日本でシンガポールのローカル料理「チキンライス」と「ラクサ」を~亜坤 ヤクンカヤトースト(新宿)

ランチ

海外に行けない日が続くと、旅行先で食べたローカル料理が食べたくなるもの。先日、香港名物土鍋の炊き込みご飯「煲仔飯」を食べて懐かしくなり、今度は、シンガポールの定番ローカル料理を食べに「ヤクンカヤトースト」に行ってきました。

「ヤクン」と言えば、最も有名なお料理は、店名にもなっている「カヤトースト」。ココナッツミルクと玉子を原料にするジャム「カヤジャム」をトーストに挟んだサンドイッチですが、今日の目的は違うローカル料理。

シンガポールチキンライス(海南鶏飯)とラクサです。

「ヤクンカヤトースト」が日本に進出したのはコロナ禍に見舞われた2020年、当初はカヤトーストなどパンのメニューのみで営業開始、チキンライスやラクサは日本での提供が予定されていてメニュー写真もあったのですが、長らく準備中「comeing soon」のシールが貼られたままになっていました。

その後、新宿以外に霞が関と有楽町にも出店、パン以外のローカル料理の取扱いも開始したと分かり、一度食べに行きたいと思っていたところでした。

店内の様子はオープンして間もない時期と変わらず・・・お客さんの入りも変わりません。

店内奥の壁に描かれたシンガポールの風景も変わりません。シンガポール・フライヤー(観覧車)やマリーナベイサンズ(ホテル)、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(植物園)もシンガポールを代表するもの懐かしい風景です。

入店後、お料理と飲み物をオーダーして、席に座りました。

■ ティー、ティー・シー・コソン(各180円 お料理とセットで割引価格に)

注文後、飲み物のみ先に受け取り、お料理はテーブルで出来上がるのも待つ方式。夫婦ともにミルクティーを注文しましたが、夫は甘み付き、妻は甘みなしを選択。用意されたドリンクを見る限り色合いが同じで区別がつきませんが・・・

スタッフさんが飲み物を渡す際にオーダー用紙を付けてくれました。左が甘み付き、右側が甘みなしです。

いただいてみると懐かしい濃い目の紅茶、エバミルクの濃厚さで飲みやすくなっています。現地では、コンデンスミルクにエバミルクを追加し、甘くして飲む方が多いのですが、南国ではない日本では、そこまで甘みは強くなくてもと思います。

なお、温かい飲み物は単品注文の場合290円ですが、お料理とセットで注文すると180円の割引価格でオーダーできますので、お料理注文の際にはセットでのオーダーがお勧めです。

ミルクティを飲みながら、夫婦の会話がシンガポールの話題で盛り上がっていると、ページャーからお料理の出来上がりを知らせる音が鳴り、カウンターに取りに行きました。

■ チキンライス レギュラーサイズ(620円)

妻はチキンライスにしました。

チキンライスと言っても、ケチャップご飯ではありません(笑)ゆでた鶏肉に鶏だしで炊いたご飯を合わせたお料理で、シンガポールやタイ、マレーシアの屋台やフードコートでよく見かけるものです。

シンガポールでいただいたチキンライスは以前のブログ記事で紹介しています↓

鶏肉はしっとりとしたゆで加減、胸肉を使っているのでさっぱりとしているのがうれしいところ。現地では、モモ肉や骨付きを使うことも多く、部位により好みは分かれるものと思います。

少ないながらもパクチーが添えられていて、懐かしさ倍増です。

チキンそのものにはほぼ味付けがされていませんので、3種類のソースを付けながらいただきます。左側から、甘いオイスターソースの「ダークソイソース」、甘みの中にびりりとした刺激の「チリソース」、生姜と酢の「ジンジャーソース」。

お勧めは、ダークソイソースの甘さとチリソースの辛みを組み合わせていただくもの。ピリッとした刺激のある甘醤油味が一番美味しい組み合わせと思っています。

ご飯は鶏だしで炊かれたピラフ、ジャスミンライスの良い香りもあいまって、シンガポールにいるような気持になります。

ご飯の炊き加減は少し硬め、パラリとした仕上がりは良かったのですが、個人的にはしっとりしていた方が好みです。

■ プラウンラクサ(720円)

ラクサもチキンライスと同様、シンガポールやマレーシアで広くみられる麺料理で、ココナッツミルクをベースに魚介類の出汁を効かせたもの。麺のほか、もやし、厚揚げ、ゆで卵、海老などの具材が乗っています。

スープの上に見える赤いオイルはチリ、スパイシーな辛みが特徴です。

この独特なお味のスープが夫婦の好み、粉末状にした魚介類がスープのベースになっているので少しどろっとしたもの、舌にざらつきが残るのですが、風味は抜群。日本ではなかなかお目にかからないお味のお料理、冬にはちょうどよいのですが、夏は汗が出てしまうのどの刺激があります。

スープが特に美味しく・・・家ではなかなか作れないお味、シンガポールへまた行きたくなってしまいました。

シンガポールでいただいたラクサは以前のブログ記事で紹介しています↓

東京に居ながらにして現地の味を楽しめるのは有難いこと。先日の香港土鍋炊き込みご飯に続き、シンガポールのチキンライスとラクサをいただけるのは、世界中の食が集まる東京ならではのこと。

当面は、現地の味を日本で楽しむしかありませんが、海外渡航が解禁されたら、手短に香港やシンガポール、タイへ行きたいと思っています。

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