小田原散策の途中のランチ、だるま料理店に行くつもりが行列で断念、小田原なら海鮮と、海鮮丼が美味しそうなお店に行ってみました。
小田原駅ビル「ラスカ」1階にある「魚力食堂」です。
このお店にしようと決め手になったのは、店頭に出ていたこの看板。「魚力食堂」は魚屋さんが経営する食堂、「魚のプロが目利きした市場直送・旬の魚介類を中心に自慢のお食事をご用意しました」のコピーとお料理の写真に惹かれました。
この写真を見たら、食べたくなりませんか?
丼、握り、刺身定食と、好みの食べ方が選べます。また、お魚の種類によってお値段が違うのもわかりやすくて良心的。
伺った日の地魚は天然物の金目鯛と石鯛!金目鯛いいですね。
看板の写真を参考に食べるものを決め、入口付近にある券売機で食券を購入して席に着きました。
店内はおひとりさま向きのカウンター席と、
テーブル席があります。夫婦ふたりならばと、テーブル席に向かい合って座りました。
■ おまかせ市場丼(1,290円)
メニューボードの左上、一番大きな写真で紹介されていたのが、この「おまかせ市場丼」。自慢の魚が8種類乗った海鮮丼です。
口の大きな丼に大振りのお刺身がぎっしり乗っています。魚は8種類とメニューには書かれていましたが、8種類以上乗っています。
お刺身はいずれも新鮮、大きさだけでなく新鮮さにも驚きます。他のお店でいただくと2,000円は優に超えると思われるレベルです。
みそ汁は、あさり。大振りのあさりが3つ入った味噌汁、あさりの出汁が効いていて美味しいみそ汁です。(美味しくてお代わりしたくなってしまうのですが、したことはありません)
そして、かまぼこが添えられています。小田原名産のかまぼこが一切れ分ついてきます。かまぼこってこんなに美味しいものだったのか、と魚の味がしっかりしているかまぼこを味わっていただきました。
■ 魚屋の海鮮丼(890円)
こちらはお手頃価格の海鮮丼、6種類の魚が乗っています。妻は、午前中のいちご狩りでいちごをたくさんいただいてしまったので、少しボリュームを抑えたこの海鮮丼に。
「6種類だと少ないかな?」と思ったものの、いただいてみると充分な分量、一切れ一切れのお刺身が大振りで厚みがあるからかだと思います。これだけでも海鮮丼を食べたと思える満足感がありました。
最初に伺った日は、この2品だけでしたが、その後も何度か小田原に出かける機会があり、毎回、何を食べようかと検索してみるも、結局、毎回「魚力食堂」でランチをいただくことになりました。別の日にいただいたメニューもあわせて紹介します。
■ 刺身定食(990円)
丼にするだけでなく、定食でお刺身を楽しむこともできます。味噌汁やかまぼこは、どのお料理を注文しても共通です。
お刺身定食の良いところは、ご飯が普通の白飯の代わりに、酢飯にしてもらうこともできること。「ご飯を酢飯にしてもらうことってできますか?」とお聞きしてみると、「できますよ」と快諾いただけ、それ以来、刺身定食の時も酢飯にしてもらっています。
桶の上に大根のつまが乗り、そのうえにお刺身が並べられています。お刺身としてみると、ひとつひとつが非常に大きいことがよくわかります。
この日は6種類、中央の海老が特に新鮮で味噌まで美味しくいただきました。
別の日の刺身定食は、8種類、海老のとなりには、季節の生しらすが乗っていました。
静岡出身の妻は生しらすが大好き。東京ではなかなか美味しいしらすが食べられないので、とろりとした生しらすの食感がよく、わずかな苦みを感じながら味わいました。
この日添えられていたかまぼこは、笹かまぼこでした。こちらでかまぼこをいただくと、「帰りに買って帰ろうかな」と思う美味しさ、美味しいかまぼこって、本当に美味しいのだとよくわかりました。(普段いただいているかまぼこが庶民的な価格のお品なので、差がはっきりしただけかもしれません。)
食券制で、簡易なイートインスペースですが、リーズナブルな価格で美味しい海鮮丼がいただけるのはうれしいもの。小田原散策の時には、おそらくまた行ってしまうものと思います。お薦めです。
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