(笑)食べ方にはお作法があるようです。
最初に海苔で手巻きを楽しみ、次は海鮮丼、最後はお茶漬けと3通りの楽しみ方、読んでいるだけでわくわくしてきます。
カウンターには、あられ、とろろ昆布、あおさがあります。これはお茶漬けの時に使うもの。
目の前には、鰹節を薄く削るマシンがあり、動かすとふんわりと風に舞うような薄さのけずりぶしが作られていきます。
ほどなく、お茶と胡麻醤油、たくあん、わさび、削り節のセットが用意されました。削り節を口に含んでみると、舌の上で溶けていくような味わい。削り節でこのような食感は初めてでちょっと驚き。
ほどなく、夫婦で注文した丼が届きました。
右が「竹」、左が「梅」です。「竹」の方が少しだけ具材が豪華です。
■ うま味海鮮丼「梅」(1,090円)
妻は一番シンプルな「梅」をチョイス。ご飯の上に刺身、そしてたっぷりの削り節がかかったもの。
魚介といくらの組み合わせ、魚介は、ねっとりとした食感の中にいろいろな魚ときゅうりが入っている様子、なめろうのように細かくたたかれていました。
お作法に則り、最初に海苔にご飯と魚介を少し入れて手巻きでぱくり。海苔の風味が鼻に抜ける美味しい食べ方、削り節の香りもよく、美味しい。
その後、普通の海鮮丼として楽しみました。
■ うま味海鮮丼「竹」(1,390円)
夫は、「梅」にサーモンが加わった「竹」を選びました。「梅」と同じ組み合わせの丼の上に、サーモンの切り身が載せられたもの、サーモンの分ボリュームがあります。
サーモンは厚切りで食べ応えがある食感、なめろうのようにクリーミーになった魚介と比べて、ボリュームを感じます。
こちらもお作法に従って食べていきました。
最後に少しだけ魚介を残して、お茶漬けに。この時ごはんのお代わり(追加)も可能。周囲の皆さんは「普通盛りで」と、最初と同じくらいのごはんを追加してだし汁をかけてもらっている人ばかり。
我が家は、1/3くらいとお願いして、少しだけ追加してお茶漬けをいただきました。カウンターにあったあられやあおさをかけると、お茶漬けそのもの。出汁は鰹がよく効いていて、さらに美味しさを追加しているようでした。
刺身はもちろん、ご飯も美味しく、おまけに出汁まで楽しめるのは満足度高く、夫婦ともに気に入りました。ご飯の分量でその日の体調に合わせてオーダーできるのもよい点、元気な日は、魚介の大盛にしてもよいかなと思いました。
同じような海鮮丼が楽しめる「つじ半」はいつも行列ですが、こちらはそこまでの混雑にはなっていない様子。どちらが良いかはそれぞれと思いますが、気軽にいただくならば「新太郎」もありです。
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