靖国通りを歩いている時に気になったこの看板、そびえたつアジフライに惹かれ、休日のランチで行ってみました。「トーキョーアジフライ」です。
お店がオープンしたのは2022年春ごろ、最初は断続的な営業で行く機会に恵まれず・・・会社の同僚のお薦めでもあり、行ってみました。
お店は靖国通り沿いのビルの地下、階段を下りた先にお店があります。
ランチタイムのメニューは「アジフライ」1本、専門店だけあって潔いメニュー構成です。
伺ったのは土曜日の11時半過ぎ、少し出遅れたかなと思って行ってみると、地下から地上へ上がる階段に行列ができている状態、時間が読めなかったものの、待ってみることにしました。
回転はあまり良くない様子でしたが、12時前には順番がきて入店できました。
店内はアジフライを揚げる油の香りが漂っています。オープンキッチンの上には黒板があり、本日のメニューが紹介されています。
この日の鰺は、高知室戸岬漁港のもの、お米は、会津産の「にじのきらめき」とのこと、食材へのこだわりが感じられます。
メニューは、「羽釜炊きご飯とアジフライ」と胡麻鰺、迷わず、アジフライを注文。夫婦で話をしながらお料理が来るのを待っていると、隣のテーブルに案内された男性が「帆立とアジフライ」とオーダーする声が聞こえました。
「帆立もあるの?」と周りを見渡してみると、壁には数量限定の「活ホタテ&アジフライ定食」の案内があるのを見つけました。
私たちが注文した時には「アジフライ定食でよいですか?」とスタッフに聞かれたので、そのまま「ハイ」と注文したのですが、他のメニューあるなら案内して欲しかった・・・と思いました。食べログなどで予習してくればよかったのかもしれません。
テーブルの近くには、「提供までにお読みください」の案内、ご飯は羽釜で炊いた炊き立てを提供していること、鰺は毎日仕入れていること、ご飯はお代わり推奨、卵黄とパルメザンチーズを付けて食べるのがお薦めとのこと。読んでいると、テンションが上がってきます。(笑)
アジフライには、醤油、甘口醤油、ソース、パルメザンチーズ、雪塩と好みの味付けで楽しめるようになっています。夫婦ともに薄味好きなので、調味料は不要なのですが、揃っていると試してみたくなります。
最初にご飯とみそ汁のセットが供されました。ごはんは少な目の盛り、もっと食べられる方はお代わりができるので心配不要。味噌汁の具はわかめ、シンプルな組み合わせ。
そのほか、香の物、わさびおろし、卵黄の醤油漬けも一緒。この卵黄は、アジフライに付けるのがお店のお薦めの食べ方。
美味しいご飯をほおばっていると、アジフライも運ばれてきました。
■ 手仕込みアジフライ定食(1,500円)
キャベツの千切りの山に立てかけるようにアジフライ、一番手前には中骨の素揚げも付いています。
早速アジフライからいただいてみました。肉厚で柔らかい鯵、カリカリではなくふんわりした食感のフライ、鯵をしっかり味わえるもの。
中骨はアジフライよりもしっかり時間をかけて揚げられているのか色合いは濃い目、骨太なので食べにくいかなと思ったのですが、カリカリ、サクサクでおせんべいのような食感、香ばしくて美味しくいただけます。
最初の一口目は、何も付けずそのまま鯵を味わい、続いて、月替わりの薬味「にんにく味噌」を付けていただいてみました。
ニンニクの香りが強いのですが、さっぱりした味わいの鰺に付けると、インパクトがある味変、ご飯によく合います。
羽釜炊きご飯は、粒が立って艶やかな炊き上がり、お米が上質なのかとても美味しいもの。醤油漬けの卵黄はアジフライに付けていただくのがお薦めの食べ方でしたが、ご飯が美味しかったので、たまごかけごはんでいただきました。
黄身の味が濃く、醤油のしみ込み具合がたまごかけごはんにはぴったり、ご飯は大盛りにしたかったくらいですが、2杯目なので控えめにしておきました。
夫はお店のお薦め通り、卵黄とパルメザンチーズの組み合わせでアジフライいただいてみましたが、チーズに卵黄の組み合わせが濃厚、ソースなしでも美味しいアジフライだったので、わざわざ濃厚な味を上乗せしなくてもよいのではと思った様子。シンプルにそのままでいただくのが一番と思いました。
1,500円のアジフライは少々高いかなと思いましたが、美味しいご飯に肉厚のフライとお値段以上の美味しさで充分満足。次は開店時の狙って来店しようかと思っています。
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