数少ないチベット料理店「タシデレ」(曙橋)で「ピンシャ」と「モモ」のランチ、お客さんは常連さんばかり?

ランチ

外出自粛要請が出て食料品の買い出し以外には外出するのを躊躇する毎日、曙橋へ買い物に出かけた折、前々から一度行ってみたいと思っていたチベット料理店「タシデレ」でランチをいただいてきました。

防衛省前の靖国通り沿いにあるお店、市ヶ谷、曙橋、四谷三丁目が最寄り駅ですがいずれからも距離がある場所、お店の前を通る都度気になっていたのですが、なかなかチャンスなく、近場でランチの良い機会と入ってみました。

チベット料理のほか、インド料理、ネパール料理があります。インド料理は、南インドのミールスもあり、興味深々。

早めのランチタイムだったのか、この日最初のお客さん。店内ではテイクアウトの準備もされていて、平日はお弁当の販売をしているようでした。

メニューは、チベット料理とインド料理が中心。

チベット料理と言えば、蒸し餃子のモモくらいしか知らず・・・スープ料理がいろいろあると初めて知りました。

インド料理は、北インドのカレーメニューが各種ありますが、タンドール窯の火をいれていないのか、ナンは当面の間お休みとのことでした。

このほか、チベット料理の「タシデレスペシャルランチセット」(1,700円)やネパールの定番定食「ダルバードセット」(1,400円)があり、これもよさそう。

そしてミールスが2種類。

ミールスの食べ方も紹介されています。

何をいただくか迷ったのですが、夫はチベット、妻は南インド料理にトライすることにしました。

テーブルの砂糖は、きび砂糖、珍しいですね。

■ ピンシャセット(1,000円)

春雨、豚肉、じゃがいもの炒め煮の「ピンシャ」がメイン、蒸し餃子の「モモ」、蒸しパンの「ティンモ」、ライス、サラダが付いたセットメニューです。

「ピンシャ」は塩味のスープ料理、「肉じゃがのようなお料理」と聞いていましたが、煮物というよりも具沢山のスープと言ったほうが近いかなと思います。

豚肉の出汁がよく効いた塩味のスープ、春雨とじゃがいもに出汁がしみて美味しい!ご飯と一緒にいただくのが良いお料理です。

「ティンモ」は、中華料理の花巻のような蒸しパン、肉まんの皮の部分だけのパンでほんのり甘いもの。ごはんに蒸しパンと、炭水化物がたっぷりです。

モモは肉汁があって美味しいのですが、さすがに主食が多すぎるように思いました。

一緒に出てきたのが、この赤いアチャールのような調味料兼漬物。辛いトマト味で、「ティンモ」に付けて食べると美味しい!辛さに強い方には付けて食べることをお勧めするもの、単調な味が少しで変わります。

■ ランチミールス(1,000円)

正統派のミールスです。

豆と野菜が入ったサンバルは辛みのないのスープ、ご飯にかけていただくのが美味しい。ラッサムは思ったほど酸味がなく、とても食べやすい。

クザンブは、野菜トマトカレーといった味わい、これもご飯によく合います。

ココナッツ炒めのポリヤルは、ココナッツの甘味とコクが美味しい。

アチャールにご飯、パパドの組み合わせ、ご飯は日本米でした。

サンバル、ラッサム、ご飯はお代わりができるとのこと、サンバルとラッサムがことのほか食べやすく美味しかったので、お代わりしたところ、結構な分量でお腹がいっぱいになってしまいました。

ご飯のお代わりは、ボールから好きな量をお願いして盛ってもらう形式かと思ったら、盛り付けられた山が来てしまい・・・2杯分食べることになったのが原因です。お代わりの時にはご飯の分量を伝えたほうがよさそうです。

最後はチャイをいただいて、ランチを終えました。

ランチをいただいている途中、何人かお客さんがいらっしゃいましたが、皆さん常連さんの様子、メニューも見ずに次々に注文されてランチを楽しんでおられました。確かにフラッと入るお店ではなく、「ここに行こう」と思って入店するお店と思います。

「このような場所で営業は大丈夫なのだろうか」と失礼ながら思ったのですが、コアなファンがいらっしゃるお店だったのですね。お料理が美味しかったので、別のメニューも楽しんでみたいと思っています。

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