休日ランチで、「スンガリー」にロールキャベツを食べに行ってきました。
「スンガリー」は、ロシア、ウクライナ、ジョージア(グルジア)のお料理がいただけるお店、ボルシチやロールキャベツ、ビーフストロガノフなど、日本でもおなじみの料理が本場のお味で提供されています。
以前から美味しいと聞いていましたが、夫婦ともに行ってみたことがなく、「美味しいものを食べに行きたいね」と夫婦で一休サイトを検索しているときに思いつきいってみたものです。
新宿に店舗は2軒、新宿東口店と新宿三丁目店があり、伺ったのは新宿三丁目店。靖国通り沿いのビルの地下にあります。
ランチの開店時間に予約して伺うと、店頭には入店待ちのお客さんが数組、皆さん予約をして来店される様子、相当の人気店です。
開店時刻になり、先頭のお客さんから順番に店内に案内されました。
古くから営業されているお店ですが、5年ほど前に移転されたとのこと、什器類は手入れが行き届いていて、とても心地の良い空間。地下の窓のない店舗ですが、雰囲気よく作られています。
席の後ろにはガラスタイルが飾られているなど、おしゃれな雰囲気です。
テーブルの上にはカトラリーがセットされています。お手拭きの色がブラウンと雰囲気に合わせられているのが伝わります。
テーブルの上には、見慣れない四角い箱が置かれています。シガレットケースにも見えますが、このお店は禁煙。気になって開けてみると・・・
スタッフを呼ぶコールボタンでした。本当は置きたくなかったのでしょうが、お店の構造からスタッフを呼びずらい座席配置のため、置いたものと思います。雰囲気を壊さないような配慮が感じられます。
ランチはいくつかのコースがありますが、初めての方にお勧めとあった「土日祝のスンガリー・サラダランチ」 (Dランチ)を予約しました。このお店の看板料理のボルシチ、ロールキャベツが含まれているランチコースです。
■ ルイノクサラダ
野菜とハーブが入ったルイノク・サラダです。あらかじめドレッシングで和えられたサラダ、ほのかな酸味があるフレンチタイプのお味です。
■ ボルシチ
牛肉とキャベツ、じゃがいもなどの野菜、ビーツの入ったスープです。ビーフはよく煮込まれていてほろほろ、スープにはしっかり出汁がでていて、スメタナ(発酵乳製品、サワークリームのようなお味)を溶かしながら楽しみました。
パンとの相性がよく、思わずパンをお代わりしてしまいたくなったほど、
■ ハリエプパン
美味しかったのが「ハリエプパン」と呼ばれるもの、自家製ライ麦ロシアパンとのこと、小麦の味わいがよく、噛みしめていただきました。
■ ゴルブッツィ(ロールキャベツの煮込み)
ロールキャベツをオーブンで煮込んで焼いたお料理、ソースはウクライナ風トマトクリームソースで仕立てられています。
切り分けていただいてみると、中からは肉汁が出てくるジューシーなもの、とろみのついたソースと絡めていただくと、今までに出会ったことのないおいしさに驚きました。
チーズがかかったように見えましたが、このソースはスメタナと呼ばれるクリームを使っているとのこと。帰宅してから調べてみると、生クリームに乳酸菌を入れて発酵して作るもの、少し酸味があるものでした。
コクのあるトマト風味のソースがとにかく美味しく、パンにつけてソースまですべていただきました。
■ ロシアンティー
最後は、ロシアンティーです。ジャムを入れて飲む紅茶という知識があったのですが、正式なお作法(?)でいただくのは初めての経験。スタッフさんから、ジャムをお皿にとり、味わいながら紅茶を飲んでくださいとの説明があり、ジャムを味わいながらいただく紅茶なのだと知りました。
運ばれてきたジャムは3種類、バラジャム、グリオット(チェリー)ジャム、イチゴジャムが小さな器に入って供されました。
スタッフさんからの説明の通り、お皿に取り出し、ジャムひとつひとつを味わいながらいただきました。チェリーとバラのジャムが珍しく、チェリーはわずかな酸味、バラは香りが楽しめるもので、ジャムだけいただいても美味しいと思いました。(パンが残っていれば、つけて食べたかったくらいです)
しっかりしたランチコースでランチを楽しむのは久しぶりのこと。夫婦ともに、ロールキャベツとボルシチのおいしさには感動、長年営業されている理由がよくわかりました。このロールキャベツのお味は家でも再現したく、その後も調べたりしています。これが自宅で作れるようになればいうことなしですが、遠い場所ではありませんので、たまに食べに行けばよいかなと夫婦で話をしています。
東京には各国料理店がありますので、まだまだ知らないお料理があるのだなと実感、興味を持ったお店に足を運びたいと思っています。
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